これは、ショックだなぁ・・・・・・・・。株式会社データイーストが6月25日に東京地方裁判所から破産宣告を受けていたことが、7月7日付けの官報に掲載された。 データイーストは、'76年に設立されたゲームメーカー。アーケードでは「空手道」、「B-WING」、「バーガータイム」、「チェルノブ」、「ザ・グレイト・ラグタイムショー」、「ウルフファング」など、コンシューマでは「ヘラクレスの栄光」、「探偵 神宮寺三郎」、「マジカルドロップ」、「シャドウラン」など、名作および奇作を多数輩出。ファンの間では「デコゲー」と呼ばれ親しまれていた。
初めてやったアドベンチャーゲームが神宮寺三郎の
「横浜港連続殺人事件」だっただけに・・。
「たばこをすう」コマンド、渋い色使いと音楽、
助手の洋子さんとの微妙なかけひき・・
まだファミコンが子供だけのメディアだった時代に、
強烈に「大人」を感じさせてくれたソフトでした。
それ以上にショックなのが、「デコピン」の新作がもう
永遠に遊べないということ・・・。
「デコピン」はデータイーストのピンボールの略で、
ピンボールといえばアメリカ産がほとんど
(というか、ピンボール自体アメリカ以外ではほとんど
遊ばれていないし)の状況の中で、日本発のピンボール
マシンとして頑張っていたものです。
アメリカ産の、WilliamsやGottliebのマシンと比べて
派手さは無いものの、繊細で可愛らしいギミックが
特徴でした。
一番のお気に入りは"Time Machine"という機種で、
これは、「ミュージカル・ピンボール」とも言える、
ちょっと変わった特徴をもっていました。
ある一定の条件をそろえることで、50年代〜80年代に
ワープすることが出来るのですが、そのたびに
BGMがロカビリー調からディスコまで、時代に合わせて
変化するのです。曲の出来も非常によく、ノリノリで
プレイできました。
また、エクストラ・ボールを獲得したときの
"More- Pinball- Shoot Again!♪"というジングルも
超カッコよかった・・・・。
最近はゲーセンでもピンボールを見かけることは
ほとんどなくなりました。寂しいことです。
それに追い討ちをかけるような、今回の報道・・。
もし将来、ある程度の収入を得ることが出来るように
なったら、絶対自宅に「プレイルーム」を作って、
カウンターバーとジュークボックスとピンボールを
置きたい!
・・と常日頃から宣言しては呆れられているのですが、
結構本気です。その時には、必ず"Time Machine"を
探し出して、設置する・・・・
などと夢想しているのですが。