嬉しいことに、ラ・ヴィエイユ・フランス、催事に来てくれることけっこう多いです。
確かこの前まで立川の伊勢丹に出てませんでしたっけ?
そして今回は新宿伊勢丹へ。
もちろん行きますよ。
催事は今日が最終日。
ラ・ヴィエイユ・フランスのケーキ食べるのは5回目とか6回目とかなので、
前に食べたケーキをメモして、ダブらないようにしようと思って。
準備万端、行ってきました。
で、伊勢丹着いてマ・パティスリーのショーケース見ると、
おなじみのケーキから初めましてのケーキまで、色とりどり。
どれも可愛い。選ぶの悩む。
その中で気がついたのが、ミルフォイユ。
ミルフォイユは前に食べたケーキとしてチェック済みだったのですが、以前とは全くの別物になってる。同じなのは名前だけという。
なので、それも購入することに。
ケーキ4つ、おうちにつれて帰ってきて、今日はニルギリを淹れてみました。
まずは、フレジエ。
可愛い・・・
絵に描いたようなフレジエですね。それにしてもイチゴが大きい。
フォークで切って食べてみました・・・すると、ちょっと普通のフレジエとの違いに気づきました。
よく見てみると・・・
底に薄くチョコを敷いてあるんですね。
このちょっとした工夫で、フレジエの味にコクが出てる。
中のバタークリームは甘めなのですが、イチゴがさっぱりしてるので、ちょうどいいバランス。
さすが、半端ないです。
次、バナニエ。
フレジエのイチゴをバナナに替えて、バタークリームをチョコにしたような見かけですね。
まあチョコバナナは美味しいですからね。
初夏らしいトロピカルなのでしょうか。
・・・などと思いながら食べてみました。
!!
最初に香ったのはスパイス。
シナモンと・・・あと、なんだろ。
チョコは濃厚だけど甘さは控えめ。ソテーしたバナナが十分甘いので、それでバランスをとっている。
全部を一緒に食べると、パンデピスを思わせるような味わい。
これはチョコバナナといっても、大人向けのチョコバナナ。
やられた。すごい。
やっぱりラ・ヴィエイユ・フランス、好きだわ。
ミルフォイユ。
今回購入したミルフォイユはこちら。
で、ちょうど1年前、2012年の6月に購入したミルフォイユはこんなでした。
ぜんぜん違うー!!
前回のはラズベリーのクリームが挟まれていましたが、今回はレモン。
色合いが似てるので分かりにくいですが、端っこを見ると確かにレモンのブリュレが挟まれているのがわかります。
レモンが入ってるなら、やっぱりさっぱりした味わいなのかなーと思いつつ食べてみました。
!!!またまたびっくり。
これ、カスタードクリームじゃなくてプラリネクリームだ!
バターの効いた、サクサクというよりカリカリとしたパイの香ばしさに、プラリネクリームの濃厚な味わい。そこに清涼剤としてレモンのブリュレが。
こんなに凝ったミルフィーユ、そうない。
すごい。すごすぎる。
最後。ベルジュロン。
あんずとチョコのケーキということだったのですが、これもびっくりポイントがあって、あんずの層のアップ。
あんずの果肉がたっぷり。漉してない。
食べてみましたが、やっぱりあんず感がドーンときます。
その、あんずのドーンとした突っ張りに応戦するチョコもこれまたドカーンと濃厚。
強烈です。強烈です。横綱です。
いやーこれは・・・
ということで、今回のラ・ヴィエイユ・フランスのケーキ、全部にびっくりポイントがあって、ちょっと感動しちゃいました。
ひとつひとつのケーキはフランス菓子の伝統を重んじたオーソドックスなものなのですが、そこに込めたきめの細かいこだわりが素晴らしい。そして、そのこだわりがひとりよがりの無意味なものではなくて、必然性のある独創性になってる。
やっぱりすごい。感服しました。