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カフェミクニズのフレジエ2020年バージョン!とパティスリーフォブス

2月!
2月ですよ!
一年で一番寒い時期・・なんとか乗り越えたい!

そして、2月1日は待ちに待っていた日でした。
というのも、カフェミクニズが1月まるまるのお休みから営業再開するのです!
全面リニューアルしたフレジエをひっさげて!
カフェミクニズのフレジエ、2019年に初登場。
その時には、他には全く無い斬新なフォルムで、フレジエ好きの度肝を抜きました。
これが2019年バージョンのカフェミクニズフレジエですね。
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手間暇かかりすぎの造形美・・美しすぎる・・
こんなフレジエ、見たことない!

でも、これで満足する浅井シェフではなかった・・
休業中の1月に、2020年のフレジエはこんなですよ、という予告をインスタでしていて。
!なにこれ!全然違うものになってるー!
・・とまたまた騒然。
一刻も早く実物にお目にかかりたい!
ということで、営業再開の2月1日をずっと待ってたのです。

そして、今日。
11時30分の開店20分前にお店に到着。
そうしたら・・
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けっこう人いる!
でも、ほとんどの人はランチ目当てみたい。
何人かテイクアウト希望の人もいたけど・・

そして開店。
ショーケースを見ると、フレジエありましたよブランニューフレジエ。
そして、去年の新作、タルトシトロンとタルトタタン、まだ食べてなかったので、それも購入。
勇んで帰ってきました。

さてさて、こちらが話題騒然、フレジエ界を驚かせたカフェミクニズのフレジエ、2020年バージョンです!
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なんかすごいの来ちゃった感。
もちろん2個買ったわけですが・・
上から見ると、
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なんでしょうね、これ。
美しすぎるだろ・・

一通り撮影してから、いよいよ食べますよー!
こちらが断面。
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表面の赤いツヤツヤはゼリーのシート。
その中に透けるように薄切りのいちごを並べて。
内部はムースリーヌがたっぷり。中にもいちごのカットが。
スポンジはごく薄め。

食べてみると、やはりムースリーヌのボリュームが大きい。
2019年バージョンもそうだったけど、ミクニズのフレジエは、いちごゴロゴロという感じではない。
確かにいちごが主役なんだけど、ムースリーヌなどのクリームも、もう一つの主役。
この分量がかなり多めなんですよね。
去年はピスタチオのムースリーヌだったけど、今年はバニラ感の強いクリームで、まったりとしていて、甘さもけっこうある。
そこにさっぱりとしたいちごが合わさることで、実に正統派のフレジエとしての美味しさがある。
んー・・これは・・
今年も、なかなか超えてきましたねー。
でも、味わいはオーソドックスなんですよね。組み合わせ自体はまっとう。
そのあたりがミクニズスタイル、ということなんでしょうねー。


そして、去年、シェフが自信を持って送り出したケーキのうち、タルトシトロンを。
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これも美しい・・ひたすら美しい・・
切ってみました。
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このタルトシトロンは、表面はレモンのジュレに薄切りのレモン、その下はレモンクリームがたっぷりと。
メレンゲは軽く炙ってあります。
で、レモン尽くしなのさぞかし酸っぱいだろうと思いきや、そんなことはなく。
レモンクリーム、レモンの風味がすごく良くて、めっちゃ美味しいんだけど、酸味がツーン!という感じではない。軽くさわやかな酸味。むしろレモンカード独特のまったりとしたバターの風味が強い。
そして、スライスしたレモンは皮の香りの良さ、そしてフレッシュなレモンって意外と酸っぱくないんですよね。こちらもさっぱりとした軽やかな酸味。
タルト生地はザクッとかなり強めに焼かれていて軽快。
メレンゲは、この軽めの酸味に合わせた分量で、ちょうどいい感じ。
このタルトシトロン、全体としてはレモンの酸味を強調するよりも、美味しいレモンの美味しい風味をどれだけ引き出すか、ということに心を砕いている印象。
酸っぱいのダメな人こそ、このタルトシトロン試してほしい!

それから、こちらも去年の新作、タルトタタン。
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これも、見たことないフォルム。
円筒形のパイってどうやって作って焼いてるんだ?という疑問。
トップにトッピングしてあるのはそばの実。
断面はこんなです。
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このタルトタタンも、食べて驚いた!
とにかくりんごの風味が素晴らしくて。
ガッツリ焼いた、少し焦げ感のあるりんごの風味、それを最大限活かすために、甘さは極端に抑えめ。火を入れたりんごの甘さそのものを感じさせる、そんな甘さの調整。
でも、とろりとしたりんご、ほんと焦げ臭さ、甘さ、香り、全てがめちゃくちゃ美味しい。
パイ生地は、かなり強めに焼かれていて、こちらも軽く焦げ感がある。
とろっとしたりんごと、ザクザクのパイ、そして強い香ばしさ。
これはもう、たまらんですよ。フォルムは独特でスタイリッシュだけど、中身はごくごく正統派のタルトタタン。それも最上級の。
いやー・・

そして、ついでに、とぃうか。ミルフィーユも買いました。
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個人的にはガトーショコラと並ぶべきスタンダード、フィユタージュノルマルを極めたパイの美味しさが最高、なおかつヘーゼルナッツとキャラメルの美味しさと美しさ。
傑作だと思います。

あと、ショーケースの上に無造作に置かれていたマドレーヌが美味しそうだったので。
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グラスアローのシャリシャリが甘くてたまらんです。


・・・ということで、カフェミクニズの新作ケーキ、一気に食べました。
フレジエはねー・・もう、どうかしてますよ。
浅井シェフの天才性が遺憾なく発揮された新作。
2019年バージョンも素晴らしかったので、去年のほうが良かった、いや今年のほうが好き、と、派閥争いが起こりそう。フレジエ界隈の中で。
これは可能ならアントルメも・・と思うけど、受けてくれるかなー?どうだろ。かなりプチガトー仕様の構成なので、アントルメは無理かも。
でも、チャンスがあればお願いする・・か?どうするか?


そんなこんなで、まずはカフェミクニズのケーキで幸せに包まれて、もう今日はこのまま寝たい・・とも思ったのですが、頑張って再び外出。
今度は、浅草に来ました。
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浅草に来た理由は、
・浅草九スタで今日から開催の「私と浅草展vol.2」を見る
・先日オーダーした額装の受け取り
・あと、ついでにケーキも
ということで。
まずは浅草の九スタへ。
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私と浅草展、1回目はフルーツパーラーゴトーとのコラボだったのですが、2回目は浅草浪花家とのコラボ。
新鋭のイラストレーターさんが、鯛焼きやかき氷をテーマとした作品を展示していました。
Tシャツやバッグなどのグッズもあり。
なかなか楽しかったです。

そこから、蔵前へ。
今回はじめて浅草→田原町→蔵前と歩いたのですが、すぐ近くなんですね!
あっという間に着いた。
額装をお願いしていたのは、蔵前のアートフレームショップ、nabisさん。
先日、作品を預けたときには、ペリカンカフェに行ってから菓子屋シノノメで焼き菓子を買ってきたのですが・・
今日は、額装された作品を受け取ってから、こちらに来ました。
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パティスリーフォブスですね。
やっぱり、蔵前まで来たら、ここ寄りたいなーと思って。
店内ショーケースの中、美味しそうなケーキでいっぱい。
やっぱりゴーフルを求めてくるお客さんが多かったですね。
自分もゴーフル、と思ってたのですが、ついうっかり買い忘れ。
まあいいや、またnabisさんに来る機会もあるだろうから、その時にはゴーフル、という思いで。
帰ってきました。


パティスリーフォブスのケーキ、まずはタルトフレーズ。
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やはりいちごは外せない、ということで。
断面。
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このタルトは、メインはさっぱりとした甘酸っぱいいちご。
その上のピスタチオクリームは重め。
カスタードは軽い甘さ。
タルト生地はさっくりと軽やか。
クレームダマンドはやや重。
なので、軽さ、重さの組み合わせがメリハリを生んでいて、単純ないちごタルトではない、複雑な美味しさに。
このあたりの、シンプルだけど単調にならない、そんなところがこのお店らしさかな。と。

次に、スワサントを。
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フォブスっぽい、美しいデザインですよね。
断面はこんな。
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こちらのケーキは、コーヒーとバナナ、という、ちょっと意外な組み合わせ。
チョコ飾りにもコーヒー豆の砕いたのが載ってたり、コーヒーは強く意識されている。
一方、中のバナナも、そこまで強くはないけど、ちゃんと個性を出している。
なので、ちょっと喧嘩するかなー?とも思ったのですが、この2つの個性を、ホワイトチョコムースがうまく仲裁していて、喧嘩せずに仲良く共存している。
完璧なマリアージュ!という感じではないのですが、バランス感覚にすぐれた、意外に食べやすいコーヒーバナナのケーキです。美味しい。

そして、サヴァランオランジュ。
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スプーンですくってみます・・
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このサヴァランは、チョコとオレンジという、安定の組み合わせがメイン。
なんだけど、ちょっとアニスの香りがしたり、小技が効いている。
チョコのまろやかさが全体を印象づけているのだけど、それだけに終わっていないところが。
そして、スポイトの中のシロップを投入すると、今度は一気にオレンジの風味が。
チョコ主体からオレンジ主体になって、サヴァランとしての美味しさもアップ。
お酒もそこまで強くはないので、お子様でなければスポイトの中身を全部入れるのがおすすめ。


それから、ミルフィーユも、こちらでも買ってみました。
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背が高い!分厚い!すごい迫力です。
見ての通り、パイはめちゃくちゃエアリー。表面はキャラメリゼしてあってカリカリ、でもパイそのものは、はらはらと極軽く、なのでこの大きさでもほとんどが空気なので食べ口は軽いです。
それに対して、カスタードはバニラの香りがとてもよくて、ぽってりとした重さで、羽根のようなパイをつなぎとめる役割を。
こちらのミルフィーユも傑作ですねー!


最後に、グリオットショコラを。
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美しいグラサージュ。
断面はこんな。
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こちらのケーキ、グラサージュショコラはビターで重め。
チョコムースはマイルドなミルクチョコ。
そしてチェリーのジュレはキュンと甘酸っぱくて、チョコとよく合ってる。
フォレノワールとはまたちょっと違うけど、チョコとチェリーの相性は抜群、でもその相性の良さに依存しない美味しさの構成がすてき。

・・ということで、パティスリーフォブスのケーキは、今回はこんな感じで。
フォブスのケーキは、どれも美しいフォルム、安定感のある美味しさ、でも単調にならない工夫もちゃんと施されていて、そのあたりの小気味よさがありますよね。
美味しかったです!

2月は生活費切り詰める予定ですが、やっぱりいちごのケーキには財布の紐もゆるくなりがち。
次はどんないちごに出会えるかなー?楽しみです!