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今年も秋のはじまりは四谷パティスリーのモンブランから!

いやー、秋ですなー。
短かった夏も終わり、残暑の中にも少し涼しさを感じられるようになってきました。
パティスリーのショーケースも、まだ夏のケーキが残っていますが、徐々に秋のケーキに移行しつつあります。

自分は、毎年秋のケーキのスタートは地元四谷のラ・プレシューズのモンブランと決めていて。
ラ・プレシューズのモンブランは通常9月1日販売開始。
でも、今年1日に行かなくて、3日にしたのは、3日から同じく四谷のカフェミクニズが長い夏休み明け、営業再開なのです。
なので、四谷の名パティスリー両雄のモンブランを一度に味わって、秋のスタートを華麗に決めようと思って。

ラ・プレシューズの和栗のモンブランは、11時から販売開始なので、その時間に合わせてアトレ四谷に到着。
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ラ・プレシューズ、相変わらず美味しそうなケーキが色々。
夏のケーキと秋のケーキがいい感じに混じり合ってますね。
そんな中から、できたてモンブランを含む4個のケーキを購入。
そのままカフェミクニズへ。
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カフェミクニズ、予想通りモンブラン営業再開初日から置いてありました!
うれしや。
もちろん購入。
その他、ケーキ合計4個購入。

帰りに、スタッフさんが耳打ちしてくれたのですが、浅井シェフからのメッセージで、今度新作を出す予定だそう。
言っていいのかな?そのうちインスタに情報出ると思いますが、酸っぱーいあのケーキです。これは楽しみだ!


そんなわけで、四谷のモンブラン、2つ並べてみました!
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どちらも負けず劣らずの名作モンブランです!


さて、それでは、先攻としてラ・プレシューズのケーキから食べますよー。
最初は、言わずと知れた和栗のモンブラン!今年の価格は700円!
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切ってみます。
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食べてみましたが、やはり美味しい!すごく美味しい!最高!
栗の香り、味の濃さ、ほっくり感、いずれも今年も上出来。
今では様々なお店で和栗のモンブランを食べられるようになっていて、味の作りも様々、洋栗のように濃厚なお店から、ほとんど甘さを感じない繊細なお店まで、振れ幅がすごくある。
ラ・プレシューズのモンブランは、その中でも、基準点となる甘さですね。薄すぎず甘すぎず。味はしっかり濃い目かな。
そして、メレンゲが甘くて美味しいんですよねー。このメレンゲはほんと絶品。甘さは少しある。
なので、栗はやや甘、メレンゲはしっかり甘、そして生クリームは無糖、このバランス、黄金比ですよねー。やっぱり鉄壁の美味しさでした。


そして、ショートケーキなんてのも買ってみました。というのも、
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桃のショートケーキだったので。
かなり大きめの桃がトップに載ってます。
この桃、固さはややあって、甘さも完熟よりは少し淡いかな?でも、香りはすごくよくて、全体としてはそこそこ悪くない桃です。
生クリームはあっさり、スポンジも軽いので、桃の繊細さを生かしている。やっぱり日本の場合は、夏は無理に質の悪いいちごよりも、桃とかのほうがいいですよね。ショートケーキ。


そして、これは夏の名残のケーキ、パラディです。
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断面はこちら。
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こちらのケーキは、トップにマンゴー、中にはパイナップル、ムースもトロピカル、表面にココナッツと、全てのパーツが夏を感じさせる、南国のケーキ。おそらくそろそろ終売でしょうね。
トロピカルムースの甘さと、スポンジに染み込ませたライムの酸味で、ほんとに爽快感満点!元気になれるケーキです。よく出来てる。

最後は、今の時期の旬、季節のフルーツタルトです。
季節のフルーツタルト、2種類あって、1つはタルトフリュイとも言える様々なフルーツを飾り付けたタルト。美しいです。そして、もう一つはシンプルないちじくタルト。
そりゃあもう、どっちを選ぶかと言えば・・
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もちろんいちじくですよ!
このタルトはこれで、なかなかに贅沢な作りですよね。いちじくドンと載っていて。
旬の短いいちじく、食べてみると、香りがすごくいい!すごくいいいちじくです。甘さは控えめだけどいちじくらしい繊細な甘さと風味。とにかく香りのよさ。
タルトは焼きしっかり、クレームダマンドのアーモンドの香りがふわっとしていて、いちじくの香りを邪魔しない、というか、一種のマリアージュ。いちじくのいい香りにアーモンドの香りが加わって、めちゃくちゃいい香り。すごく美味しいです。

・・・ということで、ラ・プレシューズのケーキは以上。
今年も和栗モンブラン上出来なのが目出度いのと、いちじくのタルトがすごく美味しかったなー。
実のところ、自分、昔はいちじくそんなに好きじゃなかったんですよ。甘くないし、独特の臭みがあるし。ちょっと苦味も感じられるし。わざわざ食べる必要ある?ぐらいに思ってました。
でも、いちじくは、桃以上に出来不出来の幅が大きく、本当に美味しいいちじくを食べれば、なんて美味しいんだ!と目を見開かされるのですねー。自分はそうでした。パティスリーの美味しいいちじくのタルト食べて、いちじく大好きになりましたから。
もしいちじくがイマイチニガテな人は、ぜひ一流パティスリーのいちじくタルト、試してみてください。苦手克服できるかもですよ!


さあ、次に、カフェミクニズのケーキいきますよー!
最初は、やはりモンブランから。
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誰もが驚いた劇的なリニューアルから2シーズン目、やはりこの形はインパクトすごいですよねー。
断面。
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この、トップの栗に見えるのがフェイクというのが、ほんと驚き。
でも、断面見ると、実はモンブランの基本には忠実なのですよね。
どちらかというと、日本の和栗モンブランよりは、フランス風のモンブランに近い構成。
生クリームにはバニラも使ってあるし、栗のクリームも、ほっくり感というよりはねっとりとした作り。
でも、栗自体は、東京杉並区の栗を使っていて、地産地消なんですよね。
東京の栗でこんなに濃い味のクリームが作り出せるというのがすごいですよね。
メレンゲも、おそらくココナッツ混ぜてあるのかな?ジャリジャリっとした食感。
基本を押さえながら、遊び心もあり、味の独創性もあり、なにより美味しいモンブラン、やっぱり唯一無二の存在ですねー。

そして、サバランフルールドランジュ。
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美しい・・
スプーンですくいます。
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このサバランも、名作ですよねー。
口に入れた瞬間に、アルコールの強い渋みと、オレンジの香りがいっぱいに広がる。
オレンジまるかじりよりもオレンジを感じさせる、オレンジの塊のような香りの良さ。
そして、最後にチョコレートの余韻が残る。
絶妙な構成。
官能的でもあり、中毒性も高い、アディクトな罪なサバランです。


季節のタルトは、今回はパイナップルでした。
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金箔やライムゼスト、表面にココナッツと、仕事が丁寧で見栄えする。
断面はこちら。
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このパイナップルが、すごく美味しいんですよ。パイナップルにありがちな突き刺すような刺激が全然ない。甘くてスムーズ。ジューシーでひたすら美味しい。
タルト生地はよく焼けでさっくり、クレームダマンドはややねっちり。
カスタードや生クリームの分量も含めて、シンプルなようでいて計算されたタルトです。


最後は、これもリニューアルで驚かされた、フォレ・ノワール。
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まさに黒い森。
断面はこちら。
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これも、フォルムは斬新ですが、構成要素は間違いなくフォレノワールなんですよね。
ここらへんは、モンブランやサバランと共通。
基本をちゃんと踏襲した上での個性の演出。
あっと驚く美しいフォルムに、奇をてらわない味わい。
そして、各パーツの完成度が高い。
このあたりが浅井シェフの目指す世界なんでしょうね。
もちろんこのフォレノワールも、全てのパーツが主張しつつ調和していて、非常に美味しいです。


・・・ということで、秋のケーキ、今年も無事に開幕することができました。
しばらくは夏のケーキも名残惜しいので食べていくと思いますが、これからは栗!栗!栗!と騒ぎ出すことになりそうです・・