〈食卓の時間を彩るスパイスとしての音楽〉をテーマに、渡辺満里奈が選曲したコンピレーション・アルバム『Music as Spice! : Momento Speciale〜優しいグルーヴに酔う〜 渡辺満里奈セレクション』が10月20日に発売された。
Music as a Spice2(Amazon)
曲目は以下の通りです。
- Sementes, Graines and Seeds(Tania Maria)
- I Must Know(The Tony Hatch Orchestra feat.J.Trent)
- When Temptation Comes(The Chi-Lites)
- Living In The Footsteps Of Another Girl(Maryann Farra&Satin Doll)
- Soulful Strut(Young Holt Unlimited)
- Tune-Up(Wes Montgomery with Strings)
- Things Are Getting Better(Cannonball Adderley with Milt Jackson)
- This Here(Bobby Timmons)
- Isn't She Lovely(Milt Jackson)
- I Could Write A Book(The Miles Davis Quintet)
- Bird Of Beauty(Ernestine Anderson)
- Toledo Bagel(Paulinho DaCosta)
- I'm still in love with you(Al Green)
- Watch What Happenes(The LA-4)
- Hold Back Mon(Ray Bryant)
- Cascades Of The Seven Waterfalls(Azymuth)
- Dindi(Salena Jones w/ Paulo Jobim)
・・・いや、なかなか。
ブランズウィック→ソウル・ジャズ→まったりブラジリアンな感じで。
さすがに「渋谷系」の一番いい時期にその中心にいただけのことはあるというか。
キャノンボール・アダレイの次にボビー・ティモンズもってくるなんて
小憎らしいじゃあないですか。
・・・なんだけど、なんだかなぁな気持ちが払拭できないのは何故なのか。
古今東西のあらゆるオイシイ事物の編集能力に長ける満里奈さんだけに今回の食事と音楽についてのコンセプトだてもとってもチャーミングでグルーヴーです。
気心の知れた大切ななかよしたちとのホーム・パーティー、ホステス役の満里奈さんはご自慢のお手製のマンチーズとお気に入りの白ワインを程良く冷やし、お迎えする方々の顔を思い浮かべながらきれいなお花を絶妙に配色し、大きなベースにざっくりと入れて飾り付けます。
不要な豪勢さは禁物。しっかりとした質があるけれどもさりげなくシンプルにいつになっても若者らしい身の丈を承知したハッピーでフレッシュな演出こそがオーガナイザー満里奈さんの真骨頂です。
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん・・・。