クラーナハ展を見終わってから、上野→有楽町へ。
目指すは銀座三越。
今週、ユウササゲが催事出店しているとのことで。
しかも今回のユウササゲは栗まつりとのことで。
栗巡礼隊としては行く以外にはないでしょう。
ということで、秋の味覚のケーキ、いっぱい買ってきました!
ユウササゲの秋ケーキ、まずはミルフイユフィグから。
横倒しになったミルフィーユの上にいちじくがいっぱい。
切ってみるとクリームの中にもいちじくが。
ユウササゲのミルフィーユ、好きなんですよね。
パイがふんわりと軽くて、ちょっと塩気がきいていて。
そんな軽やかなパイに、バニラ感のある生クリーム、ちょっと土臭さを感じるいちじくの組み合わせ。
それぞれが存在感を引き立て合ってる。軽すぎず重すぎずのバランスのよさ、秋らしさとシンプルさのバランス、攻めた味なんだけどバランスがいいので、素直に楽しめる。
さて、ここからは栗のケーキが続きますよ!
まずは、ボノミィ。
ユウササゲらしいキュートなルックスです!
断面。
このケーキは栗のムース、アプリコットのジュレ、ジャスミンのクリームという組み合わせ。
この中でアプリコットの酸味がかなり立っている。
栗とのバランスは、酸味が嫌味になるギリギリのライン。
危ういところで美味しく成立している。
そのバランスを成り立たせているのが、ほんのり香るジャスミンのエキゾチックな風味。
これもかなり攻めた味の組み立てだけど、しっかり美味しいのはさすが。
次にサントノーレドゥーブルマロン。
断面。
断面図見て分かるように、上にはマロングラッセ、中には一粒栗。
そしてクリームは和栗と洋栗をブレンドしてあって、ほっくり感とねっとり感、両方を味わうことが出来る。
これはもう、栗づくしのとても贅沢なサントノーレ。
まさに秋!この時期ならではの味わいに口福を感じますねー。
そして、ミルクレープにも栗が入ってますよ!
香ばしく焼かれたクレープ生地はもっちりとした美味しさ。
そこに栗のダイスカットがほくほく。
驚きはないけど、手堅く美味しい秋のミルクレープです。
エクレアも栗入り。エクレールピスターシュです。
このエクレア、ピスタチオと栗だけと思いきや・・・
このように中は複雑な構成になっている。
ピスタチオのクリームとマロンクリーム以外にパッション?のジュレが薄く挟んであるんですよね。
この酸味が、とても効いている。
豆と木の実の、それだけだとややエグミの強さを感じてしまう組み合わせを、すっきりと食べやすく、味に奥行きをもたらして美味しさをアップさせている。
たくさんの大粒栗はもちろんほっくほくで美味しい。
最後にパンを。
パンと言ってもそこはユウササゲ流。
こんなパンです。デニッシュレザン。
なんかすごいぞ。
断面。
これは、サクサクのデニッシュパンの上にみずみずしいぶどうがゴロンと。
正直ぶどうとデニッシュを同時に食べるのは難しいのだけど、たっぷりかけられた水飴の甘さが、デニッシュをなんとなく懐かしい味わいにしている。
一体感にはやや欠けるきらいはあったけど、美味しい菓子パンでした。
・・というとで、今回のユウササゲ、栗を中心にいちじく!ぶどう!と、秋の味覚を満喫しました。
ユウササゲはモンブランも絶品なのですが、あれは注文を受けてから作るスタイルなので、催事では食べられないんですよね。お店も行きたいですねー。余裕あれば。