iTMSからのお知らせで、こんなコンピ盤が発売されていたのを知りました。
Good God: A Gospel Funk Hymnal
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Numero
- 発売日: 2006/08/29
- メディア: CD
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NUMEROの新作「GOOD GOD! A GOSPEL FUNK HYMNAL」。コレ股、凄いトコロをツイてキタ、ゴスペル・ファンク。もう誰もついてこれないんじゃぁないかな...と心配したくなるようなディープなディギン・ワールドを展開ッ!
まあ、元々ゴスペルはダンスミュージックと親和性が非常に高いのは当然なわけですし、これだけ凄い「どファンク」なゴスペルがあっても全然不思議ではない。
あと個人的にはゴスペル・ディープ・ハウスも、なんというかとても「くる」ものがあります。"Body & Soul"に収録されてるUnderground Ministries "I Shall Not Be Moved"とか、何度聴いてもぐわぁ〜っときますもん。
・・・にもかかわらず、「ゴスペル・ディスコ」というのはどうも黒歴史なのかもしれない。そんな気がするのです。
そう思うきっかけになったのが、老舗ゴスペル・グループMighty Clouds of Joyの大ヒット曲"Mighty High"で。
↓こんな曲。
この曲すごく好きだったし、ロフト・クラシックスでもあるということで、収録されているCDでも買おうかな・・・としたら全然ない。彼らのベスト盤のどれをみても、全く収録されている様子がない。もちろんオリジナル盤はCD化されてない。
ようやく見つけたのがRhinoのありがちコンピにかろうじて収録されていました。
- アーティスト: Billboard Top Dance Hits
- 出版社/メーカー: Rhino
- 発売日: 1992/02/25
- メディア: CD
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・・と、ここで思い起こされたのがRance Allen Group。
マイゼル兄弟のSky High Productionsが好きな人ならばお分かりかと思うのですが、彼ら兄弟のプロデュースしたアルバム"Say My Friend"は、これまた入手がめちゃくちゃ難しい。"Reason to survive"がいくつかのコンピに収録されているくらいで、ランス・アレンの何枚も出ているベスト盤とかにも絶対に収録されてないんですよね。
なんでだろう・・と思ってたのですが。
日本でもディスコ・ブームの時には歌謡曲や演歌の大物さんが時流に乗ってか乗せられてかディスコに挑戦した珍曲が量産されて、その黒歴史は最近になってようやく紐解かれ始めたみたいですが、アメリカに住む黒人さんたちにとってゴスペルはある意味演歌みたいなものなのかもしれないし、さらに宗教的な歌でもあるわけだから、あの時代のやっちゃった感のある曲は封印しておきたいのかなぁと。
問題は同じダンスミュージックでもファンクはOK、ハウスもアリなのに、なんでディスコだけナシなのか?う〜〜ん・・
あ、ちなみに画像はそのものズバリ、「ハレルヤ・ディスコ」というアルバム。なかなか素敵な曲揃いなんだけど、やっぱり全体を覆う「やっちゃったオーラ」はいかんともしがたいかも。