本当に久しぶりにGeisaiに行ってきました。
http://www.geisai.net/g12/
審査員に会田誠さんがいたのですが、自分が見ている順路と、審査の順路がかぶってしまって、会田さんの後ろを金魚のフン状態でくっついていく格好に。
面白かったです。
全体的な感想はmixiに書きました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1102038546&owner_id=34718
それで、審査の結果がどうなったのかは知らないのですが、自分が印象に残った作品をいくつか。
mi_shimashimaさんの蛇口から焼きそば。(B-130)
食品サンプルを使った作品としては渡辺おさむさんが有名ですが、これはかなり面白い。家に飾っておきたい。
http://misaki.petit.cc/
双唾冷々さんの「Nobody Knows」(B-001)
オーケストラの楽団員を描いた大作。人物が白目むいていたり、変な立ち位置とか、なんか不穏な空気が周囲に漂っていました。
http://sky.geocities.jp/studio_nega/
小川泉さんの「OGASAI#2」(C-056)
コミック絵からリアルな描写まで作風が幅広くずらっと並んでいるのだけど、全体としてバランスが取れていて破綻していないのがすごい。
田中和也さんの「トカゲ」(E-032)
クリーチャーではいちばんインパクトを感じた作品。
そして!nyaofunhouse賞は!(設立しました)
三塚信さんの作品。(D-105)
全て蜜蝋で作られたオブジェのインスタレーション。
花の形をした小さな蝋燭が敷き詰められた中に、蜜蝋で作った家々が立ち並んでいます。
凛としている。けれど暖かい。柔らかい。
キャンドルアートというと、やっぱり「溶ける」ということがテーマになったり、あとは蝋の可塑性をいかした彫刻的な作品が多いと思うのですが、蝋で建築的な作品というのは初めて。一見、蝋の性質とは相反しているように思えるのだけど、ここではその相反する建築(理性)と溶解(感情)が融合してとても美しい世界を映し出している。
見ていて、大きく感情が揺さぶられました。
お土産に、敷き詰められていた花の形の蝋燭をいくつかいただきました。
そこに添付してあったペーパーには「特注キャンドルの製作も承っている」と書いてありました。これは是非是非。どんなモチーフがいいかなあ・・?