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 ヨヨチューさん、あんたやっぱり凄いよ!


はてなダイアリーは倫理的に厳しいようなイメージがあるのですが。
これから書く文章は自分としてはごく真面目な話のつもりですが、
一部内容は18禁かもしれないので、お子様の方は下記の文章を読まないように。



と書いたので大丈夫でしょう。本題。


いやね、今回ばかりは開いた口がふさがらなかったですよ。
AV(アダルトビデオ)見てこれだけ唖然とさせられるとは
よもや思わなかったので、これは書かずにはいられないと。


まず白状しなければならないのは、自分は性的な部分については
かなり淡白で、もともと女性の裸(ら)や水着姿ではほとんど
欲情しない。しかもここのところは病気のせいでさらにその状態が
ひどくなっているのです。


一方、AVやエロ本は、ほとんどが予定調和で、うぶな女の子や
きれいなお姉さんがちょっとエッチになっちゃうぞ〜的な、
完全に男の幻想と支配欲に対して都合よくできているのがみえみえで、
自分にとっては正直見ていて欲情しないし面白くないし、困ったものなのです。
その中でもAVメーカー「アテナ映像」のヨヨチューさんこと代々木忠監督は
それこそAV黎明期からずっと現役で頑張っているかたなのですが、
彼の制作するビデオ作品は一貫して、上に書いたような男性の幻想に対して
「女性が本来持っている、ただし抑圧されてきた性欲の存在」を
ビデオに収めた作品をずっと作り続けていて、ただそれは男性が
AVに求めているものとある意味まったく逆のベクトルなために
「ヨヨチュー作品では抜けない」という評判にもなっているようです。
でも自分はヨヨチューさんの作品はとても好きで、ビデオに出演している
女の子を幻想の道具にするのでなく、その女の子個人の心のひだを
丁寧に描いた上で、催眠術やチャネリングといった一見怪しげな手段を使って
女の子をトランス状態に導き、「抑圧」が解放される衝動としての
セックスシーンを淡々と撮影している。
だから、AVというより、ドキュメンタリーに近い印象なのです。




ただ、現在では20年前とは倫理観も完全に変化していて、女の子を取り巻く
「抑圧」は、完全になくなったわけではないけれど、少なくとも
性的倫理規範はかなり緩くなっているのは間違いない。
そうした時代の中で、ヨヨチューさんは「ザ・面接」というシリーズを
連発するのですが、自分はこれはレイプまがいであまり好きではない。
名著「プラトニック・アニマル」には触発されましたが、
肝心のビデオがいまひとつなのでずっと歯がゆい思いをしてました。


そんなヨヨチューさんが近年始めたのが、
「女が淫らになるテープ」シリーズ。
これですよ。これこそヨヨチューさんの十八番。
ただし、今の時代にどう適応させているのか、興味がありました。


で、今回機会があってこのシリーズの第15回作目を観たのですが・・・・。
上にも書いたとおり、開いた口がふさがらなかったです。


AVを観ていて「この男優さん、殺されるかもしれない・・・」と
思ったのは初めてでした。


この作品では、性欲が「獣的な、凶暴な、ぐちゃぐちゃとした、根源的な」ものとして
描かれていました。
SMとも全然違う。本当にケダモノ的な欲望の発露。
そこにどんな演出があったかなんかは、全く問題にならない。
いや、むしろ演技であって欲しいとすら思いました。


男性は少なからず引く、と思います。むしろ女性のための作品だと思います。


DVD版はビデオからかなり遅れての発売になっているのですが、
現在までのDVDの発売状況はこちらで確認できます
15作目が最高傑作なのかは分かりませんが、もしDVD化されたら、
自分は買います。