古本屋街として知られる神田神保町。この街にかつてあった寄席や映画館を、現在によみがえらせるというコンセプトのプロジェクト。劇場と映画館を併設する。斜線制限が厳しい敷地条件の下、天空率計算の適用で最大限の容積を確保した。鉄筋コンクリート造の構造体を鉄板耐震壁となるコールテン鋼パネルで覆い、外装とした。鉄板耐震壁パネルと躯体との間には空気層と断熱材を挟み込み外断熱を実現、内側の厚みや仕上げを極力廃した。それぞれ異なった傾斜をもつ鉄板耐震壁パネルは、つなぎ目を樋や水切りとして、意匠とディテールを両立している。
発注者は小学館。オープンは6月予定だそう。
ううむ。
なんかね、青山のプラダのビルみたいならいいんだけど、浅草のフィリップ・スタルク設計のビル(別名うんこビル)みたいに、本来意図してなかった愛され方になるような予感。