アート情報サイト「東京アートビート」(http://www.tokyoartbeat.com/)のギャラリー・展覧会情報をRSSで購読してるのですが、あるギャラリーで公開中の作品のサムネイルを見た瞬間に、おっ!・・ものすごくキュートなイラストが掲載されていて、青山のギャラリーで公開中との事。
ちょうど青山に行く用事があったのでついでに観て来ようと。
→TAB イベント - トーヴェ・へニックス 「Dust」
→ギャラリーWALL http://www.g-wall.org/
作品は約50枚のイラストで綴られた物語でした。
モチーフとなる少女が悪い夢にうなされながらも、それを一掃しようとする姿をトーヴェはユーモラスに描く。ストーリーはエリザベス・ハーボーによるもの。日本語・英語・スウェーデン語表記。
ストーリーはやや抽象的な部分もあるのですが、光と闇、安堵と恐怖がそれぞれ「星のステッキ」と「汚れ:ちり」に仮託されていて、その「ちり」をきれいに掃除することで内面の闇を払拭する・・というような話だったと思います。
作品の一部は→こちらで見ることが出来ますが、見てお分かりのように、ものすごく可愛い!だけど可愛いだけじゃなく、白黒・ピンクのコントラストによって精神的な部分、不安や弱さといったものも描出されています。
"Emily the Strange"を髣髴とさせる部分もありますが、自分はこちらのほうが心惹かれました。
ギャラリーの方にお話を伺ったら、当初は本として企画された作品で、出版の交渉もしているのだけれどなかなか難しい・・・ということをおっしゃっていました。
いやいや・・これは絶対出版されたら評判になりますよ。少なくとも自分は買う。
というか、その場でオリジナルのリトグラフ買ってしまいました。
だって、びっくりするほど安かったのです。GEISAIのインディーアーティストの作品よりも安いぐらい。
もし上の画像やリンク先を見てちょっとでも心動かされたら、時間があったら是非ギャラリーに足を運んでみてください。
約50枚のイラスト、きっと魅了されると思います。
11/7までです。