奈良原一高「時空の鏡:シンクロニシティ」展
東京都写真美術館で2004年5月22日(土)〜7月11日(日) 。
(作家インタビュー記事→http://www.syabi.com/topics/t_narahara.html)
自分の中では奈良原さんのイメージは、研ぎ澄まされたスタイリッシュな
空間構成をベースにしながらも、植田正治みたいに(ユーモラスではあっても)
ストイックな表現よりはもう少しポップでカラフルな世界。
あとは、鮮烈で斬新なアイデア。とても好きな作家さんの一人です。
初の回顧展とは意外な気がしますが、日本で写真の評価が一般に知れ渡ってきたのは
ここ数年で、それもHIROMIX以降のガール・フォトグラファーに大きく偏っていることを考えれば、
この展覧会はかなり貴重なものになる気がします。
写美も、TVゲームとか萌えアニメとかの企画展もいいけれど、
そっち方面は集金マシーンと割り切って、そこで稼いだお金で
やっぱりこっちの本業の方で頑張って欲しい。