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習志野のパティスリー「ラ・パージュ」のケーキは力強かった!

ケーキ不毛の地、千葉県。
なんでなんでしょうね。埼玉県はあんなにも名店がひしめいているのに、千葉県は本当に美味しいケーキ屋さんが少ない。
自分も、これまで流山のレタンプリュスぐらいしか行ったことなかったですよ。
だけど最近、柴田書店カフェ・スイーツと料理通信で相次いで千葉は習志野のパティスリー「ラ・パージュ」が取り上げられていて。
ラ・パージュ、名前は知ってましたが、正直そこまで注目はしていなかった。
でも、自分が見落としていただけで、実はすごくいいお店なんじゃないか?
と思って、行ってみようかと。

ここのところ寒すぎたり体調不良だったりで、なかなか行くチャンスがなかったのですが、ようやく重い腰をあげて行ってきましたよ。


ラ・パージュ、最寄り駅は習志野駅、もしくは北習志野駅。
どちらからも、駅からかなり離れているらしい。
北習志野駅からだとバスが出てるということで、じゃあ北習志野駅から行きましょうか。

北習志野駅、京成線も通ってるけど、自分の場合は東西線直通で。
家から1時間以上かけてようやく到着。
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駅から出て、バスのりばへ。
2番乗り場、習志野車庫行きのバスに乗ります。
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バスに揺られること約10分。
これは徒歩は無理だわー
第二小学校入口というバス停で降ります。
バス停を降りて数分、ラ・パージュ、見えてきました。
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なかなかおしゃれなお店じゃないの。
足元にはこんなモザイク画が。
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ラ・パージュの店内に入ると、正面の冷蔵ケースには生ケーキやシフォンケーキ、ザッハトルテなど。
ショーケースの上には焼き菓子やクロワッサンなどが。
右手のショーケースはチョコレートとケークが。
どれもすごく美味しそう!
これは、相当レベル高いのではないかい?

なにしろ滅多に来られない場所。
気になったものを一通り・・と思ってあれもこれもと注文したら、かなりの量を買うことに。
大きな紙袋をさげて、約2時間かけて家に帰ってきました。


ではでは、習志野ラ・パージュのケーキ、食べますよー。
まずは、フラヴィから。
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これ!
すごいきれい!
素晴らしいデザインセンスですよね。
白い球体にホワイトチョコの円盤が2枚貼り付いているのですが、このホワイトチョコの円盤がまた凝っていて。
裏側を見るとこんな感じ。
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おしゃれやでー
切ってみました。
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こnケーキは、ホワイトチョコのムースにいちごのコンフィチュール、下はピスタチオのタルト。
断面を見るとホワイトチョコのムースのボリュームがかなり多いように見えるんだけど、実際に食べてみると、中のいちごジャムが、普通のいちごジャムを更に凝縮したような、どろっと濃い味なので、ホワイトチョコにありがちなベタッとした単調な甘さではなく、インパクトの強い味になっている。更にピスタチオ豆とクリームをたっぷり入れたタルトがザクザクの食感で、この組み合わせでも優しい甘さのいちごミルク味ではなくて、鮮烈な味わいのケーキになってる。これはすごいなー。


次に、ルルというケーキを。
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これもフォトジェニックなフォルムですねー。
断面。
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このケーキ、食べてみると、カルバドスのアルコール分がツーンと来る。
強烈。
カルバドスと共に、りんごのコンフィチュールの甘さが。
りんごは焦げくささはないけど、しっかり火が入っていてとろりと甘い。
りんごに対して表面はキャラメルのクリーム。これも濃厚。だけど甘さはそこまでではないのと、なにしろカルバドスが強いので、りんご+キャラメルという組み合わせからイメージされる子供っぽさは皆無。
とても力強いケーキになっています。
サイドに貼り付けられたサブレもザックリで美味しい。


次に、実力を測れるミルフィーユを。ミルフィーユアラバニーユです。
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これも美しい・・
表面の粉糖の模様もそうだけど、パイの厚みの均一性がすごいと思いません?
すごく丁寧に焼いてある。
この美しいパイに対して、バニラ入りカスタードはポテポテの濃厚さ。だけど甘さはかなり抑えられている。
パイはほんのり塩気、カスタードは砂糖控えめで、味は濃いんだけど、大人びた味わいです。


モンブランも買いました。
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断面。
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こちらのモンブランは、フランス産のマロンペーストを使った、王道のスタイル。
このマロンクリームが、こってこてに濃厚。
元々のマロンペースト自体もこってりしているんだろうけど、それをクリームに仕立て上げる段階でもう一段階濃厚さを加えているような気がする。
それに対して、生クリームも乳脂肪分高めの、ミルキーで容赦なくこってりとした味わい。
メレンゲは一部しけてるものの、さくさくの食感を残したもの。
これは濃いです。重いです。


・・と、ここまで食べて。
どのケーキも、インパクトが強くて、濃厚で、力強くて、大人びている。
これ、郊外の住宅街のケーキ屋さんなんだけど、大丈夫なのか?
と、思わずいらぬ心配をしてしまう。
でもまあ、レタンプリュスも、住宅街パティスリーだけど全く遠慮してないし、
ファミリー向けではなくても、本格的なケーキを求める人に支持されればいいのかも。


ここから後半戦。
まずはシシリアンを。
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これもモダンなフォルム。
断面。
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このケーキは、名前の通りシチリア産のピスタチオを中心に、アーモンドなどで構成されたケーキ。
これが、断面を見ての通り、ストイックなまでの構成。
なので、食べ飽ききるかなー?と思いきや、ピスタチオのエグみはないけど豆っぽさを十分感じさせるムースと、キャラメリゼしたアーモンドのナッティな美味しさが加わり、香ばしくて飽きずに食べられる。
しかしこれ度胸のいる構成ですなー。


そして、ぜひ食べてみたかったスペシャリテ、イタクジャを。
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これ、超素敵なフォルムでしょ!
惚れるわー。
そして、断面。
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これも、シンプルすぎるほどシンプルな構成。
このケーキは、ヴァローナ「イタクジャ」を全面的に使用したケーキ。
イタクジャというのは、発酵したチョコをパッションフルーツの中で再発酵させて作るらしい。
でも、パッションフルーツの酸味が強く感じられる、ということはなく。
ないんだけど、香りが素晴らしく華やかですね。
カカオの香りの良さと、酸味と苦味が心地よい。
シンプルこの上ないケーキだけど、チョコの美味しさを減衰することなくケーキに移し替えていて、すごく美味しいです。
ちなみに薔薇のチョコも自家製なんだそう。この薔薇のチョコも美味しかった!


最後に、スフィアというケーキ。
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これも、個性的なチョコケーキですね。
切ってみます。
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このケーキも、シンプルなチョコケーキ。
表面の薄くて固いチョコを割ると中にガナッシュというのは、オ・グルニエ・ドールのピラミッドを想起させます。
中のチョコガナッシュはややスモーキー。
これはチョコ由来なのか、後から香り付けしたのかは不明ですが・・
で、スポイトの中の液体をかけます・・
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このスポイトの中、ほぼウイスキー。
しかも山崎を使っているのだとか。
これも容赦ないお酒の香り。
元々のチョコの燻製香が、ウイスキーの香りによって倍加させられる。
これは、完全に夜のお菓子。
子供は絶対食べられない、大人限定の妖艶な美味しさです。


ということで、後半のケーキは、さらにさらに濃厚なものが続きました。
ラ・パージュ、すごい!
美しいフォルム、濃厚で力づよい美味しさ、ファミリー層とかマーケティングよりも美学を貫くことを優先させた、素晴らしいケーキの数々。
今まで千葉県美味しいケーキ屋さんない、って言ってごめんなさい。
もっと早く来るべきでしたねー。


そして、ケーキの他に、クロワッサンと、クグロフアルザシエンヌのカット売りを。
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クロワッサンは大きくて、サクサクで、よく焼けで、素晴らしいクロワッサン。
クグロフも美味しいです。しかもこのクグロフ、カット売り1切れ108円!

最後に、マカロンも。
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このマカロン、すごく背が高いでしょ?
マカロンコックも、中のガルニチュールも、すごく分量が多い。
そして、食べてみると・・
生地はなめらかで、中のガルニチュールはフルーツやナッツ、バニラなどの香りが鮮烈!
これはかなり美味しいマカロンですね!


そんなわけで、ラ・パージュ、端的に言って名店です。
ただ、場所が場所だけに、気軽には行かれない。
マパテに来てくれれば、みんな実力を知ることが出来ると思うんだけど・・伊勢丹バイヤーさん、習志野行ってみませんか?