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「ウィズ」(1977年公開)という映画は、モータウンでの成功を収めたベリー・ゴーディーがダイアナ・ロスを映画スターにするために製作した(主に彼の)夢いっぱいのミュージカル。彼女にとっては第三作目の主演作品でした。
ベースは「オズの魔法使い」で、ドロシーは当然ダイアナ・ロス。かかし役は若き日のマイケル・ジャクソン。音楽はクインシー・ジョーンズ。
・・・で、巨額の費用を投じたこの作品、興行的には大失敗で、ダイアナ・ロスが
ベリー・ゴーディーと袂を分かつきっかけにもなりました。
一方ではこの作品でのマイケルとクインシーの邂逅が"Off The Wall"→"Thriller"と
続くスーパーヒットに結びつくのですが、このあたりについてはこちらに
詳しく書かれています。
自分もかなり昔に一度ビデオで見たことがあるのですが、確かに映画全体としては
かなりたるい部分もあるのですが、ソウルフルで躍動感あふれた劇中歌はとにかく
素晴らしかったように覚えています。
あとはやはりマイケル・ジャクソン。今はあんなですが、この頃の彼は間違いなく
天性のダンサーであり、エンターテイナーでした。ダンスもすごいですが、オーラが
半端じゃない!
純粋に映画としてみるとちょっとあれですが、ブラック・ミュージックがディスコと
ファンクとヒップホップに席巻される前の「ソウル・ミュージック」の最後の輝きが
記録された貴重なメモリアルとして。