まだ中南米音楽を聴き始めてそんなに経っていないので、詳しい人からすれば鼻で笑われそうですが、自分としてはなかなか素敵なと思えるコンピ盤をいくつか。
- アーティスト: オムニバス,ミルトン・バナナ・トリオ,エルザ・ソアレス,ジョージ・シアリング,リリオ・パニカリ,クレア・フィッシャー,イザウーラ・ガルシア,ギターズ・アンリミテッド,エミール・デオダート,ノルマ・ベンジェル,キャノンボール・アダレイ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/08/21
- メディア: CD
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タイトルが「ボサノヴァ」。本当に売る気あんの?とききたいコンピ盤です。ジャケット写真もおざなりです。だけど選曲はかなりマニアック。Guitars Unlimitedの演奏を2曲ももってくるとは・・・。他にもホベルト・メネスカルの「イパネマの娘」やシルヴィア・テリス「ジンジ」など、超メジャーではないけれど素敵なアーチストの曲が多数収録されています。
- アーティスト: オムニバス,ウィルソン・シモナール,エルザ・ソアレス,エリー・アルコヴェルヂ,オルランヂーヴォ,ジョアン・ロベルト・ケリー,ジョイス,トニーニョ・オルタ,ヴィヴァ・ヴォス,エリス・レジーナ,ジョアン・ドナート
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/04/11
- メディア: CD
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メジャーなCDショップではよく目にするボサノヴァ入門用コンピですが、意外とマニアックなセレクトだったりします。アーチストはメジャーなのですが、わりと隠れ名曲を選んでいる。
ジョアン・ドナートの「ア・ハン(The Frog)」は"A Bad Donato"とは別のスキャット・バージョン(こちらがオリジナルか?)、マルコス・ヴァーリは「フラメンゴ・アテ・モヘール」、ミルトン・ナシメントは「マリンボンドのサーカス」と、かなーり渋い。
東芝EMIはオデオン音源持ってるから強いですよね。
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Discmedi Blau
- 発売日: 2004/09/07
- メディア: CD
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2枚組廉価コンピ盤で、Amazonには曲名も書いてないし、このジャケだし、普通食指が伸びないでしょうけど、これがかなりすごい。
曲名と試聴サンプルは→こちら
特筆すべきはZimbo Trioの"Tristeza"!
Zimbo Trioの既発CDにはほとんど収録されていないのですが、数多ある"Tristeza"演奏の中でも白眉といえる名演です。
他に「イパネマ」はここではヴィニシウス・ヂ・モライス、"Mas Que Nada"と"Saudade Da Bahia"という大名曲をMaria Creuzaのバージョンで収録・・・とよくあるコンピとは一線を画してます。
上にあげたCDですが、「ボサノヴァを聴きたいんだけど・・・」という人向けというよりも、「ボサノヴァ?どれも似たような曲だしギター一本で鼻歌みたいな歌で・・・」とか思っている人がためしに聴いてみるといいかもしれない。
「ボサ・ノヴァ」というより「サンバ」ですね。その奥深さに気づくと、ずぶずぶハマりますよぉ。
自分もその一端にちょっと触れただけですが、あまりの深さにかなりビビってますから。