ケーキを作る人には有名だけど食べる人にはあんまり有名じゃないけど行ったほうがいいよイベント、ジャパンケーキショー、今年も季節がやってきました。
今年も会場は浅草。
参戦しますよー!
・・とはいうものの、例年のように初日一番乗りはやめました。
天気的な部分と、体調的な部分と両方あって・・
今日はそこまでひどい荒天ではない、ということで、えっちらおっちら、10時半頃に会場到着。
ケーキが食べられる喫茶コーナーは、会場の7階。
エレベーターで上ったら、もうすでにすごい行列。
行列のお客さんは、いかにも関係者、製菓学校の生徒、ただ単に食べに来た人、それぞれひと目で分かる。
行列は、まあまあの速度で進行。
20分ぐらいで会計できました。
会計をして、ケーキを物色。
今年から、ケーキの名前の下にシェフの名前も書かれるようになったのですね。
これはありがたい。
これまではピックがなければ推理しかなかったですからねー。
ショーケースに並んだケーキ、以前から食べたいと思ってたケーキがけっこうあって嬉しい。
一方で、ケーキ全品500円なんだけど、サランボとか、こうたつロールとか、これ500円しないはずだろーというのもあって、このあたりは目利きが求められる。
とりあえず自分は3品をチョイス、アイスティーと一緒にテーブルへ。
まず1品目。ラ・ヴィエイユ・フランスのヴェール・ア・シュルプリーズ。
これ、前から食べたかったんですよねー。
カフェ・スイーツに掲載されてて、たしかパーティーの卵デセールの演出を木村シェフ風にヴェリーヌに落とし込んだ、というものだった、はず。
上に載ったホワイトチョコの殻をパリンと破りますよー。
ホワイトチョコの中にはパッションのジュレ、そして下にはタイベリーですって、のムース、いちばん下にはチョコとシュトロイゼル。
演出も楽しいけど、味わいもにぎやか。
だけどうるさい感じがしないのはさすが。確かにパーティー向きのヴェリーヌかもしれませんね!
2品目はオクシタニアルのマリエ。
いかにもオクシタニアルらしい凝った外見のケーキ、これも食べてみたかったのです。
切ってみます。
これはホワイトチョコとミルクチョコのムースに、いちごのジュレ。
事前情報ではいちごミルク味らしい・・とのことでしたが、食べてみると、意外にミルクチョコが強い。
いちごの甘さと合わさって、これはいちごミルクを感じさせつつもアポロチョコですね。
予想とは違う味でしたが、すごく美味しい。オクシタニアルのように、明確な個性がある店は強いですよね。
3品目はフラウラ桜井シェフのトロカデロ。
なんか真っ白なケーキが3品連続しましたが偶然です・・
切ってみます。
これは、全体がラム酒漬けのブリオシュ生地、ということなのですが、これがめっちゃ重い!
目がみっちり詰まっていて、どすんと重い。それにラム酒が加わり、さらに表面のバニラクリームもたっぷりで、濃厚すぎるほど濃厚。重厚。
一応下にいちごのソースがあって、逃げ場はあるのですが、それでも重いですね。
これは、ジャパンケーキショーに来ていたお客さんの区分によって評価が分かれそうなケーキですね。
ここまでで1周め終了。
再び行列に並びます。
今度も約15分ぐらい?2度目の会計。
今回もアイスティーとケーキ3品。
最初にショーケースのぞいてから約1時間ちょい経ったのですが、ケーキの種類大幅に変わってました。
もしかしたら、自分が行列していた間に売り切れたケーキもあったかもですが、まあそれは仕方のないこと。
4品目は、パリセヴェイユのパヴロヴァ。
パリセヴェ、パヴロヴァとミストラルとあって、どっちも惹かれたのですが、自分としてはパヴロヴァでしょうということで。
切ってみました。
パリセヴェ風パヴロヴァの方はというと・・
まず、トップにパイナップルが載ってるのが独自性ですよね。
パイナップルは完熟で、当然甘くて酸っぱくて。
でも、トータルとしてはパリセヴェらしいこってり感がありますね。
生クリームや、レモンのカスタードかな?クリームや、メレンゲの甘さなどで、
かなり濃厚なパヴロヴァになってる。
メレンゲはしゅわっと溶ける口当たりの良いタイプ。
やっぱりすごく美味しいです!
5品目はユウジアジキのアナ・バナ。
見た瞬間安食シェフのだと分かる特徴的なデザイン。
これも食べてみたかったケーキのひとつ。
切ってみます。
このケーキは、名前からして「パイナップル」と「バナナ」、それにプラスしてココナッツとチョコが構成要素になっている。
こちらも生のパイナップルがトップにあるから、まずパイナップルは感じますよね。
その次に、タルト生地のココナッツが強く香る。
チョコレートも当然。
バナナは、やや弱めかなー。全体の中に溶け込んでいる感じ。
甘さはやや控えめで、全体としては、トロピカルなんだけど夏全開!という強めの味ではなく、やわらかな南国風なケーキです。
個人的にはパキッと夏を感じさせるケーキも好きですが、このあたりのバランスが安食シェフらしさがよく出ていると思います。
6品目は、高倉美香さんの「ポワール」。
高倉美香という方は不勉強で知らなかったのですが、ぐぐってみたところ、現在は東京製菓学校の先生をされているようです。
経歴はかなり立派で、もしかしたら今後お店をもたれるかも・・?
このポワールも、洋梨のザリっとした食感を残したジュレに、トロトロのミルクチョコムースを合わせていて、とても美味しい。
定番の洋梨+チョコですが、きちんと丁寧に作ってあると思います。美味しかった。
ということで、今回は撤収。
6品、例年に比べて少ないですが、こんなもんでしょう。
で、なぜかこちらに。
やっぱり浅草来たからにはねー。
去年はお腹いっぱいでスルーしたけど、今年は食べるよ!
それもあってケーキは少なめにしたのだ。
梅園、好きな甘味はいろいろあって、杏みつ豆も好きなのですが、ここはやはり粟ぜんざいでしょう。
梅園の粟ぜんざい、久しぶりー。
食べる前は、たしかすっごく甘かったイメージだったのですが、食べてみると、甘くない、ということはないけど、こしあんの上品な甘さが、もちもちの粟によくあって、やっぱり美味しい。
ケーキで疲れた胃に染み渡る。
今日も涼しい日なので、こんなほかほかの粟ぜんざい、癒やされますー。
あとは、亀十のどら焼きも、と思ったけど、また次の機会に。
というのも、実はおみやげがあって、
それは、喫茶コーナーで、いろいろなパティシエの焼き菓子詰め合わせを売っていたのです。
なんか、見てると、シェフたちが持ち寄った焼き菓子を適当に袋詰して並べていて、
どうやら袋によって内容がバラバラみたい。
ぜんぶ1000円均一。
自分としては全部の袋吟味して買いたいけど、大人気でそれどこれではなく。
適当にえい!と買ってきました。
それがこれ。
あけてみました。
おー、4つ入ってた。
1個250円か。まあ、妥当な値段かな。激安ではないけど、いろんなシェフの焼き菓子をいっぺんに楽しめるのはいいかも。
これは明日の朝ごはんかなー。
ちなみにこの焼き菓子セット、午前中のうちに売り切れてました。
もし明日行く予定があって、興味のある方は、早めに行かれることをおすすめですね。