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 人気絵本作家による仕掛け絵本シリーズ

人気絵本作家+妖怪=しかけ絵本!?
あの手この手のいろーんな絵本が店頭をにぎわす昨今ですが、またまた気になるシリーズが刊行されました。それが「とびだす! 妖怪のえほん」。名前を連ねているのはスズキコージ、荒井良二、宇野亜喜良などの人気絵本作家6人、しかもいずれもテーマは「妖怪」、おまけにどれもしかけ絵本!
刊行は、紙芝居や児童図書を専門とする出版社、教育画劇から。人気の作家6人が並べば、それぞれぜんぜんタイプの違う「妖怪」が飛び出してくるのが楽しい。

紙芝居 児童書 教育画劇


これはソソる企画だなぁ・・・。仕掛け絵本好きなんですよ。
ラインナップは以下の通り。どうやら今年の7月に刊行されたシリーズらしいです。

荒井良二さんの「ようかいアニミちゃん」可愛い。
宇野亜喜良さんは、ちょっとらしくない絵柄で、これも興味深い。


あとこれは余談なのですが、仕掛け絵本マニアの人ならご存知だと思うのですが、
日本の仕掛け絵本・飛び出す絵本はある出版社がほぼ独占的に出版しています。
それが大日本絵画という出版社です。
http://www.kaiga.co.jp/emp-bin/pro1.cgi/kaiga/NN/f_tobira.htm
ミリタリー関連の書籍では実績があり、その絡みで「宮崎駿の雑想ノート」シリーズも
出しているのですが、なぜか仕掛け絵本を積極的に出しています。


上記大日本絵画のサイト内に「仕掛け絵本」の特設ページがあるのですが、そこで
仕掛け絵本の出版についての意外な裏事情が書かれていました。

弊社が作っている“しかけえほん”は世界中の出版社が協力して各国の言語版を一緒に制作します。今、日本語の本の平均制作部数は2000部から5000部だと思われますが、“しかけえほん”は、何万部の規模で制作されます。ほとんどのページが手作りのため、小部数では、一冊の販売価格が高くなってしまうため、文字の部分のみ印刷を換えたページに“しかけ”を作ります。より多くの部数をつくり、手作業を効率良くすることで、今の販売価格が維持できるのです。

これは知らなかった。各国版を同時に作ってるとは・・・。
だとすると、上に紹介した教育画劇の日本独自企画の仕掛け絵本はかなりコストが
かかってるわけで、再版もまずないだろうから買うなら急いだ方がよさそうな感じ。




追記:上記の「とびだす! 妖怪のえほん」現物みてきました。
「ようかいアニミちゃん」は絵本としてはとても可愛いけど、仕掛け的にはちょっと
物足りない感じ。一番のお勧めは宇野亜喜良さんのもの。
絵、ギミックとも外国の仕掛け絵本とは一線を画す繊細な造りで素晴らしいです。