今日からスタート、今週の新宿伊勢丹マ・パティスリーはまたもやブロンディール!
ブロンディール、今年の2月にも来てて、でもきっと大人気だったんでしょうね。またもや来ましたよ。
もちろん行ってきましたよ!
今回は、ショーケースを見る限り、生ケーキはほぼ全部食べたことのあるものでした。
あ、でも、レーズンバターサンドは買ってなかったかも。
あとは、パン類が充実してて、リエットも売ってた。
それから、だいたいアントルメには見栄えのいいいちごのケーキとか持ってくるのが普通だと思うのですが、今回アントルメとして持ってきてたのが、ピティビエグラッセが2台に真っ黒なトゥルトーフロマージュが3台。
渋い、渋すぎる・・
トゥルトーフロマージュに勝算を見出した藤原シェフの考え、ちょっとすごいなーと思い、敬意を払って1台購入。
そんなわけで、今回の戦利品はこんな感じ。
生ケーキはないけど、いっぱい買いました!
まずは、タルトミラベルから。
このタルト、ごくごく薄いタルトフィン。
でも、サクサクのタルト生地も、クレームダマンドも、これだけ薄いのに味は濃い!
そこにミラベルのジューシーな果実が加わって極上の美味しさ。
ミラベル、酸味はほぼないのですが、香りが独特で、水気も多くて美味しい。
今日は果物タルトはこれだけだったのですが、さすがの美味しさでした。
さてさて、次にいきますのは、今回の目玉、トゥルトーフロマージュ。ヤギのチーズを使ったケーキです。
これについては、最初に目にしたのはオーボンヴュータンの店頭で、お店入ってすぐの特等席にこの黒いのがドン!と置いてあって、値段もちょっと高めで、なんかすごいなー・・と思って興味はあったのですが、その後ブロンディールでも売っているのを確認していて、でもなかなか思い切りよく買えなかったのですが、ついに買いましたよ!どんな味なのか、興味津々。
おそるおそる切ってみます・・
ザクッという音とともに現れたのは、クリーム色のきめの細かいスポンジ生地。
そして、下にはプラムも埋め込まれています。
生地の拡大。
自分、外見から生地はチーズのねとっとした粘り気のある生地を想像してたのですが、全然違った。
では、と、食べてみました。
おー!!!
こ、これは・・
想像してたのと全く違った。
きめ細かなスポンジ生地はしっとりふわふわと柔らかい。
チーズくささは全くと言っていいほどないです。
言ってみれば、ミルクをたっぷり使ったやわらかスポンジ、だけど風味がすごく濃厚。
そんな感じ。
すっごく食べやすくて、おだやかな味わいです。
表面の真っ黒は、確かに焦げ感があるんだけど、嫌な焦げ臭さではなく、カリッとした適度な食感のアクセントになってる。
いやー、これは、美味しいです。すごく美味しい。
そして、見かけに反して、めっちゃ素直な味。甘さも控えめで、繊細と言ってもいいかも。
これはやられましたね。
ぜひ一度、実際に味わっていただきたく。
次に、小菓子をいただきます。
今回はこれらを買いました。
どれも可愛いですよね!
まず、ビスキュイロゼドランスを。
ピンクで可愛いこれは、基本ビスキュイ・ア・ラ・キュイエールとほぼ同じ。
サクサクっとしていて、口溶けが良くて、甘い、まあ駄菓子ですよね。
気取りのない、シンプルな美味しさです。
そして、マカロンナンシー。
古典的なマカロン、これは食感はややネチッとしていて、アーモンドの杏仁の香りがふわっと。
食感、香りとも、ちょっと官能的な、駄菓子だけど記憶に残る味。
そしてそして、ブロンディールは初めてかも?のマドレーヌ。
かなり焼き色濃いです。
断面。
!このマドレーヌ、普通のマドレーヌとだいぶ違う!
焼き色の濃さを反映した、かなりしっかりした味の強さ。
焼き上げた香ばしさはちょっと人形焼みたいな感じなんだけど、そこにバターの油脂分とアーモンドの香りが加わって、すごく重いマドレーヌになっています。
これまで食べてきた、卵感が強めで軽めに焼かれたマドレーヌとは全く違う。
なるほど、藤原シェフが作るとマドレーヌもこうなるのか・・個性的かつ美味です。
そしてそしてそして、パンデピスも。
これ、小袋から出した時点でスパイスの香りがふわっと漂うぐらい、スパイスがたっぷり使われている。
そして、特筆すべきは独特の生地。
ごく軽く、でも、めちゃくちゃ水分の多い生地。
しとしと、ふわふわ。
すごく繊細な生地です。
自分の経験からだと、パンデピスは、パウンドケーキ的な、どっしりと重い生地が思い浮かぶのですが、これは全く正反対。簡単に崩れそうな、はかない生地。
これも個性的すぎる。味はもちろん最高です。
さて、残るはパン類だけになったのですが、パン類については、リベイクの案内の紙が入ってて。
自分基本あんまりリベイクはしないのですが、今回は焼いてみるか!と。
そして、せっかくリベイクするなら・・と、
ワインを買ってきました!
近所のスーパーで安定のコノスルを。
これを飲みながら、ホカホカパンを食べるぞー。
まずは、タルトフランベ。
これ、焼き直すと、チーズの油分がじゅわっと滲み出て、玉ねぎの甘さがすごく良くて、もうワインと最高のマリアージュ!たまらん!
次に、クロワッサンフロマージュを。
同じく焼いてみました。
断面。
これも、ワインと相性最高!
中にはさまれたクリームチーズが温められてトロっとしていて、ベーコンの塩気が加わって、クロワッサン生地はサクサクとはいかないものの、リベイクでバターの香りが強くなって、やっぱり美味しい。
ワインすすむすすむ・・
最後、ショーソンポンム。
断面。
これもリベイクすることでバターの香りが引き立つし、そこにより甘さを増したりんごが加わって、極上。
ふんごいおいひい。
そんなわけで、今回は生ケーキを買わずに、それ以外でもたっぷり堪能したブロンディールでした。
機会があればもう一回行って、今度はケーキ類を色々買いたいかなー。