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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


菅又シェフ、パティスリー始めるってよ

このダイアリーで「菅又シェフ、ドゥーやめるってよ」という記事を書いたのが2013年末。
そこから約2年。ついに菅又シェフの自店がオープンすることになりました。
店の名前は「Ryoura」。すごく変わった名前です。
これ、どう表記したらいいか悩みますね。ローマ字でRyouraとするか、カタカナでリョウラと書くか。
とりあえず、しばらくはRyouraと書いてみます。他の人の趨勢とかを見て変えるかもしれませんが。


待望の新店Ryoura、用賀に10月21日オープン。
それが菅又シェフの個人サイトで発表になってから、ずっと指折り数えて待ってました。
そして、今日。
開店時間は12時だけど、きっと行列ができてるだろうという読みで、家を10時前に出ました。
用賀駅に着いたのは10時半。

用賀駅改札を出て、北口出口から歩くこと約5分、とてもきれいなお店が現れました。

それで、他に並んでる人は・・・と見ると、これが誰もいなくて。
あれ?一番乗り?あれ?
ということで、不肖わたくし、一番乗りを果たしてしまいました。
とりあえず、お店に届いていたお花を撮影。




そうそうたる顔ぶれです!さすが。
あ、それから、ユウササゲの捧シェフがお手伝い頑張ってました。捧シェフ、いい人だー
その後行列は・・・というと、全然増えなくて。
あれれ?
でも、開店30分前ぐらいになったら、行列ができ始めて。
店員さんが待っている人にクッキーとお茶を配ってくれました。

クッキーうめー!超うめー!
これは楽しみですよーー・・・


そして、開店少し前から今日のメニューが配られました。
今日から数日間は、生菓子セットA、生菓子セットB、焼菓子セットA、焼き菓子セットB、マカロンの単品売りとセット、ケーク、以上のみ。
こちらが配られたメニューです。






どれにしようか悩みますねー
そうこうしているうちに、ついに開店!
一番にお店に入りました。
待っている間に買うものは決めていて、自分は生菓子セットA・Bとケークフリュイを購入。
ショップカラーのきれいな水色の袋に入れてもらいました。

ちなみに、自分がお店出た時は、行列はこんな感じでした。

かなりすごいことに。
やっぱり早く来て正解だったかも。


用賀から大急ぎで家に帰ってきて、さっそくケーキ食べましたよ。
Ryouraのケーキ、まずは、生菓子セットAから食べ始めます。
最初のケーキは「バロン」から。

これ、すごく美味しい!
いきなりすごく美味しい!
ヌガーと赤い果実のジュレ、上に胡椒を効かせたメレンゲという複雑な構成。
初日からこれ出してくるか・・・という渾身のケーキ。
ヌガーのカリカリした感触と優しい甘さ、メレンゲのスパイシーな甘さ、それにキリッとしたフリュイルージュの酸味。
ヌガー・モンテリマールを使ったケーキはありますが、これだけフルーツとナッツがぎっしり入っているのはなかなかない。それにベリー系を合わせたのも新しいし、なにより素晴らしく美味しい!
久々の菅又シェフの挨拶代わりのケーキ、しかと受け止めました。


次に、フロマージュクリュを。

これも美味しいなーーー!!
ため息をつきましたよ。
上のふわふわチーズクリームと、下のしっとりベイクドチーズケーキ、食感の違いが楽しめるし、なによりもチーズの濃厚さがすごく好み。
上に載っているのはグレープフルーツの皮?柑橘系の酸味も隠し味に加えているかもしれませんね。


レブリーというケーキ。

可愛い!すごく可愛い!
断面。

このケーキは、いちごミルク味のムースに、中にベリーのジュレが入っている。さわやかな甘酸っぱさが味のメインだけど、表面のクランチーなホワイトチョコが、味をまろやかにするとともにベリーだけだと物足りなさを感じさせるところに濃厚さをプラス。
あと、このケーキには隠し味的にバラの香りを漂わせてあるとのことだったけど、それについては言われてみれば確かにするかも・・・というぐらいほんのり。味の邪魔にはなっていません。
これも美味しいなー


Aセット最後は、「マタン」というケーキ。

菅又シェフお得意のマカロンのケーキ。
切ってみます。

このケーキも美味しい!
なにがって、言うまでもなくマカロンがすごく美味しい!
さっくり軽い食感はさすがとしか言いようがない。
そして、中にはホワイトチョコと、生のオレンジ、パッションのジュレ。
これもオレンジパッションの酸味をホワイトチョコがうまく甘さと濃厚さを足していて、全体の食べごたえが増している。そして、これもややスパイシーな味が隠れているように感じました。なんだろ、すごく印象に残るスパイスの香りがしました。
シンプルな形状ですが、中身はとても手が込んでいます。


そして、生菓子セットBいきます。
まずは、クレームキャラメル。

小さめのプリンです。
スプーンですくってみます・・・

このプリンは、バニラたっぷりのトロトロ系プリン。
美味しいけど、自分はトロトロ系プリンちょっと苦手なので、もう少し固いともっとよかったかな。


ショートケーキも菅又シェフ流にヴェリーヌ仕立て。ヴェリーヌショートケーキです。

ヴェリーヌ仕立てのショートケーキはカカオエットやルエールサンクなど、いくつかのお店で作っているので、それほどの驚きはないですが。
スプーンですくうと

いちご、生クリーム、ピンク色に染まったスポンジが。
これもなかなか美味しいけど、ヴェリーヌだったらもう少し生クリームゆるく立ててもよかったかも。ヴェリーヌらしさはやや少なめかなーという気がしました。
でも、ちゃんと仕事してあるのが、底の部分。

いちごのソースがさりげなく。
このあたりは流石です。


そして、フロマージュキュイ。

このベイクドチーズケーキ、すっごく美味しい!
フロマージュクリュも美味しかったけど、こっちは更に美味しい!
ねっとりまったりとしたチーズの食感がたまらん!そして、チーズと一体化した下の生地の甘さもちょうどよくて、全体の統一感が半端ない。
この激重チーズケーキ、ド直球で来ていて、その豪速球を全身で受け止めましたよ。


以上3点が生菓子セットB。
そして、楽しみにしていたケークフリュイも。

どうです!このフルーツたっぷりの威容は!
このケークの特徴は、縦にすごく長いということ。
こんな感じなのです。

これはちょっと面白いですねー。
切ってみます。

上にもたっぷりのフルーツ&ナッツが載っていますが、中にも大量のフルーツ&ナッツが練りこまれていて、すばらしく美味しい!
シナモンの香りと、ラム酒の香りがほのかに。
生地はしっとり、というよりはややもそっとした食感。
食べごたえがあります。飲み物と一緒に食べないとちょっとむせるかも。
でも、紅茶と一緒に食べると、最高に美味しい。
このケークは明日食べたらまた違う味わいになっているんじゃないかな。


ということで、Ryouraのケーキ、たっぷり食べました。
でも、ドゥーパティスリーカフェ時代の季節ごとに中身が変わっていたミルフィーユや、サントノーレ、超濃厚チョコケーキなど、まだまだ食べたいケーキは山程あります。
しばらくはケーキの種類は絞るみたいですが、もう少ししたらイートインもカウンターでできるようにして、ケーキの種類も増えるそうなので、その頃にまた訪問したいです。