今回のアニメ化をきっかけに、「夢使い」の原作コミックスを読んでみようかな・・と思った人へ。
1巻から順番に読んでいくのはお勧めできません。
植芝理一作品に免疫がない状態で1巻から読んでしまうと、あまりの変態的な内容にドン引き間違いなし。
4巻から読み始めましょう。
作画・内容とも全体的にダークな印象がありますが、まだ比較的「常識的な」ファンタジー作品として読むことができます。
設定等については、アニメを観ていればだいたいは理解できますし。
4巻〜6巻まで読んで、けっこう面白いと思ったら、次は前作「ディスコミュニケーション」の精霊編3冊を読むとよいです。
この3冊は「ディスコミ」と「夢使い」をつなぐブリッジ的な作品で、燐子ちゃんがなぜマッチを常備しているか、塔子ちゃんの左目の秘密など、「夢使い」の設定についても詳しく描かれています(本編では変更になった設定もありますが)。
内容的にはアブノーマルな要素が増えていますが、絵柄は安定して読みやすいです。
ここまで読んできて、植芝作品の世界に惹かれたのであれば、ようこそ「こちら側」へ。
エロ・グロ・ナンセンス・ファンタジー・オカルト・サブカルチャー・・・がぐちゃぐちゃに入り乱れた世界。ですが、ここまで読んできたならばそれがむしろ快感になっている・・・はず。
ここまできたら諦めましょう。