Nyao's Funtime!!

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三越伊勢丹クリスマスケーキプレビューとルコント追いケーキ

以前にも書いたように、最近は情報源としてインスタグラムをよく見るようにしています。
日本のパティスリー情報も最新のものが入手できますし、パリのパティスリーの情報なんかもすぐに見ることができる。
最近は、パリのパティスリー、クリスマスケーキが徐々に出てきましたね。
やっぱりパリの一流パティスリーのクリスマスケーキ、クリエイションがすごいです。独創性がすごい。
一方で日本のクリスマスケーキは、というと、
大手百貨店が、一流パティスリーや有名ホテルのケーキをズラリと並べる光景が少しずつ変わってきているように感じられます。
相変わらず伊勢丹や三越、高島屋のクリスマスケーキはすごいラインナップですが、
数年前は伊勢丹の常連だったアテスウェイ、エーグルドゥース、パリセヴェイユ、ブロンディールといったお店は、
百貨店のクリスマスケーキから撤退していますよね。
今年はパクタージュも自店オンラインショップ一本に絞るとのことで、
パティスリーの百貨店離れが進んでいるのかもしれません。

そんな中、先日伊勢丹のインスタグラムで、三越伊勢丹グループのクリスマスケーキのプレスプレビューをするので、参加者募集!との告知が。
おお、そんなのがあるのか、じゃあダメ元で応募してみようかな、と軽い気持ちで応募したら、
なんと当選してしまい。
昨日、意気揚々と日本橋三越に行ってきました。
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今回プレスプレビューに当選したのは、約10数名。
ほとんどが女性です。
みなさん着飾っていらっしゃって、自分もそこそこオシャレしていったのでよかったです。

今回は、三越伊勢丹グループのプレスプレビューということで、伊勢丹のクリスマスケーキ、三越のクリスマスケーキ、そして、冷凍ケーキ、これらの中から厳選したケーキを持ってきて、その中のいくつかは試食もできる、という趣旨。
伊勢丹・三越は去年から紙のクリスマスケーキカタログ廃止してしまったので、ケーキの現物を近くで見ることが出来、さらに一部は試食ができるというのは、とても嬉しい。
会がスタートしたと同時に、そそくさと会場へ。


まずは、伊勢丹のクリスマスケーキですね。
アンヴデットの「アギシャン」。
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アヴランシュ・ゲネーの「フレザリア」。
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ヨシノリアサミの「オペラドランジュ」。
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ロタンティックの「モンテリマール」。
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メゾンダーニの「ガトーバスクモデルヌ」。
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今年の伊勢丹のクリスマスケーキのコンセプトはベル・エポックということで、「伝統と革新」を感じさせるケーキを揃えた、とのこと。
中でも、オペラやフォレノワールといった、クラシカルなケーキにアレンジを施すことで、新たな味わいを生み出す、というようなテーマを各パティシエにお願いしたのだそう。
今回並んだケーキの中では、アサミさんの、オペラをオレンジ仕立てにアレンジしたものと、ダーニさんの、ガトーバスクを生ケーキ仕立てにしたものが、その古典菓子を現代にリモデル、というコンセプトに合致したものらしいです。
なるほどねー。
洋菓子担当の方にお話を聞いた所、メゾンダーニの生ケーキガトーバスクは、かなり戸谷シェフとやりとりを重ねたそうです。
そんな中から、実際に試食できるのはこれ!
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オペラドランジュ、フレザリア、モンテリマールの3種類。
ガトーバスク食べたかった!けどしかたない。
あと、量少なすぎない?オペラドランジュはそこそこ量あるけど、モンテリマールとか、どうなのこの量?
と不満もありつつ、食べてみましたが、モンテリマール美味しい!美味しいけど、細かい味わいとかまではよくわかんない正直。
オペラドランジュは、オペラの要素はほぼ皆無で、オレンジのケーキです。そういう意味では美味しい。
フレザリアは普通のショートケーキの近辺。普通に美味しいです。
ということで、まあ、美味しかったのですが、やっぱり、この量じゃよくわかんないです。
スイーツブッフェのケーキとかは、一口サイズだけど、一口で味が完結するように作られているので、満足感がある。
けど、アントルメのケーキのほんの一欠だけじゃ、シェフの意図する味わいを汲み取るのはちょっとむずかしいですねー。
まあ、こういう会なので、仕方ないですが、ちょっと欲求不満が・・


次に、三越のケーキを。
三越のケーキは、ドウボーブ・エ・ガレとアニバーサリーのコラボケーキ(王妃の愛したバラのケーキ)
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マンダリンオリエンタル東京のいちごショート
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リッツカールトンホテルのいちごショート
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東京會舘の苺のクリスマスマロンシャンテリー
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そして、エネコ東京の「インチャウサルサ」
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こちらは全種類試食できました。
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こちらのケーキはある程度の量あったので、ちゃんと味わかりましたが、
三越のケーキは、やっぱり客層的に冒険をしないお客が多いとのことで、基本いちごショートに力を入れているとのことだったのですが、自分あんまりホテル系のいちごショートクリスマスケーキって食べたことなかったのですが、あれ?こんな感じなの?とちょっとびっくり。
まあ、まず最初に、今の時期のいちごが、ちょっと時期外れでアレな感じだったというのは大きいでしょう。だから、このあたりはクリスマス本番だとだいぶ味違うのかも、とは思います。
が、しかし、その他のパーツについても、ちょっと、どうなんでしょ、うーん・・・
なんかね、作る側が、クリスマスのいちごショートならおおむねこんな具合でしょ、とあらかじめ想定をしちゃって作ってる感があるんですよね。なんというか気概が感じられない。
もっと工夫できる所いっぱいあると思うんだけど、日本人の期待するショートケーキはこんな感じだから、こんな風でいいでしょ的な。
そんな中、エネコ東京のケーキは、エネコというレストランがあるらしいのですが、スペインバスク地方のレストランで、その東京支店らしいんですよね。東京でバスク料理を作っているとのこと。で、インチャウサルサというのは、バスク地方でクリスマスに食される、くるみを使ったスープ状のスイーツらしく。
それをイメージして、くるみの形のチョコレートの中に、8層の球状のオペラを入れたとのことで、かなりインパクトあります。試食の小さい球は7層仕立てとのことでしたが、なかなかのものでした。ちゃんと作ってある。
個人的には、ケーキよりもバスク地方料理のほうが気になって、今度機会があったら予約しようかなー?なんてちょっと思ったり。


最後に、今回三越伊勢丹が力を入れているという、冷凍ケーキ。
アラン・デュカスのアイスケーキ
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冷凍だけどいちごショート。
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冷凍だけどフルーツタルト。
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あとはモンブランとか。
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この中から、デュカス以外のケーキを試食。デュカスを食わせろ!
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なんでも、今年から登場のフルーツケーキ、森永だったかな?(違ってたらごめん)フルーツの表面に油脂皮膜を薄く塗布することにより、生のフルーツを冷凍してもジャリジャリにならない、という技術革新があって、初めて生フルーツの冷凍ケーキの発売に成功した、とのこと。
特に今年はクリスマスイブが平日なので、冷凍ケーキの需要が高いだろう、という読みらしいです。
実際食べてみましたが、うーん、悪くはないけど、まだ発達途上かなー。
まだちょっとフルーツが缶詰っぽい。完全なフレッシュとはいかないかなー。
でも、この調子なら、数年後には完全にフレッシュなフルーツケーキの冷凍も可能になるかもですねー。


あとは、シュトーレン・ベラベッカコーナーも。
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いっぱいある!けど、出遅れたのでかなり残り少なくて焦った。
この中から、これだけ食べました。
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シャンドワゾーのチョコシュトーレン美味しい、Wボレロのベラベッカも美味しい。
生ケーキ以上に今回このシュトーレンがすごく良かったです。


・・・ということで、会はおひらきに。
楽しかった!
・・けど、伝わってきたでしょうか、この不完全燃焼感。
自分、わかったのですが、いろんな種類をちょっとずつ、というのが苦手みたい。
いろんな種類を思いっきり食わせろ!あとデュカスのアイスケーキ食わせろ!とまあ欲求不満が溜まりまくってしまって。
帰りに三越のデパ地下へ。
こうなったら追いケーキじゃ!
アンジェリーナの和栗モンブランも悩んだのですが、今回はルコントで。
ルコント、以前から気になってて、今年の春には銀座のお店にも行ったのですが、ちょっと品薄だったので買わなかったのですが、かなりケーキいい感じ。フルーツのパウンドだけじゃねー、という。
今回も、季節のケーキがいくつか並んでたので、それらを中心に買ってきました。
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この包装もクラシカルでいいですね!

そして、夜の追いケーキタイムです!
まずは、季節限定、フィグ・オ・ヴァン・ルージュです。
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これは、いちじくの赤ワイン煮を、ヴェリーヌ仕立てにしたもの。
切ってみます。
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いちじくの中には生クリームを詰め、赤ワインのジュレと白ワインのジュレを周囲に。
これが、すごく美味しい!
いちじくがほどよく煮えて、あまあまでとろとろ。
そして、赤ワインの香りと渋みがしっかり。かなりワイン効いています。
そんなとろけるようないちじくの美味しさに、赤白のワインのジュレがさっぱりと。
これは素晴らしいですね。今の季節のだけの特別なデザート、という感じです。
すごくいい。

次に、これも季節限定、モンブランです。
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断面。
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このモンブランなのですが・・もう、すごい!
なにがすごいって、マロンクリームが、ほぼ完全にバタークリーム。
栗の風味のバタークリーム。ごってごてです。
バタークリーム、すごく重いのですが、口溶けはいいので、そこまでもたれる感じではない。
ただ、甘さもあるので、夜に食べるのにはちょっとキツい部分も。
下のメレンゲは、薄いけどしっかりサクサクでした。
超古典!オーボンのモンブランとは違うけど、いにしえのフランスのモンブラン、という感じです。

次に、パトリシアン。
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すっごい素敵ですよね!フォルムが。
バタークリームのデコレーション、季節によって様々に変化するのですが、今の季節はこんな感じ。
断面はこちら。
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こちらのケーキは、シンプルにプラリネのバタークリームと、ヘーゼルナッツのダクワーズ。
つまり、ヘーゼルナッツ尽くしなわけです。
バタークリームはやっぱり濃厚、でもやっぱり口溶けはよくて、すっと消えるので、濃いけど食べやすい。
重厚で古典的な、重くて美味しいケーキです。


最後は、ポンポネット。
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断面はこちら。
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こちらのケーキも、クラシカル。基本は、レーズンの入ったババ、と言ってもいいかな。
生地は飴の上掛けもあってすごく甘く、対してシロップはアルコールがガッツリ効いていて、酔いそう。
濃くて古典的で甘くてお酒効いていて。
今の軽め軽めのケーキではないけど、こういうケーキが好きなんですよねー。


・・・そんなわけで、ルコントのストロングなケーキをいっぱい食べて、中途半端に火がついたケーキ欲も完全に満たされました。

ちなみに、今回のプレビューでお土産もらっちゃいました。
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なんと、ジャックボリーのチョコケーキ。
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これは嬉しい!
これはあとにとっておこうかなー。うふふ。