4月7日、首都圏関西圏を中心に、今回のウイルス禍による緊急事態宣言が発令されました。
内容としては、人が集まるような施設は営業を自粛してね、というのと、出歩かないでね、という、若干ふわっとしたもの。なんか、状況見てると、国としてはできるだけ経済が停滞しないように自粛は最小限にしたい、都としては今が踏ん張り時、できるだけ自粛の範囲を広げたい、ということで綱引きがあったみたいなんですが、結局国が押し切られた形。の模様。
ともあれ、人によって解釈に幅が出る感じの自粛要請、どうにも困っちゃいますよね。
そりゃ一歩も外に出ないのがベストなんでしょうけど、みんなが引きこもって経済がストップした場合の補償は国は考えてません、っていうし、となれば生きるために営業せざるを得ないお店も出てきますよね。
とりあえず自分としては、不安の中頑張って営業を続けているお店を応援していく、それだけだなーと思って。公共交通機関に乗って遠路はるばる・・は難しいにしても、徒歩で行かれる範囲は息抜きの散歩がてらお買い物していこうかと。
・・と前置きが長くなりましたが、緊急事態宣言前後の甘いもの記、記事にしてみたいと思います。
6日は自宅から徒歩30分ちょい、溜池山王に来ました。
パスカル・ル・ガック東京のブティックですね。
パスカル・ル・ガック、去年「花ひらくパフェ」という贅の極みのようなパフェを提供開始してスイーツ好きの話題をかっさらいましたが、今年はパフェだけじゃなく、そのパフェをガトーに仕立てた「フルーリー」も発売するとのこと。
あの豪華なパフェをケーキにするってどういうこと?これは買わねば!と思ってたら、インスタでアントルメバージョンもありますよ!用意しますよ!ということで。お取り置きをお願いして、お昼すぎに徒歩でお伺いした次第。
この日の時点では、まだパフェの提供もやってたんですよねー。
でもその後パフェ提供中止→臨時休業・・ということで、今はお店お休みしています。
このままだといちごの季節終わっちゃうかも・・でも、他のフルーツのパフェも去年出てたので、今年はお店再開したらどんなパフェが出てくるか、楽しみですよね!
ということで、パスカル・ル・ガックの花ひらくパフェのガトー版のアントルメ版、フルーリーフレーズはこんな感じです!
きれい!ツヤツヤしてる!キラキラしてる!
チョコで花ひらく花弁もちゃんと作ってあるし。
上から見ると、こんな。
いやー、見とれちゃいますね・・
これ切るのすごくもったいないー!と思ったけど切りました。
ものすごい多層構造!
ただ、この多層構造、それぞれの層ごとの接着が弱くて、なだれ起こしやすい。
特に表面のホワイトチョコレートの殻が厚いので、うまく切らないとバラバラになります。
この多層構造のケーキですが、基本としてはいちごとピスタチオ。そしてライチのジュレが。
食べてみると、もちろんいちごが主役なのですが、思ったよりライチ。そしてかなりピスタチオ。
ピスタチオは一番下にローストして固めたピスタチオがどっしりあるので、軽い塩気もあって豆豆しさが強烈。
この強いピスタチオに、果実味あふれるいちごのジュレがさっぱりとしていてよく合う合う。
フレッシュのいちごは使用量少ないのですが、いちごのジュレはほんとたっぷりで、より凝縮されたいちご感がありますね。
このあたりは、フレッシュな印象のパフェとまた違ったおもむきで、さらにアントルメということでボリューム感もあって、豪華極まる!という。
このケーキ自体は通年販売のようなので、もし興味がありましたら、営業再開後に買ってみてはいかがでしょうか?
値段はちょっとしますが、それ以上に気持ちが高揚しますよ!とにかく美しくて!
7日は、ほんとに近所、カフェミクニズにちょこっと顔を出してきました。
というのも、浅井シェフがインスタで「カヌレ作りました!自信作です!」というのを流していて。
せっかくだから買ってみようかと。
他にも焼き菓子などを購入、今回はこんなラインナップ。
カヌレ、プチサイズなんですね。一口サイズ。
でも表面はガリッと固いし、中はむっちり、ラム酒の香り濃厚で、すごく美味しいカヌレ。
3個なんてあっという間ですよ。
あー、美味しかった・・けど普通サイズのカヌレだったらもっと良かったかなー・・・
やっぱりプチサイズだと表面の割合が多くなって、中のむちむちっとした生地がちょっと足りない。あのむちむち感が好きなので・・
あとは、マドレーヌは安定の美味しさ、フロランタンがカリッカリで美味しかったなー。
カフェミクニズ、焼き菓子はショーケースの上にさりげなく置いてあるけど、めっちゃクオリティ高いのです。うふふ。
9日は、お取り寄せしてたスイーツが届きました。
その名も「Butters」の「クラフトバターケーキ」!
Buttersという、ベタ過ぎるブランド名は、アイスクリームの「ヒオアイス」さんが立ち上げた、バターを大事にしたいスイーツブランド、ということで。
ヒオアイス、今年のバレンタインに松屋銀座のバレンタインイベント会場でパフェ食べたのですがすごく美味しくて。それ以来気になってたのですが、なぜかアイスじゃなくて焼き菓子始めます、ついては大丸東京でお披露目ポップアップショップやります、というのは知ってて。行かれたら行こうかなーと思ってたら、例によって直前に中止・・大々的に売り出そうと思ってた在庫が・・どうしよ・・ということで、賞味期限の短い製品をオンライン販売してたので、買ってみたのです。
一応こんなペーパーが入ってました。
箱の中はこんな。
開けてみました。
このクラフトバターケーキというのは、なんでも、上部がフィナンシェ、下部がガレットブルトンヌ、というハイブリッド。そして中央にはミルクジャムを入れた、というスイーツらしく。
食べてみましたが、これはなかなか美味しいんじゃない?
確かに、バターバターバターうるさく言うだけあって、クラフトバターを使った生地は香りよし。粉もいい材料使ってる感あります。焼きは軽めだけど生焼けということもなく、よく出来てる。大きさは小さめなので、安いものではないけど、自分は好感持ちました。伊勢丹で大行列できてるフィナンシェや、池袋西武で大行列できてるチューリップケーキや、日本橋高島屋で大行列できてるドライいちごスイーツ・・よりはだいぶいい。ほんとは東京みやげのメッカ大丸東京で期間限定ショップを展開して、人気をブーストして・・という目論見だったのでしょうけど、それは叶いませんでした、が、このぐらい丁寧に作られたスイーツなら手土産にはいいんじゃないでしょうか。
10日は、2日連続でスイーツが届きました。
今日は、先日ネット通販してたパクタージュの、恒例アニョーパスカルちゃんですよ!
そして、それだけでは寂しいのでケークもたのんでました。
じゃん!
ステキねー!!
パクタージュさんのアニョーパスカルは、とにかく生地のしっとり感が尋常じゃない。
口溶けの良さ、香りの良さ、じんわりと染みる美味しさ・・もう虜になります。
そして、今年はさらにアーモンドなどに改良を加え、さらにさらに美味しくなった、とのこと。
これはもう、期待しかないですね!
ワクワクしながら切ってみます。
うわー、この焼色!もうこれだけで絶対ですね!
食べてみました。
あー、やっぱり美味しい!すごく美味しい!
アニョーパスカルにはありえないレベルの生地のしっとり具合、そしてアーモンドの香りの良いこと!ちょっと杏仁っぽい香りもあります。そして、よく焼けなのでちょっと人形焼の皮のような、糖分が焼けた香ばしさも。
これは、いろんな飲み物試してみましたが、ベストカップリングは牛乳!
たまりません・・・
そして、こちらがケークショコラプリュノー。
真っ黒です!
上に乗ってるのはセミドライのプラム。
断面はこんな。
中にもプラム入ってますね。
こちらは、口に入れた瞬間からアルマニャックブランデーのむせるような強い香りが。
アルコールの揮発性の香りとともに、ブランデー独特の甘い香りも。
生地はこちらはしっとりしつつもどっしりと重くて、チョコのビタースイートな美味しさと、プラムの重い甘さが、大人びた美味しさですね。これは牛乳よりもお酒が合いそう。夜に食べたいケークですね。
パクタージュさん、楽しみにしてた周年記念祭が延期になってしまい、場所柄なかなかお邪魔するのも難しい状況ですが、こうしてオンライン販売でアニョーパスカル食べることが出来て幸せでした!落ち着いたら必ずお伺いしますからね!
そして今日。
昨日は大雨で寒くて、鬱々としてたのですが、今日は晴れ!くさっていられない!
ということで、朝フルーツパーラーフクナガに電話して。
今フクナガさんもイートインは全部おやすみ。電話予約限定でサンドイッチやアイスなどを、すぐ食べることを条件にテイクアウト販売しているのです。
これはもう応援するしかないですよね!そして自分、なんとフクナガさんのフルーツサンドを食べたことがなかった!だってそりゃ毎回パフェになっちゃいますよ。パフェ美味しいもん。
でも、今回はフルーツサンド、ということで、いちごとミックスフルーツのハーフ&ハーフを予約しておきました。
で、せっかくフクナガさんまで行くなら、ちょっと足をのばして・・ということで、久々来ました曙橋。
ラ・ヴィ・ドゥースの本店ですよー!
お店はドアを開けっ放し、カフェも営業休止でしたが、ケーキはいっぱい並んでました。
なんかこう、当たり前の光景がこんなにも輝いて見えるんだ・・と、感謝の気持になりましたね。ショーケース見て。
そして、ショーケースの上には、ここでもアニョーパスカルちゃんが。ラ・ヴィ・ドゥースの羊さんははじめて。買ってみよう。
ということで、軽めに色々購入。
帰りにフクナガにも寄って
無事フルーツサンドゲット。
なんと、おまけもいただきました。柿のシャーベット。
こちらが、フルーツパーラーフクナガのフルーツサンドですよー!
シンプルですねー。この素朴さがこのお店らしくてステキ。
いちごばっかりサンド。
シンプルに、美味しいいちごをあっさり生クリームと食パンで食べる。それだけ。なんだけど美味しいなー。しみじみ美味しい。
そして、こっちがいろいろフルーツサンド。
こっちは多彩なフルーツがたっぷり入ってて、甘かったり酸っぱかったり、大忙し。
ベースはやっぱりシンプルに生クリームと食パンだけ。
まあ、家でも作れるといえば作れるのですが、これだけ美味しいフルーツを揃えることを考えれば、ぜんぜん高くないし、ありがたいですよ。美味しかった。
ちなみに、こちらが柿シャーベット。
おそらく去年の柿パフェのあまりなんだろうけど、なんか嬉しいね。柿の風味しっかり残ったねっとりとしたシャーベットでした。
そしてラ・ヴィ・ドゥースのアニョーパスカルちゃん!
原材料表示がいさぎよい!
袋から取り出しますよ・・
こちらも焼き色しっかりだ!焦げ茶色。
切ってみました。
食べてみると、やっぱりパクタージュさんのものとはだいぶ違って、こちらの羊は、アーモンドの香ばしさ、そしてバターの香りが充満する。バターすごいな。焼いたバターのいい香り。
生地の食感はじゃっかんもっそり。アーモンドの粉が少し口に残る感じ。でもいいアーモンドなので嫌な感じはありません。生地のしっとり感でいえばパクタージュのほうが。ラ・ヴィ・ドゥースのは全体的にワイルドですね。いい意味で大味。つまりはシンプル。
やー、やっぱり同じアニョーパスカルでもここまで違うんですねー。面白い。
ラ・ヴィ・ドゥースのケーキ、他には、シブーストオランジュ。
断面はこんな。
パリンと飴を割って、ふんわり甘いシブーストクリームと、甘酸っぱいオレンジのクリーム。中にはオレンジの果肉も入って、シブーストにしてはかなりさっぱりと食べられる。美味しいです。
とちおとめタルト。
いちご過積載だけど、それ以上に生クリーム、カスタードクリーム、クレームダマンドが分厚くて、めっちゃ満艦飾感ある。酸味の強いいちごに甘いクリームたちがたっぷりとした食べごたえを。
レ・ダマンド。
これは、アーモンドミルクとラズベリーのケーキだそう。
断面はこんな。
アーモンドミルクのムースは、やはり独特の杏仁香とミルキーな風味。そこにラズベリーの強い酸味が加わり、独特の世界観。ちょっとエキゾチック。美味しいし面白い。
最後はバナーヌ。
断面。
このケーキは、中央に完熟バナナ、その周囲をチョコムースとチョコガナッシュが覆う構成。要はチョコバナナなんだけど、バナナのクオリティと軽めのチョコレートの美味しさ、そして土台がドライフルーツやライスパフの入った生地で、アクセントにもなって美味しいです。
・・・ということで、ここ1週間、世間は激動の毎日ですが、浮足立ってもしかたない。
自分にできることは限られていますが、できる範囲でできることを、最良の生活を模索していく、そして推しには課金を!という、それの繰り返しですね。
この状態はもうしばらく続きそうですし、長期戦が予想されます。そうなると、緊張しっぱなしではもたないです。うまく弛緩する場を持たないと。散歩が認められているのはその意味もあるわけですし。外をうろつかない、というのは大事なことですが、晴れた日は近所を散歩する、ぐらいの精神的余裕は持っても罪にはならないですよ。そして美味しいスイーツはネットでも購入できます。今日はシャンドワゾーがオンラインショップオープンしてました。与えられたシチュエーションを最大限活かして、適度に緩みながら、やり過ごしていきましょう!