今週の新宿伊勢丹マ・パティスリーは雪が谷大塚のシュクレリーナードです。
シュクレリーナードといえば名作クグロフをはじめ、焼き菓子に強い印象がありますが、
今回ショーケースを見たらヴェリーヌ・ヴェリーヌ・ヴェリーヌ!
ヴェリーヌが4種類もありました!
夏だしね!シュクレリーナードのヴェリーヌも興味あるし、
そんなわけでヴェリーヌ3個も買いましたよ!
シュクレリーナードのヴェリーヌ、まずはアナナスバジリックから。
トップにパイナップルが載って、夏気分満開ですね!
スプーンですくってみると・・・
このヴェリーヌ、すごく美味しいです!
パイナップルとバジルって、すごく合うんですねー!
このヴェリーヌがすごく美味しいのは、バジルが絶妙の量で効いていることが大きい。
バジルって、ややえぐみがあるハーブなので、あまり強すぎると、味がバジルまみれになって美味しくなくなってしまうんですよね。
それが、パイナップルの甘さとヨーグルトの淡い酸味と合わさって、バジルの香りの良さが味を持ち上げている。
美味しい!!
ヴェリーヌ次はジュレサングリアを。
これもスプーンで。
このヴェリーヌは、自家製サングリアのジュレと、マンダリンオレンジのジュレの二層構造。
上のサングリアのジュレはトロトロ、下のオレンジジュレは比較的しっかりした食感になっていて、このあたり手が込んでいて素晴らしい。
ジュレの中にはぶどうや桃やベリーやいっぱいのフルーツ。
そして、ここにもハーブの香りが。ミントとコリアンダーかな?ほんのりとした苦さを加えていて、一層清涼感が増す。
さっぱりとしているけれど、ちゃんと手がかかっているのがすごい。
ヴェリーヌ、3つめはヴェリンヌエキゾチック。
大きくカットされたマンゴーが贅沢ですね!
スプーンですくってみます。
このヴェリーヌは、ココナッツのブラマンジェとマンゴープリンの二層構造。
ココナッツの独特の香りはそんなにキツくなくて、マンゴープリンの部分も甘さ控えめなので、トロピックな味わいは感じられつつも、それほどむせ返るような、という感じではない。さっぱりと食べられる美味しさ。
そんなわけで、シュクレリーナードのヴェリーヌ、3連発で食べましたが、さすがに美味しいですね。
それほどこってりした要素はなくて、すっきりと食べられる冷菓ですが、そこにハーブやフルーツを巧妙に組み入れていて、味に広がりをもたせている。
美味しいヴェリーヌでした。
そして、その他に買ったケーキ、サントノーレショコラバナーヌを。
断面。
このサントノーレ、チョコレートのクリームにはヘーゼルナッツが入ってるのかな?コクがあるけど、そんなに重くなくて、この季節でも美味しく食べられる。
バナナもそれほど強く迫ってくる感じではなくて、軽めのチョコクリームとマッチした、さっぱりとした風味に仕上げている。
でも、シュー皮が美味しいのは、やっぱりらしいなーと思いました。
通常サントノーレである下のパイの部分が省略されているのは若干残念かも。
そしてそして、シュクレリーナードと言えば!の焼き系ケーキも、カットのものを買いましたよ。
ガトーブルトン。
このケーキは、生地がとにかくしっとり。ねっとりと言ってもいいぐらい粘着性の高いしっとり生地です。
そこに、セミドライのあんずが入っていて、甘さに酸味を加えていて。
すごく美味しいです。滋味深い。
最後に、期待のウィークエンドを。
ウィークエンドといえば、自分の中ではオーボンヴュータンが圧倒的な存在なのですが、
このウィークエンドは、オーボンとは全く方向性の異なる美味しさ。
生地はどちらかというとふんわり、しっとり。
軽やかです。
レモンの酸味も強烈に香るというよりは、すっと心に染みこんでくる優しい酸味。
そこにフォンダンの甘さが加わって、軽さの中にもしっかり焼いた生地の美味しさがギュッと詰まっています。
このウィークエンド、いくらでも食べられそう。ホールで買っても今日中に食べきる自信ある。
ということで、今回のシュクレリーナードは、ヴェリーヌと焼き系ケーキが中心でした。
一見正反対に見えるこの2種類のケーキ、でもどちらもしっかりとした個性が出ているのは、やっぱり凄いですよねー。
どちらもオススメです!