世の中的にはそろそろバレンタインデー本番秒読み、チョコレート商戦も熱が入る・・的な?
でも、自分の周りを見ると、ほとんど終戦を迎えていますねー。買い集めたチョコを食べて、うん、うまい!とかのツイートは回ってきますが。
みなさん2/14は何の日ですか?ぐらいな感じで、とても好感が持てる。
とはいえ、バレンタインデー、一般的にはこれからなわけで、デパートの地下も揺れる♪なわけですよ。
新宿伊勢丹のマ・パティスリーも、この時期はチョコに強いお店を持ってくることが多いですが、今回白羽の矢が立ったのはシャンドワゾー。
シャンドワゾー、チョコとアイスの別館、通称黒シャンをオープンさせて、チョコの供給も問題なし、ということで、今回の催事ではチョコを中心に販売、ケーキの提供は初日から3日間だけ、ということで。
その3日間限定のケーキ提供なのですが、なんと今回の催事限定のケーキをいっぱい持ってくるという情報。
今後のマパテの出店はシャンドワゾー→メゾンダーニ→ブロンディール、なのですが、
シャンドワゾーはベルギー、メゾンダーニはバスク地方、そしてブロンディールはロレーヌ地方、と、
それぞれシェフのルーツというか、いちばん得意な分野でのスイーツをテーマにして、ちなんだアイテムを出す、ということで。
ということで、シャンドワゾー、3日間しか提供しないケーキなのに
・ベルギー風ムラングシャンティ
・ベルギー風オペラ
・ベルギー風チョコケーキ
を新作として持ってくるという。
これはもう、絶対見逃せないですよね!
・・・ということで、初日、雨がめちゃくそ降ってましたが、張り切って行ってきました伊勢丹へ。
マパテ内、ショーケース2本のうち1本はチョコレート専用。
もう1本がケーキですが、置いてあるのは今回限定のケーキ3種類の他に、ミゼラブル、フレジエ、以上。
かなり絞ってきました。
アントルメは、フレジエが4号と5号、ミゼラブルのアントルメと、正確な商品名チェックしそびれたけどチョコケーキ、が並んでいました。
自分、フレジエのアントルメあるといいなー、でも今回は難しいか?と思ってたので、売っていてやれ嬉しや。小さい4号を購入。
あとは、今回限定のケーキを。
あ、そうそう、自分会計をしてたときに声かけてくださった読者の方、すみません素っ気ない対応で。
自分基本コミュ障なので、あわあわしてしまって、あんな感じになってしまいます・・
でも、感謝の気持ちはいっぱいですから!声かけてくださってありがとうございます!
ということで、雨の中、ケーキ袋もずぶ濡れになりながら帰宅。
すぐにケーキ食べますよ!
まずは、フレジエ、アントルメ!
いやー、幸せな光景だすなー。美しい・・
アントルメだから、気にせずザクッと切りますよー!
おー、中にもいちごがぎっしりだ。
久しぶりのシャンドワゾーのフレジエですが・・
やっぱり美味しいなー!!美味しい。
ムースリーヌは、カスタード感、バニラ感が強めで、とてもなめらか。固さはそこまで固くないけど、ゆるゆるでもない、絶妙な固さ。
アーモンドスポンジはやや厚めで、しっとりとして存在感あります。
いちごはたっぷりたっぷり、質もすごくいい。ジューシーで甘酸っぱくて美味しい。
そして、特徴的なのが、表面にやや厚めに塗られたラズベリーのコンフィチュール。
これが甘酸っぱさを強調していて、いちごの弱い甘酸っぱさを補強。
なので、味の濃いフレジエになってるんですね。食べごたえある。
これを好きなだけ食べられる喜び!ですよ。
そんなわけで、フレジエはほぼ食べてから、いよいよ今回限定のケーキいきますよ!
まずは、メルヴェイユから。
なんだか背の高い、不思議なフォルムです。
これが、「ベルギー風ムラングシャンティ」なのだとか。
切ってみますね。
これ、構造としては、上下にチョコのコーティングをしたメレンゲがあって、
その間を生クリームで埋める、という形。
なので、メレンゲを切る際にどうしても生クリームの層がつぶれてしまい、
きれいに切れない。なので断面図こんな感じで申し訳ない。
写真だとメレンゲそんなにボリュームないように見えるけど、実はかなり分厚くて、
チョコでコーティングされているのに加え、メレンゲ自体もしゃくしゃくとした食感でかなり固め。
甘さもあって、かなり強い味です。
生クリームはとてもミルキーで上質、乳脂肪分高めで、これも味としては強め。
さらに、表面のチョコのコポー、これが単なる飾りではなく、味に大きく関わっている。
ムラングシャンティの一般的なスッキリとしたシンプルな味わい、というよりも、かなりチョコを意識した、アレンジの効いたムラシャンになってます。
これは、チョコ好きもムラシャン好きも、絶対食べないと駄目なやつ。
美味しいです!
次に、ジャバネというケーキ。
これは、「ベルギー風オペラ」とのことですが・・
食べてみると、「ジャバネ=JAVA」ということで、ジャヴァのコーヒーがかなり強く感じられる。
表面のコーヒーチョコは、ねちーっとしていて、飴のよう。粘度が高い。
下は、アーモンドビスキュイに、バタークリームもコーヒーベースなのかな、香ばしさとほろ苦さと。
これも、すごく変わったオペラのアレンジですねー。オペラは通常チョコがメインでコーヒーがそこに加わる、のですが、ここではコーヒーがメインで、チョコが脇役。バランスとしては逆転してますけど、これはこれで、スタンダードかと思うほどの風格がある。
美味しいです!
最後は、デュオショコラ。
これは、ベルギーで一般的なチョコケーキをイメージしたという、シンプルなチョコケーキ。
ミルクとビターのムースを、チョコスポンジで仕切ったもので、トロワショコラというのがミルク・ビター・ホワイトの構成なのを、ホワイトを差し引いた感じですね。
味は、まあ、チョコを得意中の得意としている村山シェフだけに、全く盤石の美味しさ。
なんでしょうね、ビターチョコが、しっかり苦味と香りは出ているんだけど、尖ったところがない。
時々チョコケーキ、味がツンツンしていて、それが苦手・・という人もいるかと思うのですが、
このチョコケーキは、チョコの美味しさが存分に発揮されながら、なめらか、スムーズ、食べやすい。
濃厚だけど重すぎない。
このあたりの作りの的確さは、さすがと言う他ないですねー。
美味しいです!
・・ということで、今回の限定ケーキ、どれも美味しい美味しい美味しい!の3連発。
これは、都合がつく方はぜひ召し上がっていただきたく!
一方自分的には、今回は限定ケーキ中心で、今シーズンシャンドワゾーのモンブランとタルトタタンを食べてない。
なので、本店も行かないとだなー、という。バレンタイン時期は混むだろうから、バレンタイン終わった頃に行かないと、という気持ちです。