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 デビルマン・コンプレックス


北村薫の「盤上の敵」を、今頃になって読みましたよ。
きっかけは、「朝霧」が文庫本になったので、
じゃあついでに買ってみよう的な軽い気持ちで。
(※以下に一部重要なネタバレ含みます)




話はとびますが、彼女が電車.男さんの話にいたく感じ入って、
盛んに読め読めというので読みました。恥ずかしながら最近の2chは
「懐かし漫画板」「おもちゃ板」くらいしか見ないので、
この話題で盛り上がっていることも彼女から聞くまで知らなかったのです。
で、読んでみて思ったのですが。


2chでの続き物ストーリーで自分が一番衝撃を受けたのはアダルト板(?)の
「婚約者M子」というネタなのですが、それも2ch内で読んだわけでなく
どこかのコピペサイトで出会ったのですが、これは本当にショッキング
でしたね・・・。おそらく創作ネタなのでしょうが、そう思っていても
猛烈に鬱になりました。
電車.男さんの話が「陽」とするならば、M子の話は「陰」。
その思いに引きずられて、どうしても「陽」に快哉叫ぶことができない
自分がいました。



話はとびますが、先日起きた、小学生による悲惨な事件。
会社の同僚が、突然「大変なことだよね〜」と話しかけてきて、最後には
「嫌な世の中だねぇ」ということでおしまいになったのですが。
仕事上の雑談レベルではそんなものなのでしょうが、自分の中では
そんなに簡単に茶飲み話で終わらせられる話ではなく。




・・・話が飛びとびになってすみません。
上に書いた、ここ最近自分の周りに起きたいくつかの出来事のそれぞれで
自分が抱え込み、考え込んでしまっていること、それは、


目に見えない、しかし絶対的な力で襲ってくる「悪意」に対して戦いを選択した時、
弱く無垢な存在はいかにして
「怪物」に成り得るかということ。



それを考えてたら、眠れなくなってしまった。
空が白み始めています。



追記:朝になって文章読み返していたら、重要なことを落としていた。
私は件の悲惨な事件について、被害者=悪とは全く考えていません。
でも上の文章だけを読むと、そう読めてしまう可能性があった。
それは違います。
もうひとつ大事なこと、それは
目に見えない「悪意」が、看過すべきものか、忍従すべきものか、
戦いを挑むべきものなのかを決めるのは、「悪意」の多寡ではなく
「弱く無垢な存在」の意識にゆだねられている、ということ。


「怪物」になってしまうプロセスのどこかで、それを止めることは
可能かもしれませんが、最後のスイッチを押すのが何か、について
第三者が介在する余地はありません。


それでは、「怪物」となってしまった存在は、どうなるのか?
「怪物」は重く苦しいカタルシスを得た後、どこへ行くのか?




盤上の敵の主人公は、「どんな神にも許される筈」と考え、
M子の物語の語り手は癒しがたい自己嫌悪に陥り、
小学生の女の子は「少年法」という極めて曖昧な法律に身をゆだねることになる。
ビートルズじゃないけれど、"No one was saved."
誰も救われていないのではないか?とても暗い気持ちになります。