Nyao's Funtime!!

nyao(♂)の不可逆な日々を、チェスの騎士のように不規則にたどたどしく綴っていこうと思っています。

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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


「ケーキツアー入門」発売日ずれます!ごめんなさい!…からの、飯田橋〜神楽坂に密集しているケーキ屋さんのほんの2店ばかり行ってきました。

何度かブログにも引用しているように、自分はまどマギ信者なわけですが、
去年から楽しみにしているまどマギのソシャゲ、「マギアレコード」、今年の春からスタートということだったのですが、


わうー・・・
こういうのって、よくあるけど、なんだか残念ですよね。
ちゃんとスケジュール立ててやってくれればいいのに・・・


!と!思ったら!
よもや自分の本もそうなるとは!


はい、ごめんなさい!
拙著「ケーキツアー入門」、発売日がずれます!
ほんとごめんなさい!


最終的な発売日は、
6月30日
になります。
なお、アマゾンなどのネット書店では配送がさらに少し遅れるかもです。


いやー、1ヶ月もお待たせすることになって、本当に申し訳ない。
諸事情ありまして・・
でも!延期によって、本の内容少しクオリティアップします!
具体的には、この本の要、「ケーキツアー地図」が掲載されているのですが、
その地図のクオリティがあがります。
当初の案だとちょっと見づらい部分があったのですが、それが見開きなども使って見やすくなるようです。

刊行が遅れるのは本当に申し訳ないのですが、あとちょっとだけお待ちください!
これ以上の再延期はない!と編集さんも確約してくれています!だから大丈夫!なはず!はず!
よろしくお願いいたします。


そんな申し訳無さもあって若干もやった気持ちで今日向かった先は飯田橋。
目的地は、「ホテルメトロポリタンエドモント」。
エドモント、なんで?と思ったかもしれませんが、
エドモント、去年パティスリー部門を刷新して、「パティスリーエドモント」として大々的に展開しているらしく。
そのことが、ケーキ好きみんな読んでる柴田書店「カフェ・スイーツ」に載っていて。
カフェ・スイーツ、アントルメ特集だったのですが、エドモントのアントルメ、かなり美味しそうだった。
まさかまさかのエドモント、灯台下暗しとはこの事。
これは行かねば!
・・ということで意気込んで訪問、というわけです。
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パティスリーエドモント、ショーケースに並ぶアントルメは確かにとても美味しそう。魅力的。
プチガトーは、それに比べるとややおとなしい印象だけど、実際食べてみたらどうなのか。
本当は、アントルメ1台だけ買う、という案もあったのですが、悩んだ上で、今回はプチガトーを。
他にもパン類がかなり多種類売ってました。



さて、エドモントでケーキを買って、どうしようか。
飯田橋~神楽坂のあまたあるケーキ屋さんのどこに寄ろうか・・・
と思ったのですが、そういえば課題店としてル・コワンヴェールがあったな!ということで、
今回はル・コワンヴェールへ。
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ル・コワンヴェールのショーケース、ケーキ類はやっぱりまだまだ上霜シェフ時代のケーキが多い。
アヴランシュ・ゲネーで食べたケーキが多かったのですが、そうしたケーキも含めて、さっぱり系のケーキを4つ購入。
最高気温27度の中、ひいこら言いながら持って帰ってきました。


家に帰って、少しクールダウンしてから、熱い紅茶を淹れてケーキ食べます。
まずはル・コワンヴェールのケーキから。


ヴィオレ。これはゲネーでも出てるケーキですね。
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ゲネーとの違いは正直はっきりとはわからないし、そもそもすみれの香りが自分よくわからないのですが、
それはさておき好きなケーキ。
すみれかはわからないけど華やかな香り、そしてバニラの軽い香り、ラズベリーの甘酸っぱい香り。
さっぱりといただける、初夏にふさわしいケーキですね!


次に、楽しみだったル・タン・デ・スリーズ。
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このケーキは、今の季節のチェリー尽くしのケーキだそう。
表面は「カジノ」のように赤い渦巻きのスポンジで飾られています。
味の方はというと、これが、甘酸っぱくて美味しい!
さくらんぼのキュンとした青春の甘酸っぱさ、そして、キルシュもしっかり感じられる。
チェリーの果肉はトップに載った2粒だけだけど、チェリーの美味しさは存分に味わえるケーキでした。


そして、これはゲネーにあったかなー?サンマルクピスターシュです。
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これは、サンマルクのバニラクリームをピスタチオに置き換え、さらにオレンジの香りをまとわせている。
表面のキャラメリゼもパリパリで、とても美味しい。ピスタチオはそこまで豆っぽくはない。
チョコとオレンジは当然よく合うわけで、全体としても美味しいケーキになってる。
あえてサンマルクを名乗らなくても、新しいケーキとして名前をつけてもいいんじゃないか?という気も。


ル・コワンヴェールのケーキ、最後は、サバラン・デュ・テ・オゥ・ジャスマン。
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断面。
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このサバランは、サバランと言って期待されるお酒ガッツリ、シロップびしゃびしゃ、むせるような香気、というのとは全く違って、ライチとジャスミンティーの繊細な香りが全体を支配している。
かなり異色のサバランです。
サバラン自体としては、ババ生地が若干しぼしぼしていたり、必ずしも満点ではないのですが、意外性と個性は際立っています。


ということで、ル・コワンヴェールのケーキを食べました。
自分がチョイスしたということもあるけど、全体にあっさりと軽い、この暑さに合ったケーキでした。
美味しかったです。



さて、そして、注目のホテルエドモントですよ。
パティスリーエドモントのケーキ。
まずは「ルージュ」から。
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おー!
キレイじゃないですか!
断面。
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このケーキは、いちごミルクのムースにラズベリーとカシスのジュレ、ココナッツのブリュレ。
全体はいちごミルクなので、優しい甘さで食べやすい。
そこに適度な酸味が加わって、単調にならない工夫もされている。
ルックスもいいし、なかなかステキじゃないですか?


次に、タルト・オ・シトロン・エ・パッション。
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断面。
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これは、レモンとパッションフルーツの2つの酸味が襲い掛かってくる、強酸のタルト。
そりゃあもう、酸っぱいです。
このぐらい酸っぱいのがいいですね。
タルト生地は、タルトシトロンによくある、バター多め焼き浅めのサブレ生地。


モンブランもありました。
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断面。
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このモンブランは、かなり大ぶり。
マロンクリーム、生クリーム、一粒栗、どれもボリューミー。
マロンクリームは和栗と洋栗をあわせているとのことですが、かなり洋栗の味が強い。
更に洋酒も効いているので、ヘヴィーな味わいです。
下のメレンゲはもうちょっと厚くてもいいかなー・・・


最後、ショコラエドモントを。
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断面。
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このケーキは、全体が一つのチョコのかたまり、を思わせる、チョコガナッシュで構成されたチョコケーキ。
ガナッシュが固い、重い、苦い、カカオの存在感。
シンプルでストレートな、美味しいチョコケーキです。
ただ、全く逃げ場がないので、大きさもう一回り小さくてもいいかも。
これは完全に紅茶よりもコーヒーですね。合わせるなら。


ということで、パティスリーエドモントのケーキ、食べてみました。
なかなかやるじゃん!という感じ。
美味しかったけど、やっぱりアントルメの魅力が気になりますねー
それにしても飯田橋~神楽坂、美味しいケーキ店多すぎだろ!
次回はどこに行こうか・・・