タワーレコード株式会社(代表取締役社長森脇明夫、本社東京都品川区、以下タワーレコード)と株式会社パルコ(代表執行役社長伊東勇、本社東京都豊島区、以下パルコ)とは、パルコの100%子会社である株式会社ウェィヴ(代表取締役社長望月威志、本社東京都渋谷区、以下WAVE)の発行済株式の全株式及び貸付債権をタワーレコードが譲受け、タワーレコードはパルコに対して譲受け価額と同等額の第三者割当増資を行うことにより、資本提携することについて、基本合意致しましたのでお知らせいたします。
ううむ・・・・
感慨深いというか、とうとう・・・・
今はタワレコの傘下に入ったということでしょうが、実質上吸収合併で、
WAVEとしての文化発信はもうできないでしょう。
オープンしたての六本木WAVEに初めて行ったとき、それまでの幼く無知な自分の世界が
一気にぱあぁっと広がった気がしたものです。
PVジュークボックス、現代音楽、現代美術、フリージャズ、民族音楽・・・・
背伸びして観たレイトショーの前衛映画。
めちゃめちゃ大きな影響をうけました。
今の渋谷ロフト1Fにあった渋谷WAVEも、CDの陳列棚に手書きポップという
今では当たり前の手法をいちばん早く積極的に取り入れていて、ものめずらしさもあって
一枚一枚真剣に読んでいたものでした・・・・・。
その後同じ建物の5Fに移ったときも、テクノとコラージュ系については最強の
品揃えだったのですが。
それだけに、最近の元気の無さはほんとうに寂しかったのですが。
六本木WAVEも少し前に六本木ヒルズになってしまいましたし。
そして今回の発表。
ある意味、「精神的な故郷」がダムに沈んだような気持ちです。
冷静に考えれば、タワレコは基本的にターミナル立地で大規模展開でしか
出店しないけれど、最近のWAVEは中〜小規模の展開がほとんどだった。
そこで品揃えとかを明確に分けて、WAVE業態でタワレコが出店できないような
地方都市へも攻勢をかける、ということなんでしょう。