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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


ジタバタするほど美味しいケーキ屋さん(渋谷周辺)2013年パート1

うちのダイアリーに来るお客様をアクセス解析で分析すると、かなり上位の方に「渋谷+美味しい+ケーキ」の複合検索語で来てくださる方がいます。
たしかに渋谷って美味しいケーキのお店少ないんですよね。なので、すがる気持ちで検索してくる気持ちわかります。
その検索語でたどり着く記事がこちら。

でもこの記事、2008年のもの。今から5年前です。
渋谷で5年といえば、かなりのものですよ。街が大幅に変わっていてもおかしくない。
・・・でも、美味しいケーキ屋さんに関してはあまり変化がないのが実情なんですよね。
渋谷西武はリニューアルでケーキ屋さん大幅に減ってしまったし。
新しく出来たヒカリエもこれといっていい店入らなかったし。
ヒカリエは催事で時々面白いことをやってるので、うまくそれに出会えればいいのですが。


と、まあ、渋谷駅周辺で美味しいケーキのお店となると相変わらず
Vironやドゥ・マゴ、東急フードショーのオリジンーヌカカオぐらい。
でも、ここにきて評判になっているのがセルリアンタワー東急ホテルのペストリーショップ。
セルリアンタワー、渋谷駅からは近いけど、歩道橋が面倒でね・・・あまり行ってなかった。
なるほどね。これは一度行ってみる価値あるかも。
ということで、久しぶりに渋谷のケーキツアーを敢行することにしました。
まずは第一弾として、VIRONとセルリアンタワーに行くことに。


渋谷VIRON。

「レトロドール」という絶品フランスパンで有名ですが、ケーキも美味しい。2階のブラッセリーで食べられるお食事もすごく美味しい。
ランチやディナーの空き時間には1階で買ったパンやケーキを2階で食べることもできる。
今回はケーキツアーなので、ケーキを3つ注文。2階で食べることに。
2階では朝食を食べている人がちらほら。VIRONの朝食、たっぷりのパンに美味しいジャム塗り放題なんですよね。一度食べてみたいのですが、それはまた今度。
2階でドリンクを注文します。エスプレッソをたのみました。


まずはVIRONでケーキを食べる時は必ず注文するミルフィーユ。

大きいし、上にはフォンダンが分厚くかかってるし、
このパイの焼き色のきれいなこと!

サックサクです。相変わらず美味しい。


それから、これも絶品のババ。

これも生地がうまいんですよね。シロップびしゃびしゃで。
断面。

中に入ったレーズンと、グランマニエの香りがすんばらしい。


もう1個は、モンブランと迷ったのですがブーランジェリーっぽくないケーキ、バールショコラパッション。
こういうケーキもちゃんと作れるんです。

濃厚チョコとパッションフルーツの酸味がちょうどいいバランス。


・・・と3個のケーキを食べてから、エスプレッソを。

お豆はラヴァッツァですね。角砂糖がちゃんと2つ添えてあるのが、さすが良くわかっていらっしゃる。
エスプレッソにはたっぷりの角砂糖。基本ですよね。
バールショコラパッションのチョコレートが口の中に残っているところにエスプレッソをクイッと流し込む。
ん〜んまい!
やっぱりVIRON、良い店だ。
心残りだったのは巨大なモンブラン。食べたかったなあ。
でも後が控えてるので今回は断腸の思いで諦めました。また近いうちに来るからね!


VIRONをあとにして、向かったのがセルリアンタワー。
超久しぶりセルリアンタワー。出来てすぐに金田中でランチ食べて以来かも。
懐かしいなあ。

セルリアンタワーに着くとすぐにあるエスカレーターに乗って、ロビー階へ。
奥に歩いて行くと、そこにショーケースが並んでいます。
そこがペストリーショップ。規模はそんなに大きくない。
ケーキの種類もそんなに多くはなくて、10種類ぐらいかな?
ここセルリアンタワー東急ホテルのペストリーショップのケーキは、パリの三つ星ホテル「ホテル・ル・ブリストル パリ」のシェフパティシエ、ローラン・ジャナン氏がプロデュースしているものがあるとのこと。
ふーん。どんなんだろ。
ということで、ローラン・ジャナンのケーキを2つ、そして「アンドレ・ルコント杯」にて優勝受賞作品として選ばれたという「パリブレスト」をテイクアウトで購入。
持って帰ってきました。


家でケーキ食べる時はいつもGclefのランカクラシックを一緒に飲んでいたのですが、前の記事に書いたようにランカクラシックは廃盤。なので今回は紅茶福袋に入っていたヌワラエリヤと一緒に。


パリブレスト。けっこう大きいです。これで450円はホテルのケーキとしては良心的な価格設定だと思う。

サイドにはアーモンドが張りついています。

シュー生地はパリッとしていて、中のプラリネクリームも固めなので、フォークですんなり切って食べることができました。
パリブレストはちょっと塩っぱいぐらいが美味しいと思うのですが、これも塩気がよく効いている。
クリームはもっとナッティーでもいいかな?とも思ったのですが、側面についていたアーモンドがナッツ成分をうまく補給。
うん、美味しいです。


そして、ローラン・ジャナン氏プロデュースのケーキ、まずは「ショコラ・ドゥ・ミュール」。

これ、かなり小さい!
これで630円はちょっと高いかな〜〜〜??
切ってみました。

食べてみると、チョコレートがめちゃめちゃ濃厚。チョコ好きでないとちょっとウッとなるかもしれないぐらい。
で、中にはほとんど砂糖を加えてないブラックベリーのピューレが。
チョコとラズベリーの組み合わせは鉄板だけど、ブラックベリーはラズベリーに比べてちょっと個性が弱い印象なのですが、この中に入ったピューレのおかげで、超濃厚チョコに負けないベリーの存在感を感じることができます。
チョコとブラックベリーの濃ゆ〜い味わいが拮抗して、とてもヘヴィーな食べごたえ。これはこの小ささでちょうどいい。食べてみてわかりました。


ローラン・ジャナン氏プロデュースのケーキ、もうひとつ、イゾセル。

なかなかスタイリッシュなフォルムですね。
これは大きさはそこそこ大きい。
薄いパリンとしたチョコレートを挟んでレモンクリーム、チョコクリーム、ナッツ、ダックワーズという構成。
これ、ナッツとダックワーズのカリコリ・サクサクがすごく主張してくる。底に森永チョコフレークをたっぷり敷いてあるがごとし。
チョコの風味は弱め、レモンクリームがほどよい酸味。美味しい。
でも全体としてハーモニーが整っているのかいないのか。うーむーと考え込みながら食べました。


セルリアンタワー東急ホテルのケーキ、うん、そこそこレベル高い。
ペストリーショップの隣にはケーキを食べられるラウンジがあるので、そこでお茶しながら美味しいケーキを楽しむのもいいかもしれない。
渋谷にはそういうお店ほんと少ないからね。


とりあえず渋谷ケーキツアー第一弾は以上です。
第二弾は近々行いたいですね。予定としてはドゥ・マゴのタルトタタンとオリジーンヌ・カカオのチョコケーキ。
新しい店ができていればうまく拾いたい気持ちもあるのですが、次までに新しいいい店できてるかな〜?どうだろ。