Nyao's Funtime!!

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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


台北特にあてどもないツアー2日目はケーキケーキパイナップルケーキ!

台北旅行、1日目の昨日は、早起きしたにも関わらず、ブログを書き終わってみれば夜中すぎ。
そして、ベッドに入ってからもテンション高くてなかなか寝付けず・・
そんなこともあって、ホテルを出たのはだいたい朝の10時ぐらいになってしまいました。

今日の台北は、雨は降りませんでしたがずっとどんよりと曇り。
気温は16度とのことでしたが、
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風がめっちゃ冷たい!かなり寒いです。
日本の真冬に比べれば厳寒というわけではないのですが、秋の終わりぐらいの寒さ。
でも、みんな真冬の格好してる。ダウン着てる人もいっぱいいたし。
そんな中、自分はシャツだけのトンチキな格好で、完全に着る服間違えた。
一応上着も持ってたんですけどねー。


今日は、ホテルを出て、東に向かってテクテク。
向かった先は、「善導寺」駅。
善導寺駅は、台北駅からすぐ。
こちらが善導寺ですね。
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でかいです。

最初の目的地は、善導寺駅から少し歩いたところにある、「福記餅店」。
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台北のパイナップルケーキ情報を集めている中で、ここが美味しいというアドバイスを頂いたので、寄ってみることに。
店内に入ると、いろんな焼き菓子がずらりと。
店員さんは日本語ペラペラで、いろいろ試食させてもらいました。
パイナップルケーキは、洗練されていないけど、まあまあ。
甘いパイナップルケーキと酸っぱいパイナップルケーキがあるということで、2種詰め合わせを購入。
あと、試食で美味しかったココナッツのお菓子も購入。
支払いはカードで・・と思って、VISAを出したのですが、なぜか通らない、ということで、現金で買いました。
あれれ?

パイナップルケーキを買って、寄ってみたのが、小籠包が美味しいというお店、「上台北小館」。
なんでも五つ星級の美味しさだと自分で言ってるのだとか。
ならば食べてみようじゃないか!
と意気込んでお店に行ったのですが、
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ありゃ、まだ営業時間前だったみたい。
どうやら台北の飲食店は、朝ごはん屋さんを除くと、11時開店が多いみたいですね。
残念。

ということで、ここで地下鉄に乗って、忠孝新生駅から忠孝復興駅へ。
忠孝新生駅、改札がなぜかJR東日本の新幹線タイアップだった。
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なんでしょうねー?

忠孝復興駅から、直接そごうの地下へ。
そごうに向かったのは、そごうの地下にも美味しいパイナップルケーキのお店があるとのことで。
お店の名前は「舊振南餅店」らしい。
でも、デパ地下いくら探しても、目当てのお店ないよ?
あれ?
でも、かわりに鼎泰豊があった。
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職人さん一生懸命小籠包作ってたけど、ぜんぜん混んでないし、もうここで小籠包食べてく?とも思ったのですが、一応やめておいて。
でも、お店なんでないんだろうねー?と思ったら、
実はそごう、すぐそばに別の建物があるんですね。
こちらが駅から直結のそごう。
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巨大!
そんでもって、こっちが別のそごう。
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こっちもでかい!
それで、こっちのそごう、デパ地下の入り口がわかりにくかったんだけど、無事に「舊振南餅店」、ありました。
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こちらのメニューはこんな感じ。
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こちらでも試食させてもらいましたが、こちらのパイナップルケーキは、「福記餅店」に比べて洗練された味。
個人的にはこっちのが好みだなー。
あと、これもやっぱり試食させてもらって気に入った、アーモンドケーキもついで買い。
かなり買いすぎた感が。

ここで、かなりお金使っちゃったんで、お金引き出そうとして、そごうのATMでVISAカード入れて、操作したのですが、
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なんか拒否される。
なんで?
おかしいな、と思って、町中に出て、他のATMでやってみたのですが、
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やっぱりダメ。
ありゃー。
カード切れない、お金の引き出しもできないとなると、これはちょっと困ったことに。
仕方ないので、もしもの時のために日本から持ってきた、虎の子の3万円のうち、2万円を、近くの銀行で両替。
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5100元でした。
レートは良くないかもですが、背に腹は代えられない。
これで一息です。

そして、そごうの近くにあるという、美味しいメロンパンのお店に向かいました。
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おう、やってない。
こういうのは一期一会。行った時にやってなかったら、それはもう諦めるしかないですね。

ここで、テクテクと安和路をくだっていきます。
安和路、なんかちょっと白金っぽい雰囲気がある道。
緑が多くて。
ここにも小さめのそごうが。
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この道沿いには、おしゃれなカフェやパン屋やケーキ屋が何軒も。
こんなケーキ屋さんもありましたね。
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そんな道を見ながら、向かった先は、台北でも大人気のパティスリー、「Le Ruben Patisserie」。
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店内に入って、ケーキの並ぶショーケースを見ると、
キャー!可愛い!
すっごく可愛いケーキがいっぱい。
そして、店内は台北女子でごったがえしています。
そんな中、異邦人のおっさんがケーキをイートインするという挙行に。
食べたいケーキの名前をメモ帳に書いて見せて、あとは身振り手振りでイートインしたいということを伝えたのですが、
日本語はもちろん英語も全く通じなくて、今回の旅でいちばんコミュニケーションに苦労した。
でも、なんとか席について、ケーキを持ってきてもらいました。
こちらが、目がハートになったLe Rubenのケーキです!
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すごいでしょ!
このフォルム、日本でもかなり受けそうですよね。
一つづつ、食べてみます。
まずは、兔子。
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見ての通り、可愛いウサギのケーキ。
これ、食べるのすごく罪悪感ありますが、切ってみました。
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丸い玉は、ホワイトチョコでコーティングしたバニラクリームにラズベリー。
甘過ぎず、お上品な味。悪くない。
下はザクザクのクッキー。
このフォルムだし、味も悪くないし、けっこういいんじゃない?


次に、不翻轉的蘋果塔。
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これは、りんごのタルトのよう。
切ったらぐちゃっとなってしまいましたが。
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これは、表面に薄切りのりんごを敷き詰め、その中にバニラクリーム、下はパイ。
これも上品な味で、超一流というたぐいのものではないけれど、りんごがさっぱりとしていて、悪くはない。


雨露茉莉。
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これも、パールクラッカンを効果的に使った、エレガントなフォルムですよね。すごく可愛い。
断面。
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食べてみると、ジャスミンのホワイトチョコムースにパッションマンゴーのジュレだね。
これは台湾ぽくていいんじゃない?美味しい。

最後、小任性。
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これは、チョコケーキにオレンジを合わせたケーキ。表面のチョコにはヘーゼルナッツ混ぜてるのかな。
断面。
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なかなかいいチョコを使ってて、カカオも感じる。
オレンジがチョコと合ってて、悪くない。


ということで、Le Ruben Patisserie、日本の一流パティスリーに比べたら、そりゃ及ばないですが、この可愛さ、手堅い美味しさは、日本でも人気店にはなれるレベル。
台湾パティスリー、なかなかやるじゃん!
うかうかしてらんないかもよ。


ケーキ4つ食べて、ちょっとお腹いっぱいになったけれど、ここから地下鉄に乗って、向かった先は東門駅。
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ここから、中正紀念堂へ向かってテクテク。
見えてきました。
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でも、中正紀念堂は前回の旅行の時にツアーで見たし、今回は当然スルー。
更に進んで、たどりついたのは、こちらのお店。
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こちらの「盛園絲瓜小籠湯包」は、店名にもありますが、へちまを使った小籠包の先駆者的なお店らしく。
へちまの小籠包、って、食べたことない。
どんなんだろ、すごく気になる。

店内の席からは、厨房で一生懸命小籠包作ってるのが見える。
こちらがメニュー一覧。
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へちま小籠包はもちろん、それだけだと寂しいので、蟹味噌小籠包も。
あと、マンゴーヨーグルトなんかも発注してみました。

待つこと、そうね、7~8分ぐらい?
意外と早く小籠包、出てきました。
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こちらは、生姜や醤油はセルフサービス。
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小菜もセルフ。
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じゃあ、まずは気になるへちま小籠包から・・・
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れんげに載せて・・
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うっすら緑の部分があるの、わかるかな?
生姜醤油をつけて食べてみたのですが・・
お!これが!
へちまは小さい角切りになってて、しゃきしゃきした食感。
小籠包自体は、へちまのさっぱり感もあるし、よくある豚くささがほとんどなく、スッキリとしている。
すごく上品な美味しさですね。

一方、蟹味噌小籠包は、
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こちらはうってかわって、蟹味噌のコクが強めの、濃厚な味わい。
こちらのほうが、小籠包食べた!感が強いかも。
でも、どちらも美味しかったです。

デザートのマンゴーヨーグルト
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量はすごく少ないけど、マンゴーが意外に美味しくて、やはり台湾のマンゴーはあなどれないなと。

ケーキにプラスして小籠包も食べて、おなかいっぱいいっぱい。
腹ごなしに少し歩きます。
中正紀念堂から東門に戻り、今度は永康街へ。
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永康街は日本人にもおなじみの通りらしいですが、たしかに観光客向けのお店が多い印象。
中国茶のお店もいっぱいありましたが、とりあえずスルー。
かき氷のお店も賑わってましたが、今日はスルー。
ひたすら道を南下します。
にぎやかな永康街を抜けて、ちょっと寂しげな通りへ。
そこに、ひっそりとあったのが、「手天品」というお店。
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なんか、意識高い系の雰囲気があります。

店内は、自分の前に日本人の女の子が2人。関西弁でした。可愛い。
その2人も買ってましたが、ここのお店もパイナップルケーキが有名らしいのです。
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こちらのパイナップルケーキは、やっぱり意識高い系の、無添加にこだわったものらしいです。
なんかなーという気もしつつ、普通のとアーモンドのパイナップルケーキと、3個づつ購入。
紙袋に入れてもらいました。紙箱は30元だったかな?

ここから更に更に南下。
ひたすら歩いて、歩いて、ようやく着きました。
行きたかった茶藝館、「紫藤盧」です。
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遠かった・・
でも、すごく雰囲気のある一軒家じゃない?
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ここはかなりの人気店らしく、自分の前にも日本人グループがいたりしました。
予約は?と聞かれたのですが、予約してません、と答えて、駄目かなー?と思ったけど、入れてもらえました。
日本語のメニューをもらって、一通り目を通してみたのですが、
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解説文がかなり詩的で、想像力を要求される。
そんな中、興味を惹かれたのがこれ。
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「定石野茶」というのは初めて聞きます。
その白毫烏龍茶なら、かなり期待できるのでは?
ということで、こちらをお願いすることに。
あと、お茶菓子は
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この中から棗餡のお菓子をチョイス。
しばらく店内を見回しながら待ちます。
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しばらくしてお茶道具一式と茶葉が。
淹れ方はだいたいわかりますが、一応インストラクションしてもらいました。
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最初の一煎は淹れてもらって、飲んでみたのですが、
!!これ、すっごく美味しい!
聞香杯でも感じたのですが、濃厚な蜂蜜の香りが、ぶわっと広がる。
これは完全に最高級の東方美人、いや、自分がこれまで飲んだ東方美人の中でも最高かも。
これと比べたら、昨日の試飲した東方美人は、申し訳ないけど、レベルが違う。
いやー、これは・・・

二煎目からは自分で淹れたのですが、二煎目はより香りが強くなり、もううっとりですよ。
水色も美しい。
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烏龍茶って、日本では真っ黒のイメージありますが、本来はかなり薄い水色なんですよね。
それが、これだけしっかり色が出てるというのは、あまり体験がない。
これはかなりのものですよ・・・

最高に美味しいお茶を飲みながら、窓の外の景色を眺める。
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そう、自分はこんな体験をしたかったのです。
幸せやあ・・・

で、今回の経験も踏まえて、自分が思うには、中国茶の淹れ方として
・茶葉はケチらない
・一回の茶葉で5煎~7煎出る、と言っても、本当に美味しいのは二煎目三煎目ぐらい。そこからは徐々に香りが落ちる。
・茶葉によって最適な湯温は異なるけど、熱いお湯を常に用意できる環境が望ましい
ということですかね。

自分は5煎目まで飲んで、席をたちました。
会計の際に、今回飲んだお茶を購入したい、と申し出たのですが、何グラム買いますか?と聞かれて、
じゃあ50グラム?と答えたら、あなたの飲んだお茶は、10グラム1100元ですがいいんですか?と。
ひえー!!
そんな高級なのだったのか!
あー、でも、わかる。わかります。
飲んでて、自分みたいのでも、明らかにレベルの違いを感じたもん。
でも、50グラムは買えないので、20グラムお願いしました。
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これは、気合い入れて飲むようにせねば・・

お店を出て、グーグルマップを見ると、紫藤盧からだと、東門へ戻るより、公館のほうが全然近い。
ということで、昨日に引き続き公館へ。そこから地下鉄で北門へ移動。

今日の夜ご飯は、「城中市場」で食べようかと。
ということで、城中市場入ったのですが、かなりカオス。
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フルーツを売るこ汚い屋台や、食事を売るこ汚いお店が連なっていて。
うーん、これは・・
そんな中、向かったのが、「老牌牛肉拉麵大王」というお店。
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このお店、実は某ガイドブックに「炸醤麺が美味しい」と紹介されていて、それを食べようかと。
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お店について、まずは看板に書かれたメニューを見てたら、店員さんが自分に
「炸醤麺?」
と聞いてきたので、
「炸醤麺。」と答える。
どうやら、あの本を見て、日本人かなり来てるなー?という雰囲気。
しばらくして、炸醤麺出てきました。
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こちらがその炸醤麺。
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食べてみましたが・・・
うーむ、これは市場飯というか、かなり雑な味だなー
味の基本は大量のにんにく、そして大量のねぎ。
唐辛子は少なめで、辛さはほとんどないんだけど、にんにくの辛さが少し。
麺は完全にうどんだし、伸びてるし、いわゆる炸醤麺とは別物。
こういうB級・・というか、D級ぐらいのご飯、好きな人は好きかもだけど・・
あ、ちなみに、ついてきたスープは、牛骨のだしが出てて、かなり美味しいです。こっちのほうが好み。

そんなこんなで、夜ご飯もかっこんだので、今日は早めにホテルに。
ちょっと疲れたねー。

ということで、今日はパイナップルケーキ3種類買ったり、カードが使えなかったり、茶藝館初体験したり、なかなかにパッツンパッツンな2日目でした。
明日も曇りの予報だけど、今日よりは少しあったかいとのこと。
だけど、今日の気候に懲りたので、上着着ていきます・・・