玉川学園前パクタージュ、また催事やって来ました。
今度は銀座三越。
パクタージュについては、先日伊勢丹の来た時には「春ケーキ」をご紹介したのですが、それから約2ヶ月という短いタイムスパンでまた催事だったので、期待もありましたが、顔ぶれがどれだけ変わっているんだろ?という心配も。
今回のパクタージュの催事、毎日2〜3アイテムが日替わりになるそうで、スタッフブログによると
3日(水)ダルザス・・・キルシュを生かした新作
マルジョレーヌ・・・ナッツの旨味を贅沢に
4日(木)アンバサダー・・・一輪の花咲く大人の味わい
ラブリコチエ・・・杏とオレンジの爽やかなハーモニー
5日(金)オペラ・・・エスプレッソとショコラ。王道古典菓子
リュテティア・・・催事限定。古い文献のレシピを再現
6日(土)リュテティア・・・催事限定。古い文献のレシピを再現
シャティーニュ・・・栗、くるみ、プルーンをアルマニャックの香りと共に
アンバサダー・・・一輪の花咲く大人の味わい
7日(日)シャティーニュ・・・栗、くるみ、プルーンをアルマニャックの香りと共に
ダルザス・・・キルシュを生かした新作
タルト プラリネルージュ・・・リヨンの銘菓”プラリネルージュ”のタルト仕立て
8日(月)スープアングレーズ・・・イルフロッタンからヒントを得たプチガトー。ライムとパイナップルで。
タルトシトロンカフェ・・・お馴染みタルトシトロンにコーヒーを合わせて
9日(火)アフロディーテ・・・華やかなタイベリーとシナモンのマリアージュ
ブランマンジェ・・・アーモンドの味わいを優しく固めて
この日替わりのケーキの中でぜひ食べてみたかったのがオペラ!
実はこのオペラ、杉本亜未先生がナンバーワンオペラとして推奨されていて。
それならば絶対食べねばと思っていました。
あとは最終日のアフロディーテもちょっと食べたいんですよね。タイベリーというベリーを体験したことないので。
10時半に銀座三越の催事ショーケースを見ると、まあさすがに前回のマパテで出てたケーキとかぶっているのもかなりありました。
でも、夏らしいヴェリーヌが3種類置いてあったりと、かなり夏向けにシフトした品揃えになっていました。
そうした中、シュークリームを含む6品を購入。
持って帰ってきました。
パクタージュの初夏ケーキ、まずはモンテリマールフランボワーズから。
可愛い!
パクタージュのケーキって、味は男性的なのですが、フォルムは女性的な優美さがありますよね。このケーキも、ピンク色とピスタチオの緑、オレンジピールの橙色がいい塩梅の色のとりあわせになってる。
断面。
このモンテリマールフランボワーズ、はっきりわかるほど蜂蜜の甘さを感じます。とても甘々で幸せ味。ラズベリーと中のオレンジのババロアは、酸味はやや控えめで、甘酸っぱさの「甘」の方に力点が置かれていて、蜂蜜の甘さに更に貢献している。上のナッツ&フルーツはいいアクセント。
しっかり甘いけど、べたついた感じはなくて、さっぱりと食べられます。この季節にちょうどいい美味しいさ。
ガトーフロマージュ。
このチーズケーキは、「もくもく」とした、ちょっと粉っぽいチーズの食感が面白いです。レアチーズのようなトロッとしたチーズの味ではなく、パルミジャーノとかハード系チーズを食べているような味わい。チーズの味も乳くささよりも発酵の香りがより強く感じられる。といっても酸味はそれほどではないから、食べにくいということはありません。独特の食感が癖になりそうなケーキでした。
そしてそして、オペラです。
オペラ・・美味しいです。すごく美味しい。
これまで食べてきた中でベストか?と言われるとなんとも言えませんが、かなり美味しいのは間違いない。この薄さの中にあるコーヒーとチョコレートのベストバランスがたまらないです。コーヒーリキュールもたっぷり使ってあるので、パンチも十分。もうちょっと食べたいと思わせる美味しいオペラでした。
シュークリームも買いましたよ。シューパリジャン。
大きさはかなり小さめ。
切ってみました。
このシューパリジャン、シュー皮の存在感がすごい!厚さも分厚いのですが、目がみっしり詰まっている。塩気もあって、それから上がけの砂糖と相まって、このシュー皮だけでもひとつのお菓子として売れそうな美味しさ。
カスタードはバニラ感たっぷりで皮に負けてない。小ぶりだけどマイティーなシュークリームです。さすがパクタージュ、シュークリームも男気あふれる!
そしてヴェリーヌいきます。「ソーテルヌ」。
このヴェリーヌは、ゴールデンキウイと貴腐ワインのジュレ、ライムのムースという組み合わせ。
ライムの酸味とキウイの酸味が強烈!キュンとするさわやかテイスト。甘さは控えめで、貴腐ワインの持つほんのりとした甘さを消さないような配慮が行き届いている。いかにも夏らしい、複雑だけどスルスル食べられる美味しいヴェリーヌでした。
最後、こちらもヴェリーヌ仕立てのババ・ラナナス。
パイナップルのババです。
これは!!!
びっくり仰天のお酒の強さ!
ババは本来アルコールがしっかり使ってあるスイーツですが、ここまでアルコールきついのは、あんまり食べたことない。お酒弱い人ならこれで泥酔できるかも。
でも、しっかりとしたババ生地にカットしたパインの甘さ、さらに底にはカスタードが敷いてあって、かなり丁寧に作ってある。単にお酒の強さだけじゃない。大人限定の夏スイーツです。
ということでパクタージュのケーキ、またもや堪能しました。
オペラ美味しかったなー。あとはヴェリーヌの2品、どちらも美味しかった。
パクタージュの持ち味、可愛い顔して中身は大人じゃーん!というのがどのケーキにも感じられてよかってです!