SLN:blog*さんのところ経由。
Mingering Mike.仮想のレコードを「リリース」しつづけた男。1960年から70年にかけて、30を超える「架空のレコードレーベル」から、段ボールなどで制作した「架空のレコード」を100枚以上制作。それらはひっそりと制作され、身内以外にそのレコードの存在を教えることは無かった。
・・・!
音楽を志す人なら誰でも、自分の製作したアルバムを夢見ると思うのですが、通常なら自主制作とかの方面に向かうところを、段ボールでレコードを作るという発想は・・。
お子様のままごとじゃあるまいし。
だけど、彼が作り上げた「アルバム」や「シングル」は手作りながら本格的なもので、そのアートワークが、とても素晴らしい。C級ソウルとかに本当にありそう。
あまりによく出来ていて、却ってパラノイア的な空気を醸し出している。
公式サイトになるのかな?http://mingeringmike.com/でその「架空のレコード」のジャケットや音源を鑑賞できます。
更に、作品集として本にもまとめられているようです。
- 作者: Jane Livingston,Dori Hadar,Neil Strauss
- 出版社/メーカー: Princeton Architectural Press
- 発売日: 2007/03/29
- メディア: ペーパーバック
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SLN:blog*の記事では、
BibliOdysseyでは"Outsider Soul"というタイトルでMingering Mikeの作品群が紹介されているけど、確かに、Henry Dargerに代表されるような、もろにアウトサイダー・アートの文脈と一致する話。なんか線とかも似てるし。
とあるけど、たしかに描線だけでなく、作品からあふれ出てる(狂的な)熱情にも共通する部分があるような気がします。
追記:冬眠さんのところでも取り上げられていた。
http://d.hatena.ne.jp/woool/20070423#p1