つとに名作といわれるこの作品。レンタルビデオ屋にDVDが入っていたので、借りてみました。
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん・・・・。
熱心なファンもいるだろうから、あまりうかつなことも言えないけど。
伊丹監督という人は、シチュエーションやディテールの「設定」はとても上手くて、
「全体が西部劇仕立て」とか、「ホームレスの方々が実はものすごいグルメ」とか、
「食べ物とセクシャルなイメージ」とか、そういった「設定」はとても魅力的なのです。
・・・だけどその「設定」をどう描くか、については、あまり上手ではないのかもしれないと思った。
象徴的なのが、最後に出てくる改装後の「タンポポ」のお店の外装。
白塗り木製のコテージ風の外観。なんだけど、昔ながらの赤暖簾がかかってて、
おかげで爽やかなイメージがなんだか台無しに。
サイドストーリーには特にそういった設定が先走った場面が多くて個人的には
鼻白むというか、ちょっと・・・でした。
名作名作と聞いていて、期待しすぎちゃったのかも。