雑誌「LO」の掲示板で休筆宣言をしたのは去年の秋ぐらい?
10月4日ですか。
額面通りには受け取らなかったけれど、もしこのままフェードアウトしてしまったら残念すぎる・・・と思ってたのですが、今月のLOに復帰作が掲載!とのこと。
さらに、たまごまごごはんさんの情報で茜新社直営の本屋「ダンジョンブックス」だとキャラ表がついてるとのことで。行ってきました。買ってきました。
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そして読みました。
・・・・。
・・・・タイトルも内容も、なんというか、絶句してしまう。
すごい!素晴らしい!名作!・・というのはちょっと違う。でも
暗い!自己満足!駄作!・・・・というのは絶対に違う。でも
賛否両論なのは確か。「なんだこれ?」で終わる人が多いと思います。実用性ないし。自分も初読では「なんなんだ・・・?」と思ったし。
なんだかわからないけど、凄いというのは感じたのです。
シュール?ファンタジー?確かにその要素があるけど、そういう単語で括れないなにか。
うー・・いい表現が思いつかない・・・
叱責覚悟でいってみると、
「森山塔+シュバンクマイエル+エコール」とか・・・
・・・ダメだ・・他の人のレビューを読んできます。
読んでいて思うのは、この作品や作者の雨がっぱ少女群先生は、性欲を満たすためのメディアとしての成年コミックから逸脱しそうになっているのかもしれない。けど、ガロとかサブカル系・・にも収まりきれない。スピリッツ?朔ユキ蔵の後釜?・・・それもちょっとやだな。
そう考えると「LO」という雑誌の特殊性に感謝しなければいけないのかもしれませんね。
この作品中で一箇所だけ動物(羊)が出てくるのですが、これが意味するものがなんなのか、再読して考えてみます。
それと、もらったキャラ表なのですが、これも軽く絶句。
この作品を作るためにこれだけ緻密な設定があるなんて。
・・・結論としては、やっぱり雨がっぱ少女群先生は凄い。そしてLOも偉い。今後も応援していきます。ということで。