愛知万博については以前から言いたいことがあったのですが、
ちょっと古い話なのであえてしませんでした。
そしたら、SLN:blog*内「愛知万博にがっかり」という記事が出たので、それに便乗して。
愛知万博にもやはりマスコットキャラクターがいまして、
森の精「モリゾー」と「キッコロ」というらしいです。
画像を紹介したいのですが、リンクはしてはいけないらしいですから
www-0.expo2005.or.jp/jp/whatexpo/mascot.html
から見てください。
キャラクターデザインはアランジ・アロンゾで、まあ、可愛いです。
個人的にはアランジ・アロンゾだったら「パンダ」とか「わるもの」の方が
好きですが。
まあ、それはいいのですが、このキャラクター制定にあたって、
コンペが開かれたのです。2001年末にその告知が出ています。
詳細については、、リンクはしてはいけないらしいですから
www-0.expo2005.or.jp/jp/news/rele011225-2.html
から見てください。
要はこういうことです。
愛知万博の事務局が、デザイナー5人を選出し、キャラクターデザインをさせ、
そのデザインの中から選定委員会が最も優れているものを選定する
ということです。
キャラクターデザイナーとして選ばれたのが、次の5人。
- 秋元 きつね CGアーチスト
- アランジ アロンゾ キャラクター作家
- えだ いずみ キャラクター作家
- 福田 美蘭 画家
- 古川 あづざ キャラクター作家
そして、選定委員は次の方々。
- 委 員 長 泉 眞也 (財)2005年日本国際博覧会協会 総合プロデューサー
- 副委員長 浅井 慎平 写真家
- 委員 荻野 アンナ 小説家
- 委員 坂本 春生 (財)2005年日本国際博覧会協会 事務総長
- 委員 瀬戸 朝香 女優
- 委員 西川 りゅうじん マーケティングコンサルタント
- 委員 野口 健 アルピニスト
キャラクターデザイナーのリストも常軌を逸しているし、
(福田美蘭がキャラクターデザイン!?とか、きっと秋元きつねは
「うんこ」とか「せがれ」とか「人面牛」とか出してきたんだろうな・・とか)
それを選ぶのがよりにもよってヒントでピントの人とか流行占い師とか、
なんでここまで・・・と思うくらいダメダメな面子。
紅白歌合戦の審査員だってもうちょっとましなの呼んでくるわ!!
・・・と激怒した記憶があります。
まあ、個人的に敬愛する福田美蘭さんの作品を西川りゅうじんが
批評するところを想像するだけで憤死ものだったりするわけですが。
最終的にキャラクターに決まった「モリゾー」と「キッコロ」にしても、
「アラ・アロ」キャラの一番大事な「毒気」がきれいさっぱり
抜けきってるし。
多分、上記の選定委員だったら、岡本太郎の「太陽の塔」なんて、
真っ先に落選だろうな・・・・
そういう意味では、昔の日本人は、役人にしてももっと豪快だったんですね。
ふう。