自分にはひとつ下の妹がいるのですが、向こうは子育てに忙しいし別段用事もないので滅多に会うことはないのですが、時々携帯のメールに「いま○○にいるんだけど周辺で美味しいケーキ屋さんない?」とか聞かれて、適当に返事したりしている間柄。
今日も、携帯に「エーグルドゥースっていう店にこれから行くんだけど、おすすめのケーキある?」とメールが来たので、自分が食べたいケーキを適当に書いて、文末に「ていうか自分が行きたいよエーグルドゥース!」と書いたら、どういう風の吹き回しか、「ケーキ四ツ谷の駅まで持って行くよー」とのこと。
予想もしてなかったのでびっくりしましたが、アトレで待ち合わせて、超久々に会ってきました。元気そうで何より。適当に立ち話して、また今度食事でもしましょうということでお別れしてきました。
エーグルドゥースのケーキ、こちらが推薦したケーキをほぼそのまま買ってきたので、自分が食べたいと思ってたケーキが箱に入ってました。
今日は午前中にケーキに耽溺していて、あーいい日だったと思ったら、夜にもケーキとは。ラッキーデーです。
エーグルドゥースのケーキ、まずは「絶対おすすめ!」と書いておいたカスレット。
このカスレットの飴を割る瞬間はいつもときめきます。
断面。
もう今さらなんですが、やっぱり美味しいの一言。
バナナってアクが強いフルーツで、下手に使うとえぐみが強くてまずくなってしまうのですが、カスレットでは、そのえぐみを消すのではなく、あえて強調することでエキゾチックな味わいを作り出している。間違いなく世界に誇れる日本の傑作ケーキです。
そして、先日たかねっこさんが推奨していて自分も食べたかったので妹におすすめしたフレジェも買ってきてくれました。
このいちごの風格たるや、圧巻ですね。
エーグルドゥースのフレジェ、久々に食べましたが、うん、たしかにめちゃくちゃ美味しいですね!
美味しいし、ものすごく手間隙がかかってるのがわかる。スポンジにはシロップを染み込ませてあって、いちごの周囲にもジュレをまとわせ、トップには表面を軽く焼いたメレンゲ。ちょっともう、常軌を逸してるよこの細かい仕事ぶり。
昨日食べたラ・ヴィエイユ・フランスのフレジェとは、方向性が全く違うので、どちらが上とかは自分は決められない。けど、この細かくて丁寧な仕事ぶりは、ちょっと感動モノですね。
それから、メールには「トルシュ・オー・マロンはもう終売だと思うけど売ってたらマスト!」と書いたのですが、やっぱりトルシュ・オー・マロンは終わってて、代わりにフォンダン・オー・マロンを買ってきてくれました。
断面。
マロンペーストの層と、生クリームの層の2層。シンプル過ぎるほどシンプルです。
トルシュ・オー・マロンは和栗のほっくり感が全面に出てるモンブランですが、こちらのフォンダン・オー・マロンは栗の粉のどっしり感が際立っている。そして生クリームとのバランスが完璧に計算されている。重厚なんだけど重すぎない。素晴らしいとしか言えない。
メールでは最後に「パウンドケーキもおすすめ。中でもケーク・ケベコワが美味しいよ」と書いたら、それも買ってきてくれました!
これは明日からのエネルギー源としてとっておくことにしますが、一切れだけ食べてみました。
メープルシュガーのコクが口の中を駆けまわります。ちょっと黒糖のような甘さですよね。ケークの口どけもいいし、言うことなし。
ということで、エーグルドゥースの名作ケーキを思いがけず食べることができました。
まああれだな、今度妹になんか送らないとだめだなー。