徳永隆之さんの写真集「Amusement Parks」を見ました。
この写真集は、奈良近鉄あやめ池遊園地、福岡のスペースワールド、東京のよみうりランドなど、既に廃園が決まってしまった遊園地や往時の活気を失いかけているテーマパークを、ピンホール(針穴)カメラを使用して撮影した作品が収められています。
動きのある被写体は写りこまないというピンホールカメラの特性と
鄙びてしまった遊園地という題材が相俟って強烈にノスタルジーを喚起させる
作品になっています。
・・こうやって言葉だけで伝えると、ちょっとあざとく感じられるかも
しれませんが、作品の中に広がっている、夢の中で子供時代を反芻して
いるかの様な美しく静謐な世界の前では、そうした言葉は無意味に
思えてきます。
また作者の徳永隆之氏は「徳永写真美術研究所」を主催されており、
サイト内で作品の販売もされております。
上記「Amusement Parks」も、8×10インチが6,000円!と信じられないような
価格での販売。
うーん、これは何枚か買うことになりそう。
追記:記事投稿時に事実誤認がありました。申し訳ありませんでした。
ご指摘を受け、文面を訂正いたしました。