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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


パティスリービガロー、早くもマ・パティスリーに登場!

パティスリービガローがオープンしたのは2014年5月。
それが、もう早くも新宿伊勢丹マ・パティスリーに出店です。
オープン1年でのスピード出世は、ユウササゲとどっちが早いだろう?ともかく異例の早さだと思います。
自分は桜新町のお店も行きましたが、かなりレベルの高いケーキが多かったので、今回の催事も楽しみにしていました。
はてさて、どんなケーキが並んでいるでしょうか?


マパテのショーケースを見てみると、やはりというか、クラシカルなケーキが中心。派手さはそんなにないのですが、どれも「これは美味しいぞ!」という顔で並んでいました。
雰囲気的にはフジウのケーキにちょっと似てるかも。
そんな中、前回買わなかったケーキを中心にシュークリームやタルトなども購入。
帰ってきました。


パティスリービガローのケーキ、まずは春らしいベルガモットフレーズから。

いちごの季節ももう終わりですから、ぎりぎり旬のケーキ。
このケーキは、スポンジとムースがメインの、ふんわりとした食感のケーキ。
ムースも、いちごの甘酸っぱさと、ベルガモットの柑橘系のキュンとした酸味が合わさった、清々しい味わいのケーキ。
今日みたいなちょっと暑い日には、清涼剤的な美味しさが嬉しい。


次に、オペラ買ってみました。

なめし革のような上のチョコレートは、フォークを入れたらパリっと割れるかと思いきやスッとフォークが入りました。スポンジにはコーヒーのシロップがたっぷりうってあって、しっとりした食感。甘くてほろ苦い、正統派のオペラです。美味しい。


それから、「マスコット」という、これも伝統菓子なのだそう。

これ好き!すごく美味しい。
パーツの構成としては、スポンジとアーモンドのバタークリームというシンプルなものなのですが、噛みしめるほどにじんわりと美味しさが伝わってくる。
それにプラスして、オレンジの香りがいいアクセントになっていて、男性的なバタクリケーキに乙女チックな要素をプラスしていて、とても心に響く味わいに昇華させている。
これはいいですね!いいですね!


そしてスペシャリテのひとつ、トリュッフケーキ。

ケーキというよりは建築物のようなフォルムですが・・・
このケーキ、見た目から受ける印象に近い味わい。
シンプルなチョコレートクリームとチョコレートスポンジの組み合わせ。
なんだけど、すごく香りがいいんですよね。
チョコレートのアロマが鼻腔をスウっと抜ける。
この香りの良さは何なんだろ。スパイスをプラスして香りの良さにつなげているのか、チョコレート自体の香りなのか。
甘さはかなり抑えた、チョコの香りの良さ、苦味、酸味を存分に楽しめるケーキです。


シュークリームも買っちゃいました。シューアラクレーム。

断面。

シュー皮はふかっとした塩気のある生地。その中にずっしりとカスタードクリームが入っています。
カスタードクリームは、生クリーム入りかな?少し軽めの味わい。
個人的にはもうちょっとクリームはぽってりした濃厚なのが好みだけど、これは万人受けするシュークリームじゃないかな。手堅く美味しい。


そして、タルトレットポワール。

断面。

タルト台にも洋梨が入っています。
このタルトレットポワール、食べてみると洋梨のシャキシャキした食感がかなり残っている。ジューシーでフレッシュ。
その反面、タルトはやや軽めの焼き上がり。フォークで切るとほろほろっと崩れる。
これも個人的にはもうちょっとガッツリ焼きのほうが好みだけど、日本人はフレッシュでみずみずしい味のほうが好み、という人が多いと思うので、まあこれはこれで、という感じですね。


ということで、パティスリービガローのケーキ、2回め食べましたが、オペラやトリュッフケーキといった重めのケーキはしっかり重く、シュークリームやタルトは広く受け入れられる軽めの味わいに仕上げていて、そのメリハリが素敵。
そして、軽さと重さ、両方のいいところを受け継いだのがマスコット。これは美味しかったですねー。
オープンわずか1年でマパテ進出を果たしただけのことはある、おすすめのパティスリーです。