催事では何度もお世話になっている「ジュンウジタ」。
だけど、その美味しさにもかかわらず、まだ本店は行けてなかったんですよ。
だってだって・・・遠すぎるよ・・・
でも!甘魂者としては、ジュンウジタに行って、スペシャリテの「タルト・カフェ」を食べなければ!
行くべし!!
・・・と思っていたのですが、ここのところ、全く雨が止む気配なし。
今日も大雨ざあざあ。
もう、これ以上天候に左右されるのは耐えられない!
雨でも出かける!
と、勇んで出かけることにしました。
そうしたら碑文谷、予想はしてたけど、予想以上に遠い!
雨ということもあって、都立大学駅からたっぷり20分は歩きました。
ようやく見えたサレジオ教会!
ここまで見えれば、もう間もなくです!
ジュンウジタの本店、やっとこさ辿り着きました・・・
お店についたら、まずはやっぱり「タルト・カフェ」。
タルト・カフェは、持ち帰り30分の時間制限付き。
当然家に持って帰るには遠すぎる。
なので、店内でいただきますよ。
ようやくご対面することができました!タルト・カフェです!
これが憧れのタルト・カフェ・・・
おそるおそるナイフで切ってみます・・・
で、食べてみたのですが・・・
おいっっしいーーー!!
これは美味しいですねー!!
延々歩いてお店来た甲斐がありましたよ!
このタルト・カフェ、上のコーヒームースはむちっとした弾力性のある固さ。
コーヒーの香りがすごくいいのです。
コーヒーのほろ苦さももちろんありますが、香りの高さがとにかくすごくて。
そして、タルトのよく焼いたザクザクの食感とバターの香り、さらに間に挟んであるキャラメルナッツのやや苦さを含んだ香ばしさ。
全てのパーツがいい香りに包まれていて、めちゃくちゃ美味しい!
特にコーヒーとナッツの相性の良さが抜群で。
食べていて、ふおおおお・・・となってしまいました。
タルト・カフェ以外のケーキは持ち帰り。
家で食べました。
まずは、ムース・アラ・マント。
断面。
このケーキはミントチョコ味。
だけど、ミントの味わいはとてもフレッシュで、いわゆる薄荷くさい、キツ目の辛さではなくてハーブ的な香りの良さを感じます。
チョコの部分も甘さは控えめで、軽さを感じるので、全体にさっぱりした味わい。これならミントチョコ苦手な人もおいしく食べられるんじゃないかな。
ミルフォイユ。
豪快なフォルムです!
このパイ生地のごわっとしたのは、逆さ焼きではないかと。
そして、このミルフォイユ、味の方も豪快です!
パイ生地はかなり焦げ感を感じさせる、ギリギリまで焼かれた香ばしさがいっぱい。
そこに、普通はカスタードクリームがくるところ、お酒(カルヴァドス)をきかせた生クリームが挟んである。これがすごくいい感じなのです。カスタードのぽってりとした濃厚さではなく、生クリームにお酒を足すことでさっぱりとしながらも別の意味での濃厚さを感じさせることに成功している。
そして、下にはラズベリーのジャムが一層挟んである。このベリーのジャムの甘さもいいアクセント。上のフォンダンの甘さもあって、ミルフィーユにありがちな鈍重さがないにも関わらずしっかりとした、輪郭のくっきりした味になっている。
こんなミルフィーユ、食べたことないし、見かけ通り、いや見かけ以上にオリジナルな味に圧倒されました。
シブーストカシス。
断面。
このシブーストカシスは、カシスの酸味がいっぱい!
シブーストクリームも、ふわふわ感はあるけれど、甘ったるさよりもカシスの酸味のほうが勝っている。そこにオレンジの酸味が加わって、多彩な酸味を楽しめる。
そして、その酸味を受け止めるタルト台が、やっぱりよく焼かれていてザクザク感が素晴らしい!クレームダマンドもたっぷり入っていて、カシス・オレンジの酸味をどっしりと受け止めています。
タルト・フリュイ。季節のタルト。
今の時期はマンゴーとパッションフルーツだそう。
断面。
このタルト・フリュイ、断面図を見ていただくと分かるように、タルト台がものすごく分厚いの!なので、単なるトロピカルなタルトで終わっていない。がっちり焼かれて香ばしいタルト生地にクレームダマンドの香りの良さが素晴らしい。
もちろんマンゴーとパッションのフルーティーな味わいもすごくいいのですが、タルト台がそれに拮抗していて、それ以上に美味しさを作り上げている。
圧巻のタルト・フリュイでした。
最後に、これは以前買ったことのあるシュークリーム、シューパリジャンです。
このシュークリーム、小さいけれどやっぱり美味しいです。
硬めでゴツゴツとした食感のシュー皮に、お酒入ってるんじゃないかな?香りが独特のカスタードクリームがたっぷり。子供向きというより大人が愉しむシュークリーム、というような味わいでした。
そんなわけで、雨の中ジュンウジタの本店に初訪問しました。
いやー、タルト・カフェ最高だったなー・・・
他のケーキも、圧倒的な美味しさがあって、驚かされっぱなしでした。
やっぱりお店行かないとダメですねー
改めて痛感しました。
でも遠かった!これがもう少し近ければ、通っちゃうんですけどねー・・・