先ほど帰ってきました。
・・・まあ、なんというか、
出かける前の不安が的中。
シアーノさんも、30年DJやってきて、よもや極東の島国の、こんな変な場所でプレイをすることになるとは思わなかったでしょう。
なにせレジカウンターの上。
スピーカーは低音も高音もほとんど出ない、お客はレコード棚の間の通路に押し込められて前も見えずテンション上がるどこではない状態で、あまりの酷さに半分ぐらいの人は始まってすぐに帰っちゃう有様。
でも、シアーノさんは本当に本当にいい人。そんな劣悪な環境下でもなんとか盛り上げようと汗だくだったもの。
空気が冷え切っていると見るやソウル系からトライバル・ハウスに切り替えて、なんとか少し暖まってきたところで、大ネタDouble Exposure"My Love Is Free"炸裂!
スピーカーの音は割れまくるけどガンガン行くよ!
・・・・・スピーカー飛びました。
さすがの彼も、卓の上に置いてあった小さなモニタ用スピーカーいっこだけで人前でプレイしたことはなかったのでは・・?
まあ電気回路が飛んだだけだったみたいで、しばらくして復旧しましたが。
あの状態からここまで持ち直したのは、さすがとしか言いようがない。(写真クリック)
ここでかかってるのはLittle Sister"You're The One"(こちら所収)ですね。カッチョいい!
で、ラスト前の曲がSpinnersの"It's A Shame"だったんですよね・・。
まあ、名曲ですけど、彼は曲をかけるときには歌詞の意味にも注意を払うという話を聞いた事があるので、この曲にこめられた気持ちを考えると、切なかったです。
スタッフはきっといろいろ大変だったろうとは思うし、こっちは無料で招待してもらっているので文句を言う筋合いではないですが、彼ほどの人にこの曲を選ばさせるのは、やっぱり良くないです。
終わったあと、"The Garelly"のCDを差し出したら、快くサインに応じてくれて。裏面には、黄金のこの言葉
こんな日なのに、わざわざジャケットの裏面まで使って、やっぱりこの言葉を贈ってくださって。ジンときました。
本当に本当に本当にいい人。頭が下がります。ありがとうございました。
明日のリキッドルーム、行きたかったなぁ・・・。
Soul Jazz Records Presents Nicky Siano's the Gallery
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Soul Jazz
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: CD
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