思わず唸ってしまった驚愕のエントリ。
差別用語!?
常連達が二人称に好んで使った「お宅は?」を中森明夫が「オタク」に変えたんですね。
うーん。
それから↑のリンク先からオタクの研究をされているHPがあったので閲覧してみたのですが、
「漫画ブリッコ」内において発表された文
http://www.burikko.net/people/otaku01.html
酷いですね。
物凄く差別的な視線で書かれています。
しかし、
これが「オタク」という造語を作り出した中森明夫という人の文なのですから、 現代に生きるオタク達は差別用語と知らずに自分はオタクだと宣言してしまっているということに・・・。
「電車男」でいうなら
エルメスは助けてもらっておいて、電車男に対してオタクという差別用語を投げかけていることになりますよ。(鬼だな)
まぁ、現代でも白い目で見られるのを気にしない方がお宅の方に多いようなのでそれほど問題にはならないかもしれませんが。呼ぶ方はこの事実を知ってしまうと、嫌な気分にもなるでしょうから、何かしらの別称を考えた方がいいかもしれません。
・・・・。
この文章からは2つの可能性があって、
- 「電車男」で広まった「オタク」のパブリックイメージは、ポジティヴなものであるために、その背景を知らない人にとっては表層の現象としての「好ましい存在としての『オタク』」が基準となっている。
- 今の若い世代のオタクさんたち、なかでも軽度〜中程度のオタクたちはもはや「オタク」という言葉が蔑称であったことを本当に全く知らないし、「ヲタ」と自称する場合も後ろめたさは一切ない。
どっちなんだろ。あるいは両方?
まあ、「おたく」の地位向上に努力してきた人々や、ズンドコ状態を知っている人にとっては慶賀すべき状況なのかもしれないけど、なんだか釈然としないのは何故でしょうか。