フォーカス 05年2月(DNP:artscape)
たしかに開催まであと8ヶ月というのは、「絶望的に時間が足りない」のは
間違いない。ただこの記事を読むと、その絶望的な状況を逆手にとって
なんとかしようという発想から生まれたのが「アートサーカス」という
コンセプトだったということで、これが起死回生の妙手というのはよくわかる。
もともと川俣さんの作品自体、「ソフトウェアとしての『場』」、というか、作品が
会場に存在し、観客がそこを訪れることによって作品が成立する、というものが
多いということもあって、「祝祭空間」のもたらす相互作用的なコンセプトの
料理法は熟知しているわけだし、
「アートサーカス」、あながち無謀でもないかもしれないと思うわけで。
あとはお役所が川俣さんと同じフットワークを持てるかどうか。
それから前にも書いた主催:NHK & 朝日新聞がいい加減仲直りしてくれないと。