ユニバーサル・ミュージックの好企画で、ジャンル分けが難しいけどナイスな音楽を再発する「フィンガー・スナッピン・ミュージック」。
http://www.universal-music.co.jp/jazz/finger_snapping_music/index.html (公式ページ)
今年の2月に発売されたシリーズでは、Alan Copeland Conspiracy "ア・バブル・コールド・ユー"のまさかの再発や、前にも取り上げた珍盤Sapodilla Punch"Steel Soul"など、ソフトロック好き〜ポップス廃人を虜にした魅力のラインナップだったのですが、
その第2弾が発売されるようです。
「Finger Snapping Music in Jumpin' & Jivin'」 (HMVの情報)
11/23発売予定。
リストに載っていたのは
- Louis Jordan "Somebody Up There Digs Me" (asin:B000BDJ4BC)
- Louis Jordan "Man, We're Wailing" (asin:B000BDJ4BM)
- Lloyd Price "Mr Personality" (asin:B000BDJ4BW)
- Clark Sisters "Sing, Sing, Sing!" (asin:B000BDJ4C6)
- Rusty Bryant "America's Greatest Jazz" (asin:B000BDJ4CG)
- Boulou Ferre "13 Year Old Jazz Sensation From France" (asin:B000BDJ4CQ)
- Candido "Latin Fire" (asin:B000BDJ4D0)
- Bruce Westcott "And Along Came Bruce" (asin:B000BDJ4DA)
- Scatman Crothers "Big Ben Sings" (asin:B000BDJ4DK)
- Johnny Nash "I Got Rhythm" (asin:B000BDJ4DU)
うっわ。相変わらず全然わかんねぇや。
"in Jumpin' & Jivin'"というサブタイトルがあるように、数年前から静かに流行しているアコースティック・スウィングやジャンプ・ブルースの流れを汲んだセレクトだということは、大御所ルイ・ジョーダンのアルバムが2枚あることである程度見当はつくのですが、Lloyd PriceやRusty Bryant、Candidoとか、なぜ敢えてここで?のアーティストも並んでいるし、相変わらず名前もあまり知らないアーティストも多いし。id:takaoxidaさんのようなポップス上級者たちには常識盤ばかりなのだろうけどさ。
まあ実際に聴いてみると「?」が「!」になるのだろうと思います。
とりあえずHMVのコメントや検索でわかったのは、
Clark Sisters "Sing, Sing, Sing!":ゴスペル姉妹によるスタンダード・カバー集らしい。
Boulou Ferre "13 Year Old Jazz Sensation From France"(ジャケ可愛すぎ!!):「ギターとタドタドしいヴォーカルと、ギターとスキャットのユニゾンによる演奏は、映画『僕のスウィング [DVD]』を地でいった様な演奏」
Johnny Nash "I Got Rhythm":「ビッグバンドをバックに爽快感が駈け抜ける抜群のリズム感で迫る一枚。」
・・・あたりが期待できそう。
なかでも、これだけは絶対買いたいと思ったのがBruce Westcott "And Along Came Bruce"で、
スパイラル・ステアケースのMORE TODAY THAN YESTERDAYやボビーへブのSUNNYなどソフトロック〜ポップサイドな名曲たちを思いっきり「これが俺流だ!」と言わんばかりにラフに崩しまくってスウィング、時には猛スピードで爆走させてしまうという、かなり個性的で意外性のあるカバー曲ばかりで構成されています。ここまでジャズと同時にロック、さらにはパンクまでも感じさせる音って他にあるのかな??
とまで書かれたら期待せざるを得ないでしょう!