伊勢丹新宿店マ・パティスリー、今週はアカシエ。
アカシエ、久しぶりな気がする。
前回アカシエのケーキ食べたのは、2015年の5月。
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だから1年ぶり以上。
それに、伊勢丹に来るのはかなり久しぶりなはず。
だとすると、やっぱり、混むんだろうなー
行列できるんだろうなー
行列は好きじゃないんだよねー。
じゃあ!
・・・ということで、
伊勢丹の開店40分前に入り口へ。一番乗りです。
一番乗りは気分がイイですな。
そして開店と同時にマパテへ。
結局行列はできたけど、ものすごい大行列というほどではありませんでした。
それでも平日の午前中から行列する人が10人以上いるのは、さすがさすがでしたね。
ショーケースの中は、見知ったケーキも多かったですが、夏らしいケーキがたくさん。
そんなこともあり、まだ食べてないケーキや限定ケーキを中心に購入。
まだ梅雨の明けてない雨空の中、持って帰ってきました。
アカシエの久しぶりケーキ、まずはさっぱりと桃のタルト「タルト・ペーシュ」から。
このタルトは、上に薄切りの桃がたっぷり、中にも桃が。
そして桃の果肉の下にはバニラのクリーム、一番下は果汁を吸ってしっとりとした香ばしタルト台。
このタルト、バニラクリームのバニラ感がわりと強かったり、タルト生地がやや甘めだったり、桃の繊細な味に合わせるにはちょっと味が強いかなーという印象。
桃のほのかな香りや甘さを生かすのだったらもうちょっとあっさりしてても良かったかなー
次に、リモーヌというケーキ。
このケーキは、レモンのケーキ。全部のパーツにレモンが使ってあるらしい。
そのレモンの酸味が、パーツによって強めだったり弱めだったり、強中弱のグラデーションが描かれたレモンの風味が美味しい。レモン一発勝負なのに単純になっていないのは、この様々に加工されたレモンの酸味の強弱がしっかりついているから。この手間のかけかたはさすがですね。
そして、今回の目玉、今回の催事限定のケーキ「オキナワナナス」。
もう、見ての通りパイナップルのケーキ。丸出し。
断面。
断面を見ると分かるように、パイナップル入りのムースリーヌを2枚のダクワーズが挟む形になっている。
このケーキなのですが・・
中のパイナップルの酸味、風味はすごくいい。でもかなり酸っぱくて、この酸っぱさはパイナップル以外にレモン的な酸味も感じる。足してあるんじゃないかなー?(追記:どうやらシークヮーサーが足してあるらしい)
それに対してダクワーズは特にこれといった特徴の無い、ふんわりとした食感。
このあたり、あれ?という気持ちはありつつ、表面のココナッツとパイナップルの、南国的なさわやかな甘さにとろける。
ヴェリーヌも買ってみました。クレムー・マイス。
これはとうもろこしのプリン、とのことですが・・。
スプーンですくってみます。
あ!これ美味しい!
このヴェリーヌは、とうもろこしの優しい甘さを消さないよう、加える甘さは最低限に抑えてあって、とうもろこしそのものの甘さがとても美味しい。
自分野菜スイーツは苦手なんだけど、これは別格に美味しいですね。
ちょっとざらっとした舌触りも、とうもろこしを感じられてすごくいい。
これは気に入りました!
定番のモンブランも買いましたよー。
モンブラン、前回食べたのはなんと2012年!
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さすがに味忘れたよーということで。
断面。
このモンブラン、ラム酒の効いたマロンクリームに無糖の生クリーム、メレンゲという王道の組み合わせ。
洋栗を感じられる美味しいモンブランです。
ただ、洋栗のモンブランはブロンディールという高い壁があるからなあ・・・
アカシエのモンブランも、食べやすさの中に濃厚さがしっかりあってすごく美味しいのですが、モンブランマニアにとっては若干の物足りなさも。
美味しいですけどねー。
最後に、シュー。シュー・ヴェール・エ・ジョーヌです。
横から切ってみます。
このシューですが、シュー皮がしなしなへんにょりしてるの。
なんだこれ?ちょっとあんまり好みのシュー皮ではないなー。変なの。
中のクリームは、ピスタチオは豆っぽさを感じる美味しさなんだけど、その分豆のエグみも少なからずあって、それがグレープフルーツの苦味と若干ケンカしているきらいが。
全体に、なんかあれれ?という感じのシューでした。
そんなわけで、アカシエのケーキ、今回食べた中では意外にもとうもろこしのヴェリーヌがいちばん美味しかった。
リモーヌも好み。
でも、ちょっとピンとこないケーキもいくつかあったのが残念。
アカシエ、超人気店だけど、自分の中では若干右下がり気味なんですよね。
ポテンシャルは高いはずなので、やっぱり本店行っていろんなケーキ見てみないとダメかもですねー。
今度行きます・・