美術史美術館もマウリッツハイスも詣でたし、大阪・天王寺公園では早朝から
並んだくらい(青空カラオケにはビックリした)のフェルメール信奉者だけに、
変な実写化でイメージが崩れるのが嫌で完全無視していたのですが、
この間発売されたDVDについて何気なくダイアリーのレビュー読んでいたら
「画面の美しさ」を皆さん絶賛されていて、ちょっと気持ちがぐらついている。
中でも
目黒条氏(id:jomeguro:20050127)の
視覚的な美学を追求しただけではなく、きちんと劇的に成立している佳作だった。でも、もちろん、映像美の限りを尽くしている様も見事ですよ。美術も衣裳もライティングも、全部が見もの。話は単純で「真珠の耳飾りの少女」という絵が描かれるまでの経緯、ってただそれだけをシンプルに丁寧に映画にしただけ。でもその丁寧さがすごい。
id:yosituneさん(id:yositune:20050127#p2)の
とても美しい映画です。カメラワーク、光彩の具合、スカーレット・ヨハンソンの表情、どれをとっても美しく、どのシーンを切り取っても一枚の絵画として通用する様な美しい映像にはただただ溜め息。
そしてその美しさのお蔭で、主人であるフェルメールと使用人グリードのいやらしいメロドラマ的要素ですら芸術的に昇華されております。
id:Qing-xiaさん(id:Qing-xia:20050116:p2)の
絵画の中に入りこんだかのような、いやフェルメールの眼を通して世界を改めて見つめ直すかのような画面構成にひたすら魅入った。
そ、そんなに美しいの・・?
そこまで丁寧に作ってあるなら観てみたいけど・・・あ〜でもやっぱり・・・
悩む〜〜〜
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/01/25
- メディア: DVD
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