DJ/ターンテーブリストのカット・ケミストが初のソロ・アルバム『The Audience's Listening』を7月11日にリリースします(日本盤のリリースは未定)。ジュラシック5時代からファンキーかつ巧妙に組まれたトラックには定評のあった彼、アルバムはそのサンプリング・センスをいかんなく発揮した作品に仕上がっている模様です。
アルバムからの先行カットとして、アストラッド・ジルベルトの楽曲をサンプリングした“The Garden”、イードンとミスター・リフをフィーチャーした“Storm”の2曲が、米の〈iTunes Music Store〉にてすでに配信されているとのこと。
・・・ということで試聴してみると、なんかチャランゴのような楽器(おそらくカバキーニョ。追記参照)がサンプリングされている。
(↑US版iTMS起動します)
「フォルクローレ・ヒップホップ」って、あんまり聴いたことがない。かなり斬新な感じ。さすが・・!と曲購入。
全曲とおして聴いてみると、冒頭は楽器のビリンバウが鳴り響き、それにチャランゴがかぶさり、更にAstrud Gilbertoの歌う"Berimbau"・・・と汎南米な展開。
"Berimbau"はブラジル音楽のスタンダードの中でも一番好きな曲なので、このネタチョイスは嬉しすぎる。
Edanをフィーチャーしたもう1曲の"Storm"もなかなかカッコいいし、これはソロアルバムも楽しみだわぁ。
- アーティスト: Cut Chemist
- 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
- 発売日: 2006/07/24
- メディア: CD
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あと、ついでに・・というかついでどころではないけどJ5本体の新作もリリース間近。
- アーティスト: ジュラシック5,ブリック&レイス,デイヴ・マシューズ・バンド
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2006/07/19
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追記:「チャランゴのような」と書いたのは、よく聴いてみたらカバキーニョですね、これは。ごめんなさい。訂正しておきます。
でも汎南米的という印象は変わらないですが。
http://www.crane.gr.jp/~tassi/nations_inst/CAVAQUINHO_BRAZ/CAVAQUINHO_BRAZ.html