Nyao's Funtime!!

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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


昨日の白金台ケーキツアーと、今日の翔んで埼玉ケーキツアーの記録!

今年3月は、なにかと忙しい日が多くて、
特に7日から15日にかけては、自分の中では滅多にない、怒涛の一週間となります。
7日は友人と鍋パ、8日はアートフェア東京でアート三昧、
そして、今日記録するのは昨日9日と今日10日の、2日連続ケーキツアーについて。
いやー、ケーキ食べました。歩きました。
では、どうぞ!


まず、3/9。
この日は、以前からパティスリーリョーコでフレジェをネット予約していました。
リョーコさんのケーキ、土曜日を狙っているのは、ケーキ詳しい方ならご存知かと思いますが、
ついでにアコテパティスリーに行って生ケーキ買えるか?どうか?という、目論見。

というのも、パティスリーリョーコと同じ白金台にあって、リョーコへ行く途中にあるアコテパティスリー、普段は焼き菓子しか売ってないのですが、土曜日の午後だけ、気まぐれで生ケーキ売ることあるのですね。
何が出るのか、そもそもやるのかどうかも、当日にならないとわからないのですが、
自分はこの前ツイッターで増沢シェフがフレジェ出します、というのを見て飛んでいってゲットしましたよ。
www.nyao.club
でも、今回はどうなんだろ・・・?

ワクワクしながら白金台に到着。
アコテに向かって、ちょうど3時に店舗に到着。
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そうしたら、先客がけっこういて、行列がちょっとできてました。
やっぱり、ホワイトデー近しなので、混むかもですねー。
これは見通しが甘かった。

で、アコテ、店が超狭いので、いっぺんに1人しか入れない。
ということもあり、なかなか自分の順番にならずに、ちょっとイラッときましたが、我慢我慢。
お店には、15:20頃入店できました。
今日販売の生ケーキは、「レモンのタルト」でした。
レモンのタルト、やっぱりこのお店らしく豪快な作り。
それを購入。
あと、友人へのホワイトデープレゼントの焼き菓子もいくつか購入。
そそくさとお店を出て、リョーコへ向かいます。
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到着したのは、15:30頃。
お店の外までは行列できてませんでしたが、店内にはずらりと人が並んでて。
ここでも、かなりの量のケーキやシュークリーム、焼き菓子を買う人が多く。
なかなか順番が回ってこない。
で、これは豆なのですが、リョーコさんのケーキ、フレジェやミルフィーユは待たされます。
ジャポネは比較的早く受け取れる。
今回は自分の後ろの人がジャポネだったりしたので、後ろの人からどんどん帰っていく。
我慢我慢。
でもって、ようやく自分のフレジェ、出来上がりが届きました。
お店出たのは、なんと16:30。
思わず帰りは、「ジョニーへの伝言」を口ずさんでました。
ジョニーが来たなら伝えてよ、1時間以上待ってたとー♪

そんなこんなで、ほうほうの体で帰宅。
疲れましたー。
でも!そんな疲労も、これ見たら吹き飛びますね!
じゃん!
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今年も買いました、パティスリーリョーコのフレジェ16cm!
これを見ると、めちゃ高い値段設定も、店舗での待ち時間も、全て報われる気がしますね。
上から撮ってみます。
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いちごのアップ。
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うー・・シズル感がたまらん。
フィルムをはがすと、こんな感じ。
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では、切ってみますよー!!
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相変わらず、いちごの量がものすごいことに。
リョーコのフレジェは、ムースリーヌの表面には縦割りのいちごがぐるっと、そして中には大きめにカットされたいちごがゴロゴロと。丸のままのいちごも含まれてるのかなー。とにかくいちご量がすごくて。
で、断面見ると、今回は中だけじゃなくて上部にかなりいちごがいっぱい敷き詰められている。
これは前どうだったかな?
そんな、狂気のいちごに対して、ムースリーヌは特徴的なまでに柔らかめ、カスタード感が強めです。
そして、これも前はどうだったかな?スポンジが少し厚め?それで、食感がもっちりとしてて、スポンジの存在感がやや強め。
表面のいちごのナパージュと、軽めのキルシュの香りが、気品を漂わせています。
やっぱり美味しい!
わっしわっしと食べていきます。
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16cmだと、食べごたえありますねー。やっぱり。
それに、今年のはさらにいちごやスポンジがしっかりと感じ取れるので、かなりお腹いっぱいになります。
でも、完食しましたけどね。


そんなわけで、フレジェを全部食べて、少し休憩の後、アコテのレモンのタルト、いきますよ!
これです!
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メレンゲもっこもこ!
すごいなーと思いながら食べたのですが・・
これ、すごいな!これ!
まず、表面のオレンジ色の、これ、ジャム?べとーっとしてて、で、何味なのかがよくわかんない。一応この部分だけなめてみたのですが、なんだろ、あんず?わかんないです。
そして、メレンゲは、弾力がすごくて、もちーっとしてる。甘さはそこまで強くないです。
そして、その下にはレモンのクリーム。これも、アコテとしては意外なほど?酸味キツくない。もちろん酸っぱいんだけど、そこまで強くない。もっちりメレンゲとよく合ってる。
タルト生地は、間違いのないよく焼け、ザックリで美味しい。
結局自分の舌ではオレンジ色の憎いやつの正体がわからなかったのですが、とてもとても特徴的なタルトシトロンでした。面白かった。



そして、明けて今日。
今日は、張り切って、埼玉の京浜東北線沿線にある名パティスリーをめぐるツアー敢行です!
目的は、14日に友人と約束しているホワイトデープレゼントお渡し会のための焼き菓子を買う、というミッション。
仲良し友人、毎年バレンタインデーに山程チョコレートくれるので、こちらとしても頑張らないと、ということで。
今年はどんなテーマにしようか悩んでたのですが、友人がロタンティックの焼き菓子食べたい!というので、じゃあ、今年は埼玉の名店を集めようかと。
そんなわけで、前日夜中まで起きてて朝超つらかったのですが、10時少し前にはさいたま新都心駅に到着。そこから・・
アングランパ!
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アカシエ!
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ポルトボヌール!
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ロタンティック!
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シャンドワゾー!
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・・と回ってきました。
疲労困憊。

途中で、アカシエの店内で偶然コメントをいつもくださるカズさんとばったり会ったり、ポルトボヌールではシェフから挨拶していただいたり、いろいろハプニングもありましたが、なんとかこなしました。

それで、本当ならすべてのお店で生ケーキも買いたい!というのが本音、ですが、さすがにそれは無理、ということで、今回はロタンティックとシャンドワゾーの2店だけ、生ケーキ購入しました。
結局なんだかんだで、家出たのは9時だったのですが、帰ってきたら14時でしたよ。
一息入れて、まずはシャンドワゾーのケーキから食べます!
まずは、ムラングシャンティ・ナチュール!
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シャンドワゾーについに!ムラングシャンティが登場です!
シャンドワゾーのムラングシャンティ、登場の経緯については村山シェフがインスタに投稿していたのですが、先日の伊勢丹マ・パティスリーの催事で限定で「メルヴェイユ」という、ベルギー風ムラングシャンティを販売したのですが、それ以来メレンゲ菓子っていいなーと思って、今メレンゲがマイブームなのだそう。その流れで、ムラングシャンティも作ってみようか、ということらしく。
ただ、シャンドワゾーの村山シェフのムラングシャンティ、ポルトボヌールのシェフ曰く「村シャン」、かなりシェフのきまぐれに左右されるようで、インスタに載ってたのはムラングシャンティピスターシュフレーズだったのですが、先日おざさとさんがゲットしたのはムラングシャンティキャラメルサレだそうで。
今日はどうなんだろ、果たして置いてあるのか?と、ショーケースを見たら、なかったんですよね。
で、ダメ元で店員さんに、ムラングシャンティ出てくる予定ありますか?と聞いたところ、
ナチュールなら5分程度で提供できます、ということで、そりゃもう待ちますよ!・・・という経緯で、なかば強引にゲットした村シャンなのです。
そんな経緯もあったムラングシャンティナチュール、とにかくデカい!そしてゴツい!でも、メレンゲも生クリームも絞りが優美なので、ちょっと古代ギリシャ・ローマ建築を思わせる、構造的なフォルムですね。
では、切ってみますよー・・・
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これ、切ってみたら、パーン!とメレンゲが崩壊、飛散してしまい、テーブルの上が大変なことになったのですが、なんとか断面を撮影成功。
で、この村シャンの味なのですが・・
まず、たっぷりの生クリーム、これがほぼ無糖。そして濃厚。この生クリームの甘くなさにビックリします。
それに対して、メレンゲはサクッと軽く、甘さも強烈ではないけどしっかり甘い。なので、甘くない生クリームと甘いメレンゲという、シンプルだけど最高の組み合わせが、実に見事。ボリュームもすごいので、1個食べただけで大満足。
これは、ムラングシャンティの新しい扉を開いた感ありますね。
正直、変化球ムラシャンも魅力的ですが、自分的には最初にベーシック、王道のムラシャンを食べることが出来て良かったかも。シンプル、王道、ストロングスタイル。村山シェフのムラシャンに対する基本姿勢が見えた気がします。
素晴らしい村シャンでした。


興奮冷めやらぬ中、次のケーキいきます。
次は、冬の間に食べておきたかったモンブランを。
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相変わらず絞りが素敵。
断面はこちら。
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シャンドワゾーのモンブランは、味の方も独特で、マロンクリームは和栗っぽいほくほく感と、洋栗っぽいねっとり感の両方が感じられる、独特の味わい。
そして、一粒栗も入っていて、さらに土台はメレンゲではなくタルトなんですよね。
自分はモンブランの土台はメレンゲがベスト派なのですが、それは、和栗ベースのモンブランだと特に、土台がタルトだとバターの香りが強く出て和栗の香りが飛ぶことがある、のがちょっと気になるので。
でも、ここのタルトはそこまでバター感強くないので、バランスを崩してはいない。美味しいです。でもメレンゲじゃない理由は多分村山シェフの中にしっかりあるんだろうけど、なんでなんだろうね?とは思います。


そして、シャンドワゾーで冬の間に食べておきたいケーキもう1つは、タルト・ポム。
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これ、ショーケースの上に置いてあって、プレートがなかったので、正式名称わかんないのですが、自分のブログの過去記事見る限りは多分タルト・ポムであってるのではないかと。
こちらのタルト・ポム、以前より若干色が薄くなった印象。
だけど、たべてみると、ほぼどろどろに溶けたりんごが、でもちょっとだけ果肉分を残していて、この塩梅がすごくいい。火の入り方がよくて、りんごの酸味、苦味、甘さが濃厚に伝わってくる。
下のタルトはパイ生地ベースで、パリッとしていて、分厚いクレームダマンドは、そこまで濃くはなくて、ボリュームすごいんだけど、意外とあっさり食べられる、タルトタタンと、アップルパイのいいとこ取りみたいなタルトです。美味しいですやっぱり。


そして、気になって買ってみたタルトバナーヌ。
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シャンドワゾーのケーキ食べたの全部覚えてないけど、バナナ、食べたことあったかなー????
そんな疑問符も持ちつつ食べてみたのですが、さすがに美味しいです。
バナナのケーキってすごく難しいというのは以前にも書きましたが、熟れてないと青臭い、熟れたら今度はエグみが出る、そして甘ったるくなったりもするし。
こちらのタルトは、バナナがちょうどいい熟し具合。青くもないし、熟れ過ぎでもない。
しっかり果肉の弾力が残ってる。
甘さも、甘ったるくはなくて、適度な甘み。
それが、クレームダマンドのまったりした甘さとよく合って、すごく美味しい。
そして、シンプルなようでいて、隠し味的にココナッツ使ってたり、端にカリッとしたアーモンドスライスを載せたり、けっこう手が込んでる。
さすがだなー・・・




ということで、シャンドワゾーのケーキは以上!
ムラシャン食べられたのは大きかった!


そして、ロタンティックのケーキ、いきます!
まずはフレジェから。
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ロタンティックのフレジェ、食べたことあったかなー?
どんなだろ?
と思って食べてみたのですが・・
おー!
ここのフレジェ、ムースリーヌがぬとーっとしてる。粘度がすごく高い。
そして、甘さが練乳のよう。
スポンジはかなり厚めで、存在感ある。
それに対していちごは大きめでジューシーなのがたっぷり。
甘さとさわやかさのバランスがいいです。全体的にはかなり甘めの作りですが、コントラストがきいてる。
美味しいです。


次に、タルトグロゼイユ。
タルトグロゼイユといえばブロンディールの名物ですが・・
ロタンティックのはこんなでした。
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なんか、すごいぞこれ!
グロゼイユの量がちょっとすごいことに。
こぼれんばかりのグロゼイユが、ジュレで固めてあるのですよこれ。
切ってみると・・
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グロゼイユが襲ってくる感あります。
食べてみると、見た目通りグロゼイユが口の中いっぱいに広がります。
グロゼイユ、ブロンディールのがすごく質の良いものを使ってると思われるのですが、ロタンティックのも、酸味は強いんだけど、ツーンと来るほどではなく、適度な酸味が心地よい。美味しいグロゼイユです。
そして、噛むと、グロゼイユの皮が破れて中から果汁が飛び出す。
プチプチとしていて、まるで「いくら」を食べている時のような気持ちよさ。
そして、下のクレームダマンドのもったりした甘さが、強い酸味を包み込んで、タルトとして完成させている。
いやー、これはブロンディールに負けず劣らずですね。素晴らしいです。


そして、アカシエの店内でカズさんに絶対食べて!と念押しされたフォレノワール。
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こちらのフォレノワール、作りとしては正統派。
チョコのムースはかなりビターでカカオの香りが強くて、でもガナッシュではないふんわりムースなので、そこまで重くはない。
そして、ムースの中にたっぷり入ったチェリーは、キルシュガンガンに効いていて、ちょっと酔いそうなほど。酸味もしっかり。
自分はフォレノワールはチェリーの存在感がないとダメ!と思ってるので、このフォレノワールはかなり好きですね。正統派だけどクオリティ高い。美味しいです。


最後に、ショーケースの端にちょこんと置いてあったポム・ド・テールを。
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可愛いでしょ?可愛いでしょ?
まさにポム・ド・テール=じゃがいも、そのまんま。
芽の表現とか、すごくないですか?
でも、これはじゃがいもは使ってない、はず。
断面はこんなです。
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こちらは、アーモンド生地とケーキクラムにラム酒を染み込ませ、ドライフルーツと共にマジパンで包んだケーキ。
作りとしては「フィグ」にかなり近い。
見かけは可愛いんだけど、味はかなりラム酒強くて、大人の味わいです。
うっかり子供に食べさせると大変なことに。
でも、大人としては、マジパンのねちねちした食感と、ラム酒の強い香りがうっとりとさせる、アダルティな美味しさ。
こういうケーキを置いてあるのはいいお店の証拠!




そんなわけで、9日10日の2日連続ケーキツアーの内容は以上です!
どのケーキもみんな美味しくて、印象に残ったなー。
リョーコのフレジェ、シャンドワゾーの村シャン、ロタンティックのグロゼイユ、どれも強烈に印象に残るものでした。
あとは・・よくわかったのは、さいたま新都心→川口は意外と遠い!ということ。
良い子は真似しないほうがいいかも、です!