わだばバルテュスになる!!! © 会田誠
でおなじみのバルテュス。
その大規模な展覧会が開催されるとか。
えーーー??
バルテュスといえば、どちらかというと「好き!」と公言するのがはばかられる作家というイメージが強いのですが・・・
もちろん自分は大好きですよ?
だけど一般的なパブリックイメージは必ずしも良くないのでは?と思っていたので、こんな上野の美術館で展覧会をやるのが少し不思議な気分。
でも、このバルテュス展、どうやら「称賛と誤解だらけの、20世紀最後の巨匠」というサブタイトルがあるように、バルテュスをめぐる誤解を解く、らしいです。
まあどんな感じの展覧会なのか、とにかく行ってみましょう。
会場は上野の東京都美術館。
はい、わざと女子中学生たちが写り込むように撮りました。
すてきな光景じゃないですか。
このバルテュス展、彼が11歳!の時に制作した絵本「ミツ」からスタート。確かに彼は早熟の天才だったんですね!
その後は東洋にかぶれたり、ルネサンス絵画を模写したりしていましたが、初個展ではいきなりスキャンダラスな絵画を出品します。
それがバルテュスと言えば必ず出てくる、ロリコン度満点の絵画の数々。
今回は「夢見るテレーズ」本邦初公開だそう。
「夢見るテレーズ」は、思ったよりもずっと大きいサイズの絵画でした。
パンツ丸出しの少女の脚は、やっぱり最高にエロいです。
バルテュス的な少女のエロ絵画は、他にも何点か。「美しい日々」も出品されています。少女のおっぱいや下半身が直裁的に描かれた作品もあって、今回の展覧会、わりと頑張ってる感じはありました。
が、それらのスキャンダラスな絵画がバルテュスのその他の、端正な風景画などとの関連性をきちんと示せているかというと、うーんどうだろ。
「誤解を解く」というのは、ちょっと難しいのではないのかなー。
そんな感じで約1時間強、展覧会に出品されていた作品の質は高いと思いましたが、量的には少な目。大規模展というよりは中規模展ぐらいに思った方がいい。
出口にはカタログやグッズの販売。カタログは、やっぱり出品作が少ないので、ちょっと購入には至らず。
カタログの他には洋書「Balthus: Cats and Girls」が売ってました。
- 作者: Sabine Rewald
- 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
- 発売日: 2013/10/29
- メディア: ハードカバー
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グッズは他には「ミツ」のプリントされたマグカップや紅茶や蜂蜜や。
自分はポストカード2枚だけ購入。
バルテュスについては、このタッシェンの画集がおすすめ。
バルチュス (ニューベーシック) (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)
- 作者: ジル・ネレ
- 出版社/メーカー: タッシェン
- 発売日: 2006/11/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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バルテュス展を見た後、秋葉原へ移動。
「がらくたストリート」完結3巻を購入。
帰りに、ツイッターで教えてもらったJR総武線ホームにある「ミルクスタンド」で甘酒を購入。
冷やし甘酒、320円。
材料は米糀。
砂糖不使用の自然な甘さ、が売りなんですが、ほんのり甘い。
けど、別に砂糖を使った不自然な甘さでもいかったような。