先日記事やコメント欄にも書きましたが、近々行きたいお店として、アヴランシュ・ゲネーは絶対!と思ってました。
家からもそんなに遠くないし。
ゲネーでは、去年の後半ぐらいから、かなり大胆なフォルムのケーキをいくつか販売していて、食べたいと思ってたんですよねー。
巨大なラズベリーの形のケーキとか。
本物そっくりのりんごの形のケーキとか。
そういうギミック、好きですよ。心躍るフォルムもケーキの楽しさの一つの要素。
そして、今年もイートインでマンゴーかき氷はじめた、とのことで、これは行かねば!と。
そしたら、今週の新宿伊勢丹マ・パティスリーにゲネー来るとのこと。
あらら。
自分としては本店に行きたかったので、今回の催事はスルーかも・・とも思ったのですが、伊勢丹限定のケーキもある!と聞くと行かざるを得ないのが性。
行ってきました。
いつものように開店10前にマパテそばの入り口にたどりつくと、なんと、エシレシャレットの長蛇の列が!
いやー、初日はそこまで人多くなかったんですが。
エシレ、ミルフィユは開店前の行列の時点で完売。
うわー・・・
そんな狂乱を横目に、ゲネーのケーキ、以前から気になっていたケーキを中心に購入。
今回の伊勢丹限定のケーキも買いましたよ!
こんな感じです。
アヴランシュ・ゲネーのケーキ、まずはムラシャンから。ムラングシャンティフリュイルージュです。
このムラシャン、いちごと、旬のアメリカンチェリーが載ってて可愛いの!
サクッと切ってみます。
このムラングシャンティですが、メレンゲは気泡が大きく、軽めのカルメ焼きのよう。ココナッツも入っていて、その繊維が少し残ったりもします。
生クリームは、練乳のようなミルキーなふんわりとした甘さで、メレンゲにすごく合ってる。
そこにベリーのソースがとろり。これはそこまでたっぷりではないので、軽いアクセントですね。
甘くて幸せになるムラシャンでした。
次に、プティミニョンを。
このケーキは、桃とグレープフルーツの組み合わせ。
これがすごく美味しい!
桃の繊細な風味が生きたムースに、グレープフルーツは苦味や酸味が適度に抑えられていて、桃の風味に寄り添う形に。とても微妙な関係性。
食感も、ふわふわと軽いムースが主体の、ごく軽く繊細な夏のムース、というイメージ。
美味しいです。
次は、伊勢丹限定のケーキ、ココアグリウムです。
スポイト刺さってる!でもスポイトの中身聞きそびれた!
とりあえず切ってみます。
このケーキは、ココナッツのムースにライチのジュレ、グレープフルーツの果肉。
ここではココナッツの甘さとトロピカルな風味に対してグレープフルーツが果肉も含めて苦味・酸味が強めに出ている。
なので、ライチがちょっと消えているかなー?という印象はありました。
スポイトの中身は、数滴なめてみましたが、グレープフルーツの果汁?のような酸味と、アニス?のような香りが。お酒は入ってないっぽかったです。
さて、これは前々から食べてみたかったエピスフランボワーズです!
これ!インパクトスゴイですよね。
切ってみます。
このケーキは、見ての通りラズベリーが主役。
表面はラズベリーの甘酸っぱいジュレ、でも、中はこってりしたピスタチオのムースリーヌとスパイスを効かせたチョコガナッシュ。
このスパイスチョコが曲者で、さっぱりしているように見えるラズベリーのケーキに、独特の個性を与えている。ちょっとエスニックな風味すら感じるんですよね。
さっぱり&こってり&スパイシー。
すごく面白い。
確かにクセがあるので、苦手な人がいてもおかしくないと思いますが、ハマれば癖になる美味しさ。
そして、最後、スヴニール・ド・ノルマンディーを。
これ、青りんごの再現率すごいよね!
切ってみますよー
このケーキについては、事前情報として、見かけは完全にりんごだけど、味はそこまでりんごじゃない、というのを聞いていて。
でも、食べてみると、確かにりんご100%!という感じではないものの、青りんごのムースとソテーで、りんごらしさはしっかり味わえるかなと。
そこに、アニスが加わり、青りんごの独特の香気、青臭さに合っていると思う。
形先行のケーキではあるけれど、しっかり美味しく作ってあるのはさすが。
・・・そんなわけで、今日はゲネーのラズベリーと青りんご食べられて、よかった!
ゲネーはインスタ情報更新していて、今は小夏のタルトなんかがイチオシだとか。
やっぱり近々行くか!