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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


江田ケーキツアー2016冬!

田園都市線はとにかく美味しいケーキ店が揃っていて、池尻大橋~用賀間もすごいけど、たまプラーザ・江田もものすごいことになってる。

ただ、遠いんだよねー・・・
なので頻繁には行かれないのですが、今回思い立って久しぶりに江田に行ってきました。
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さてさて。
江田と言えば、東口から歩いて10分にナッシュカッツェ、西口から歩いて15分にアン・プチ・パケと、えらく歩かされる。
江田駅までも既に遠いのに、そこからまだ歩くのかーと、心折れそうになりますが、これもケーキのため!
頑張って歩きますよー。


まずはナッシュカッツェから。
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ナッシュカッツェは、オーストリア菓子のお店なんだけど和栗のモンブランが秋冬の名物なんですよねー。
栗好きなら押さえておきたい一品。
持ち帰り制限60分なんだけど、イートインすればいいし。

・・・と思ってたんだけど、ナッシュカッツェ、しばらくイートインしないらしい。カウンター席閉めてた。
あらら。
どうしよう。
近くに公園ないし・・・

・・と思ってふと外を見たら、ナッシュカッツェの真向かいにミニストップがあるじゃないですか!
もうかくなる上は利用させてもらうしかないね!

ということで、ミニストップで飲み物を買って、(ちゃんと買いましたよ!)テーブルでケーキ食べました。
もちろん万が一のために常に紙皿とフォークはリュックに入れてあるので問題なし。


ナッシュカッツェの今年の和栗のモンブランはこちら。
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やや小振りなんですよね。
切ってみました。
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今年のナッシュカッツェのモンブランも美味しい。
この栗の美味しさは、今年さんざん食べた和栗のモンブランの中でもトップクラス。
侮れないんですよ。すごく美味しい。
構成は無糖の生クリーム、さっくり焼きメレンゲと、王道。
メレンゲが軽めだけど、その分栗のクリームがとにかく味が濃いので、この大きさでも栗の味を存分に楽しめる。
美味しいですー


そして、これは初めてかな?店名を冠したケーキ「ナッシュカッツェ」を。
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このケーキは、ザッハトルテとオペラのいいとこどりみたいな味わい。
ヘーゼルナッツを練り込んだ生地はいい意味でもっさりしていて、それに対してバタークリームやなめらかなグラサージュショコラが好対照。素朴さと洗練の両方を一度に味わえる美味しいケーキでした。


もう一個、「ブランデーケーキ」を。
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これは、フランス菓子的にはサヴァランですね。
使っているお酒はレミーマルタンだそう。
生地はキメが細かくて、お酒たっぷりのシロップをじゅんわり吸ってしっとりとした食感。
アルコールはかなり強め。お酒弱い人は食べられない。
でも、すごく美味しいです。
オレンジの果肉でさっぱり、上のナッツで香ばしさを演出していて、味わい深いです。




ナッシュカッツェでケーキ3個食べてから、江田駅に戻ります。
今度は西口。
テクテク歩くこと約15分。
ずっと上り坂なんですよね。何度も来た道なんだけど、何度歩いてもしんどい。
ハアハア言いながら、ようやくたどり着きましたアン・プチ・パケ。
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アン・プチ・パケのショーケース、相変わらず新作が多い。
しょっちゅう来てれば見慣れたアイテムばかりになるのかもしれないけど、来る頻度がそう高くないので、ショーケース見ると、はじめましてのケーキが多くて、どのケーキも魅力的に見えて。
めちゃめちゃ悩んだ末、結局ケーキ7個買っちゃいました。

アン・プチ・パケ、保冷剤は最大40分しかもたないんですよね。
正直、帰り40分では家にたどり着かない。
でも、急行→急行と乗り継いで、最速で帰ってきて、すぐさま冷蔵庫にケーキ入れてしばらく待ちました。
そして、アン・プチ・パケのケーキタイムです!


アン・プチ・パケのケーキ、まずはバニリエというケーキから。
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一見爽やかな見かけだったので、一番最初に手を付けたのですが・・・
断面。
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このケーキ、上のバニラムースがとにかくものすごい。ただ事ではない。
びっくりするほどバニラを使っていて、バニラの香りでむせ返るほど。
でも薬臭くはないんですよね。いいバニラ使ってるんじゃないかなー。
パリセヴェのガトーバニーユに匹敵するバニラの芳醇さ。
そして、トップのあんず、中にはあんずのジャム。
ザクザクと香ばしく焼かれたタルト。
見かけに対して、特濃のケーキでした。
このケーキ1個だけで既にノックダウン状態。

次に、これも軽め?と思って手を出したのがフロマージュクリュ。
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すごいフォルムでしょ?びっくりだよ。
サクッと切ってみました。
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このケーキも驚き!
上の焼きメレンゲは雲のように軽く、ふんわりと甘い。
その下のチーズムースは、かなりチーズの香りがしっかりと感じられる。
甘さが抑え気味で、チーズの味が生きてるんですね。
そこにビシっとラズベリーの酸味が加わって、この上ないハーモニー。
このバランス。上にこんもり盛られたメレンゲにも説得力があるんですよ。見かけは大胆だけど、味は繊細で計算しつくされた美味しさなのです。

次に、タルト・フルールを。
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美しいです・・・
断面。
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これは、タルトシトロンの変形、レモンのクリームの他にラズベリーのジャムをプラスして、ラズベリー風味のメレンゲをたっぷり載せた一品。
フォルムも優美だけど、味も一級品。
タルトシトロンのレモンの酸味と、ラズベリーの酸味。柑橘とベリーの2つの酸味が重層的に感じられるため、単一のタルトシトロンよりもずっと味に深みがある。それに対してメレンゲはふわっふわでしっかり甘く、レモンの酸味を中和するとともに、ベリーの香りをまとわせていてここでもタルトシトロンとは一線を画す美味しさにつながっている。
圧倒的です。

まだまだいきます。次はフランケ・マロン。
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断面。
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今回購入したケーキは、上がムース、下がタルト、という二段構えの構成が多かったですね。
これもそう。
上はマロンのムース、下はマロングラッセ入りのタルト。
洋栗の美味しさが炸裂しています。
特に、下に散りばめられたマロングラッセ、ラム酒が効いていて抜群に美味しい!
ここのところ和栗を重点的に攻めていたけど、洋栗の美味しさはこうだ!と見せつけられたような、フランスのパティスリーなら栗をこう使うんだろうなーという、典雅な栗のケーキを味わわせてくれました。
すごいです。素晴らしく美味しいです。

次に、オプティミスト。
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断面。
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これもムース+タルトの構成ですね。
このケーキは、キャラメル風味のホワイトチョコにコーヒーという組み合わせ。
この組み合わせは、先日食べたデリーモのケーキ「デリーモ」とほぼ一緒なんですよね。
だけど、こちらのオプティミストは、それだけじゃなくて、下にキャラメルがけのナッツがぎっしり入ってるんです。
このキャラメルナッツが、とにかく超美味しい!
この工夫があるから、コーヒーとチョコという組み合わせを何倍にも美味しく、しかも飽きずに食べられるようにしてあるんですね。チョコ・コーヒー・キャラメル・ナッツのバランスが完璧!
デリーモに対して感じた物足りなさとは何なのか、如実に教えてくれる、奥深い味わいのケーキでした。

ノチェロというケーキ。
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このケーキは小振りなのですが、小ささにはわけがあって、
このケーキ、くるみ入りのスポンジ生地も美味しいのですが、間に挟んだバタークリームが絶品!圧倒的。
バタークリーム、とても濃厚なのにしつこくない。そして、冷えていても固くなりすぎず、クリーミーな滑らかさをキープしているんですね。
だから、スポンジ生地に抜群に合っている。
この小ささでも、満足度はビッグなのです。バタークリームの美味しさにヤラれます。

最後に、パリブレストを。
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切ってみました。
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このパリブレストはオーソドックスなスタイル。
でも、プラリネクリーム、カスタードクリーム、両方ともこってりと濃厚で、そこにナッツのカリカリが加わって、たまらん美味しさ。
これも大きさはそこまででもないのですが、満足感はめちゃ高です!


ということで、アン・プチ・パケのケーキ、7個一気に食べました。
やっぱり及川マジック健在なり!でしたね。
軽い味わいと重い味わいのバランス、甘さと酸味のバランス、香りを大切にした繊細な構成・・・
どれもが圧巻の美味しさでした。
やっぱりアン・プチ・パケは自分にとって特別なパティスリーです。
これでもうちょっと近ければ・・・