こんにちは。
外の世界ではそろそろ桜の散りはじめ、いよいよ本格的な春の訪れ。
とはいえ三寒四温な日々が続いてますが。
それにしても、この暗い世相、ほとほと堪えますねー。
誰が悪いわけでもないので、当たり散らしてもしかたないし。
自分も、そう精神が強いわけではないので、ぐらつくこともあります。
でも、冷静に冷静に・・理性的に理性的に・・と言い聞かせて、
あとは、楽しいことをいっぱい考えて過ごそう!と思ってます。
そして・・最高の精神安定剤となっているのが
美味しいケーキ!
なもんで、ここのところケーキ買う頻度が高まってる気が。
ここしばらくの食べたケーキ記録していこうかと。
3月の28・29日は都内に外出自粛の要請が出て、その影響もあって多くの商業施設が休業しました。
なので自分はカフェミクニズに行ったのですが・・
そして、明けて30日は、土日休業だったアトレ四谷のラ・プレシューズへ。
ラ・プレシューズ、この春も美味しそうな新作いくつも出していて。チェックしていたのです。
そんなステキケーキからいくつか選んで買ってきました。
レヴリ。
地味な見かけだけど、ケーキ好きならただならぬ気配を感じるはず。
このケーキは、生姜とライムのケーキ。
食べてみると、まずはアーモンド生地のどっしりした重さと香りの良さが。その次に生姜のピリッとした(そこまで強くないです)軽い刺激が。最後にライムの皮の香りが。
全体的にはアーモンドの香りが強い、重めのケーキなのですが、生姜とライムで軽さが出ていて、すごく美味しいです。
キャラバン。
これも見るからに地味で美味しそうですよねー。
このケーキは、キャラメル・バニラ・チョコ・バナナ・スパイス・ピーカンナッツの組み合わせ。
要素は多様ですけど、どのパーツを取ってもマリアージュとしては鉄板の、間違いのない組み合わせ。全体のトーンとしてはキャラメルとバナナが強めで、そこにチョコとスパイス、という感じかな。複雑ながらスッキリとした美味しさ。素晴らしいです。
シャルム。
これは、ピスタチオですねー。断面。
ピスタチオのムースは、しっかりピスタチオの風味が出てる。豆くささはそこまでではないけど、香ばしさは十分。中のジュレはいちごとラズベリーかな?けっこう酸味があって、まったりとしたピスタチオに対して絶妙なさわやかさを。これも細かいところまで作り込まれた美味しいケーキ。
最後はサンミッシェル。
グラサージュが美しい!断面。
このケーキは、ミルクチョコ、ビターチョコ、ホワイトチョコのトロワショコラというやつですな。
主体はミルクチョコ。まろやかで甘くて美味しい。そこにビターチョコのほろ苦さが加わり、ホワイトチョコのまろやかさが加わり、多層的なチョコの美味しさが。
とろとろねっとりとした食感も官能的ですごくいい。
・・・ということで、ラ・プレシューズのケーキ、どれもすごくいい!
前にも書いたように、ラ・プレシューズ、数年前に見違えるほど垢抜けて、それ以降ずっと快進撃なんですよね。全然侮れない。でも、地元あるあるで、いつでも買えると思うと意外と買わないという。まあ見た感じ経営的には問題ないように見えるけど、応援は欠かさないようにしないとですねー。特に今はイートインが厳しい状況だから、テイクアウトで応援しないと。かもです。
4月1日は、新宿伊勢丹に行ってきました。
3月31日に、伊勢丹マ・パティスリーの跡地に新規オープンしたブランド「ポモロジー(POMOLOGY)」をチェックしに。
このポモロジーというお店、コンセプトとしてはフルーツ!旬のフルーツを贅沢に使ったケーキと、フルーツを使った焼き菓子などを、有名デザイナーがデザインしたオシャレなパッケージでお届け・・というものらしい。
なーあんか、色々透けて見える気がしますが、食べずに批判するのは違うと思うので、まずはお試しで食べてみないと・・ということで。
行ってみると、マパテの跡地、広いスペースをぐるりと4面ショーケースが取り囲む形。
1面は生ケーキ、1面は焼き菓子、1面はクッキー、とか、そんな感じです。
生ケーキのショーケース、写真撮影許可もらったので撮ってきました。
基本構造としては、3種類のフルーツ、今回は紅ほっぺ、清見オレンジ、クラウンメロンの3種類のそれぞれに、タルトとショートケーキを展開。これが基本のようです。あとは、パブロバがあるらしいのですが、それは午後3時からとのことで、自分が行った時は置いてなかったです。
あとは、チーズケーキとアップルパイがありました。
とりあえず、よくわからないのでいちごのショートケーキとチーズケーキを購入。
あとは、缶がオシャレなクッキーを1缶買いました。
手提げ袋も可愛い。
まあ、可愛いのもいいけど、味はどうなの?ということで、食べてみました。
まずは「紅ほっぺのPOMOLOGY」というケーキ。
まあ、ショートケーキですよね。
切ってみました。
とりあえず、サイズが大きい。1.5人前な感じです。
そして、味は、ごくごくごくごく普通のショートケーキ。まずくはないけど・・上中下で言えば、中の下?ぐらい。肝心のいちごがそこまで美味しくないのと、生クリームもそこまで美味しくないのと、ご自慢のシフォンケーキのようなスポンジ?がそこまで美味しくないのと、中央のコンフィチュールがそこまで美味しくないのと・・で、まあ、美味しくもないまずくもないという、虚無な感じ。インスタ映えは激しく映えるとは思う。
そして、「5種のドライフルーツのレアチーズケーキ」。
これもでかいんですよとにかく。
切ってみるとこんな感じ。
ドライフルーツはふんだんに入ってて、普通に美味しい。チーズ部分は美味しいとは思うんだけど、この量食べると正直飽きる、かなー。こちらは中の上ぐらいな感じ。もう少しベイクドを重ねるとか、スパイスを効かせるとか、飽きさせない工夫があってほしかったかも。
クッキー缶はこんな感じで、すごく可愛い。
これはいちじくアソートなのですね。
中身は
ドライフィグ練り込みクッキーとプレーンのクッキーといちじくジャムのクッキーの3種類。
これは、かなりキツいものがありました。好きな人は好きかも・・自分は苦手なタイプ。
分かる人は「美味しくないタイプのヴィーガンクッキー」と思ってくれれば大体のイメージは掴めるかと。このクッキー自体はヴィーガンじゃないと思うのですが、すごくそんな雰囲気がある。
缶は可愛い。
・・・ということです。ポモロジー、「まったく伊勢丹は何を考えてるのかわからん!」というこはなく、むしろわかり易すぎて辛いものがある。マパテと比べた時の志の差よ・・
おそらくメディアを絡めた行列戦略を練ってるものと思われるので、興味のある方はお早めに。
そして、今日!
今日は久しぶりにパティシエシマに行ってきました。
というのも、インスタの投稿で、すごく美味しそうなポワソンダブリルを紹介してて。
これは!すごく美味しそう!可愛い!買いたい!ということで。
で、朝起きて、電話かけてお取り置きしてもらって、家からトコトコと麹町に向けて徒歩で。
時計で時間測ったら、家からパティシエシマまで約20分。
ほんと四谷は恵まれた場所だーと思いながら、20分かけて帰ってきました。
こちらが、箱。ステキ。捨てるのが惜しい・・
さて、開けますよー!
キャー!!
すごくない?すごくない?
これインスタで見て、惚れてしまったのです。
お魚の鱗の美しさよ・・
このところ日本とフランスのパティスリーのポワソンダブリルいっぱい見ましたが、その中でもかなり素晴らしい出来!と言っていいかと。
上から見てみると
いちごのアップ!
たまらんですなー。
これ、切るの勇気いったけど、切ってみました。
中にはコンフィチュールが。
食べてみましたが、パイはパリッとして破片が飛び散るタイプ。すごくいい。
いちごはフレッシュ!甘くてみずみずしくて、すごくいい。
コンフィチュールも、先日のポモロジーのショートケーキに挟まってたものとは別物。しっかり煮詰めてあって濃厚なジャム!という美味しさ。
いやー、幸せ。4月の楽しみ、心ゆくまで味わえました。
目にも舌にも、そしてそれ以上に心に沁みました・・
そんなわけで、ネットを見てると暗い気持ちにどうしてもなってしまいますが、自分自身はのほほんと暮らしています。
美味しいケーキと気持ちいい音楽があれば、なんとか暮らしていける。自分はね。
それも今後はどうなるかわからない状況だし。もしかしたら何日もケーキ食べられない時が来るかもしれない。覚悟はしておかなければいけない。そのためにも、そしてお店を開けているパティシエさんのためにも、無理のない範囲で美味しいケーキ、楽しみたいです。それさえあれば幸せはなくならないので!